
スーパーシリーズ(SS)ファイナルの一次リーグ組分け抽選会が12日、アラブ首長国連邦・ドバイで行われ、2年ぶり2度目の優勝を狙う女子ダブルス第1シードの高橋礼華・松友美佐紀組は、昨年準決勝で敗れた中国ルオ・ユー/ルオ・イン組と同じグループAに入った
グループAにはほかに、リオデジャネイロ五輪最後の出場枠をギリギリまで争った韓国チャン・イエナ/イ・ソヒ組と福万尚子・與猶くるみ組がいる。なお、日本の2ペアと中国ルオ姉妹は2年連続同じグループで、昨年は高橋・松友組とルオ姉妹が決勝トーナメントに勝ち上がった。高橋・松友組はまず一次リーグで、昨年決勝進出を阻まれた中国ペアをきっちり倒し、2014年に次ぐ2度目の頂点を目指しまい進したい。福万・與猶組は、昨年一次リーグでストレート負けした高橋・松友組とルオ姉妹、そして五輪レースで僅差で敗れた韓国ペアへの雪辱を果たし、初の決勝トーナメント進出を決めたい
SSランク1位で初めてドバイに乗り込む男子ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組は、やはり初出場のインドネシア2ペアと、2年連続出場のマッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング組(デンマーク)と同じAグループ。どのペアにも均等に勝機はあり、短期決戦の大会ゆえ、初戦からトップギアで突っ走れるかが決勝トーナメント進出のカギとなる
山口茜選手が2年ぶりに出場する女子シングルスは、組み分けの結果にかかわらず、最も混戦が予想される。リオ五輪金メダルのカロリナ・マリン選手(スペイン)、銀メダルのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手(インド)、さらにジャパンオープンSS準決勝で敗れたスン・ユ選手(中国)が同じグループにいるが、手強い相手との真向勝負は山口選手の望むところ。初出場ながら一次リーグを全勝で突破しベスト4に入った2014年の成績を上回れるか、興味は尽きない
混合ダブルスの数野健太・栗原文音組にとって、ほかの7ペアがいずれも昨年のSSプレミア以降、SSで優勝実績のある格上ばかり。1勝をあげるのは容易でないが、同じグループ首位のルー・カイ/ホワン・ヤチオン組(中国)には10月フレンチオープンSSで勝利している。リオ五輪同様、ディフェンディングチャンピオンのアドコック夫妻(イングランド)と対戦する初戦に勝って勢いをつけられるか
日本勢不在の男子シングルスは、チェン・ロン選手(中国)がリオ五輪金メダリストに付与されるワイルドカード(特別出場枠)による出場を辞退したことで、ドバイ初登場となるリー・チョンウェイ選手(マレーシア)の3年ぶり5回目のSSファイナル優勝の可能性が高い。同じグループにいるビクター・アクセルセン選手、さらに年間SSランク1位となったヤン・ヨルゲンセン選手のデンマーク勢2人がこれを阻止できるに注目したい
【男子シングルス】
◆グループA
1) ヤン・ヨルゲンセン (Denmark-1) 65440 pts
3) ティエン・ホウウェイ (China-1) 57410 pts
6) マーク・ツイブラー (Germany) 44770 pts
【繰り上がり出場】9) フ・ユン (HongKong-2) 42570 pts
◆グループB
2) ソン・ワンホ (Korea) 60390 pts
4) ウン・カロン (HongKong-1) 51960 pts
5) ビクター・アクセルセン (Denmark-2) 46820 pts
8) リー・チョンウェイ (Malaysia) 43510 pts
【女子シングルス】
◆グループA
1) タイ・ツーイン (Taiwan) 78900 pts
4) ソン・ジヒョン (Korea) 54960 pts
5) ラッチャノク・インタノン (Thailand) 54450 pts
6) ホー・ビンジャオ (China-2) 52030 pts
◆グループB
2) 山口茜 (Japan) 69110 pts
3) スン・ユ (China-1) 56150 pts
7) カロリナ・マリン (Spain) 46660 pts
8) プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ (India-1) 46290 pts
【男子ダブルス】
◆グループA
1) 園田啓悟・嘉村健士 (Japan) 62790 pts
4) ギデオン・マルクス・フェルナルディ/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ (Indonesia-1) 57610 pts
5) リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ (Indonesia-2) 52320 pts
7) マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(Denmark-1) 45110 pts
◆グループB
2) ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン (Malaysia) 62630 pts
3) ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ (China-1) 57920 pts
【繰り上がり出場】6) リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ (China-2) 47710 pts
8) マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン (Denmark-2) 43410 pts
【女子ダブルス】
◆グループA
1) 高橋礼華・松友美佐紀 (Japan-1) 83010 pts
4) チャン・イエナ/イ・ソヒ (Korea-2) 58550 pts
5) 福万尚子・與猶くるみ (Japan-2) 55240 pts
7) ルオ・ユー/ルオ・イン (China-1) 45530 pts
◆グループB
2) クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール (Denmark) 65270 pts
3) チョン・ギョンウン/シン・スンチャン (Korea-1) 62980 pts
9) チェン・チンチェン/ジア・イーファン (China-2) 41390 pts
【繰り上がり出場】10) ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン (Malaysia) 37340 pts
【混合ダブルス】
◆グループA
1) コ・ソンヒョン/キム・ハナ (Korea) 76110 pts
3) ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン (Denmark) 56860 pts
5) タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル (Indonesia-1) 54530 pts
6) プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント (Indonesia-2) 54380 pts
◆グループB
2) ルー・カイ/ホワン・ヤチオン (China-1) 64600 pts
4) ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン (China-2) 55660 pts
7) クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック (England) 49330 pts
8) 数野健太・栗原文音 (Japan) 46420 pts