
ベトナムオープングランプリ(GP)は24日、ホーチミン市で各種目の決勝が行われ、日本勢で唯一、最終日まで勝ち残った女子シングルスの峰歩美選手はシンガポールの17歳に敗れ、3つ目の国際タイトル獲得ならず。奥原希望、川上紗恵奈に次ぐこの種目、日本選手3連覇も逃した
峰選手は今大会ノーシードながら、準々決勝で第3シード、準決勝で第1シードを連破して最終日、センターコートに立った。決勝の相手はシンガポールの若手ヨー・ジアミン選手で、峰選手の優位が予想されたが、全試合ストレート勝ちで勢いに乗るヨー選手に14-21,17-21のストレート負け。6月のスペインインターナショナルチャレンジ、7月のUSオープングランプリ(GP)ゴールドに次ぐ、国際大会3連勝の好機を逸した
勝ったヨー選手は、昨年10月インドネシア・クドゥスで行われたアジアジュニアU17(17歳未満)選手権でシングルスとダブルスともに制した、シンガポールが4年後、東京五輪での活躍を期待する17歳。2014年に奥原希望選手、15年に川上紗恵奈選手と日本が2年続けて保持した女子シングルスのタイトルを奪い取った
峰選手は現在世界ランクで、奥原希望、山口茜、佐藤冴香、三谷美菜津、橋本由衣、今別府香里、大堀彩に次ぐ日本8番手につける。今回、GP準優勝で得られるランキングポイント4,680点を上乗せし6番手に浮上するが、勝機は十分あっただけに優勝しておきたかったところ。リオデジャネイロ五輪後最初のスーパーシリーズ(SS)、ジャパンオープン(9月20~25日)でベスト8以上の結果を残せるか、真価が問われる
決勝の結果
【男子シングルス】 ウォン・ウィンキ(香港、世界26位)〈21-12,14-21,21-13〉チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界58位)
【女子シングルス】 峰歩美(世界56位)〈14-21,17-21〉ヨー・ジアミン(シンガポール、世界161位)
【男子ダブルス】 クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界16位)〈21-18,14-21,7-21〉リー・ヤン/リー・ジェフエイ(台湾、世界32位)
【女子ダブルス】 ロシタ・エカ・プトリ・サラ/デラ・デスティアラ・ハリス(インドネシア、世界23位)〈21-11,21-15〉リズキ・アメリア・プラディプタ/ティアラ・ロサリア・ヌライダ(インドネシア、世界48位)
【混合ダブルス】 タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界37位)〈21-16,21-11〉アルフィアン・エコ・プラセトヤ/ア二サ・サウフィカ(インドネシア、世界50位)