Five time World champ finally gets qualified after reaching GP Gold last 8

LIN Dan won world title in 2006,07,09,11 and 13 @archives

チャイナマスターズGPゴールドは20日で全種目のベスト8が出揃い、中国リン・ダン選手がようやく、8月スコットランド・グラスゴーで開催される世界選手権への出場資格を確保した。今大会は、五輪レース終了後、1年間続いた「世界選手権レース」の最終戦に当たる

これまでに世界選手権を5度制しているリン・ダン選手は、昨年8月リオデジェネイロ五輪の後、国際大会への出場を休止。本格的に現場復帰したのは、2月のドイツオープンGPゴールドから。この大会では、調整の意味もあってか、ベスト16と振るわなかったが、直後の全英オープンスーパーシリーズ(SS)プレミアでベスト4と調子を上げると、続いて出場したスイスオープンGPゴールド、マレーシアオープンSSプレミアでともに優勝。ランキングを上げて、世界選手権の出場権を争う最終戦、チャイナマスターズに乗り込んだ

欠場した前週のシンガポールオープンSS終了時点で、リン・ダン選手は世界ランク8位。世界選手権レースでは10位につけている。しかし中国勢の中では、シー・ユーチ、チェン・ロン、ティエン・ホウウェイに次ぐ4番手で、世界バドミントン連盟(BWF)の定める国・地域ごとの出場枠規定により、出場資格を得られる選手リストの外にいる。そのため、自力で出場権を得るには、今大会で中国3番手内に入ることが必要だった

リン・ダン選手は、この日の3回戦で中国の若手を退けベスト8に入り、ランキングポイント3,850点の上乗せに成功。この時点で、世界選手権レースの累計ポイントが大会前の55,558点から59,408点(暫定)に増え、今大会に出場していないチェン・ロン選手の59,054点を上回り、3番手内を確保した

同じくティエン・ホウウェイ選手もベスト8に入ったが、累計ポイントは59,040点(暫定)でチェン・ロン選手にわずかに届いておらず、次の準々決勝に勝利しなければ、自力での出場権獲得は果たせない

一方、シー・ユーチ選手は今大会に出場していないが、累計ポイントが64,383点に達しており、今大会の結果如何にかかわらず、中国1番手でレースを終えることが確定している

なお、今大会の結果を反映した27日付世界ランキングを基に出場権獲得者がすべて確定した後、出場辞退者が出るなどして欠員が生じた場合、繰り上がりで中国勢4人がそろって出場できる可能性はある。出場権を得た中国選手を実際に出場させるかの決定権は、中国バドミントン協会(CBA)が持つ

日本勢はこの日、男子シングルスの常山幹太選手、女子シングルスの大堀彩選手と川上紗恵奈選手、男子ダブルスの金子祐樹・井上拓斗組が勝ち、準々決勝に進んだ。このうち、常山選手は日本1番手、金子・井上組は日本3番手で世界選手権の出場権を得ることが確定している。ただ、実際に派遣されるかどうかは、日本バドミントン協会(NBA)が決める

一方、高橋沙也加選手は昨年のアジアジュニアと世界ジュニアを制したチェン・ユーフェイ選手、加藤美幸・柏原みき組は昨年のアジアジュニア優勝、世界ジュニア準優勝のシュー・ヤ/ドゥ・ユエ組という、中国の次代を担う19歳トリオに歯が立たず、ベスト8入りを逃した

日本選手2回戦(男子単のみ3回戦)の結果

【男子シングルス】 常山幹太(世界50位)〈15-21,21-14,21-16〉イエ・ビンホン(中国、世界321位)

【女子シングルス】 大堀彩(世界20位)〈21-16,21-15〉ジ・シュティン(中国、世界211位)、チェン・ユーフェイ(中国、世界11位)〈21-10,21-18〉高橋沙也加(世界64位)、川上紗恵奈(世界72位)〈21-8,21-11〉ペン・リティン(台湾、世界344位※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】 金子祐樹・井上拓斗(世界23位)〈21-18,21-15〉ナンタカン・ヨドパイソン/トラウト・ポティエン(タイ、世界62位)

【女子ダブルス】 加藤美幸・柏原みき(世界71位)〈12-21,15-21〉シュー・ヤ/ドゥ・ユエ中国、世界86位)

 

準々決勝の対戦カード(※これ以降、20日更新の世界ランキングを反映)

【男子シングルス】

リン・ダン(中国、世界8位)対スー・ジェンハオ(台湾、世界37位)

チャオ・ビン(中国、世界24位)対常山幹太(世界50位)

ホワン・ユーシアン(中国、世界28位)対スン・フェイシアン(中国、世界177位)

ティエン・ホウウェイ(中国、世界9位)対スエ・スアンイ(台湾、世界57位)

【女子シングルス】

チェン・ユーフェイ(中国、世界11位)対川上紗恵奈(世界73位)

ツァイ・ヤンヤン(中国、世界156位)対リ・ウェンメイ(中国、世界191位)

ガオ・ファンジエ(中国、世界83位)対ハン・ユエ(中国、世界132位)

大堀彩(世界20位)対ツァン・イーマン(中国、世界72位)

【男子ダブルス】

ワン・チリン/チェン・フンリン(台湾、世界13位)対ロウ・ジュアンシェン/チューイ・カーミン(マレーシア、世界36位)

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、世界19位)対ヘンドラ・セティアワン/タン・ブンヒョン(インドネシア/マレーシア、世界56位)

金子祐樹・井上拓斗(世界22位)対タン・チアン/ホー・ジティン(中国、世界132位)

ワン・イーリュ/ホワン・カイシアン(中国、世界16位)対ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア、世界45位)

【女子ダブルス】

ホワン・ドンピン/リ・インフェイ(中国、世界10位)対シア・ユーティン/リュウ・シュアンシュアン(中国、世界513位)

バオ・イーシン/ユー・シャオハン(中国、世界24位)対ウェイ・ヤシン/チャオ・シジュン(中国、世界513位)

タン・ジンフア/ホワン・ヤチオン(中国、世界26位)対フ・リンファン/チェン・ユーチエ(台湾、世界60位)

ティアラ・ロサリア・ヌライダ/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界18位)対シュー・ヤ/ドゥ・ユエ(中国、世界86位)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、世界6位)対ワン・チリン/リー・チアシン(台湾、世界31位)

リャオ・ミンチュン/チェン・シャオフアン(台湾、世界64位)対タン・チアン/ツォウ・チャオミン(中国、世界ランクなし)

ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、世界38位)対ツェン・ミンハオ/フ・リンファン(台湾、世界48位)

ハフィズ・ファイザル/シェラ・デビ・アウリア(インドネシア、世界27位)対ハン・チェンカイ/チェン・ル(中国、世界ランクなし)

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