
アジアジュニア選手権個人戦準決勝、女子ダブルスの川島美南・上杉夏美組は第3シードの中国ペアの前に屈し、決勝進出を果たせず銅メダルに終わった。ただ試合直後、BadPaL に対し、敗戦への悔しさを示すと同時に、11月世界ジュニア選手権でのメダル獲得を狙う意向を明確にした

3回戦で第1シードのインドネシアペアにストレート勝ち、準々決勝で中国ペアをフファイナルゲーム25-23で撃破する活躍で日本勢で唯一、ベスト4に残った川島・上杉組。しかしこの日は、中国シュー・ヤ/ドゥ・ユエ組に力負けした。加えて、追い上げるチャンスをつかんだ直後にサーブミスが出るなど、国際舞台での経験不足を露呈。前日まで見せていた、持ち味とする攻めのプレーを貫くことができなかった
川島・上杉組は試合後、BadPaL の取材に応じ、中国ペアが自分たちより勝っていた点として、「パワー」(川島)と「攻めに持っていく形」(上杉)をあげた。試合を終えての感想を聞くと、「ほぼ悔しい(気持ちが大半を占める)」と述べた上で、「銅メダルを獲得できたことは自信になる。(11月にスペインで開催される)世界ジュニア選手権でメダルを取れるようにがんばる」と新たな決意を示した、

男子シングルスでは、台湾期待のリー・チアハオ選手がリュウ・ハイチャオ選手に競り勝ち、中国勢同士の決勝を阻止した。決勝では、1998年のチエン・ユーシウ元選手以来18年ぶりとなる台湾発のアジアジュニア男子シングルスチャンピオンの誕生に期待がかかる
準決勝の結果
【男子シングルス】
スン・フェイシアン(中国、第8シード)〈21-12,21-16〉ラクシャ・セン(インド、第15シード)
リー・チアハオ(台湾、第7シード)〈21-14,16-21,21-17〉リュウ・ハイチャオ(中国)
【女子シングルス】
グレゴニア・マリスカ(インドネシア、第4シード)〈21-13,13-21,21-10〉ガオ・ファンジエ(中国、第7シード)
チェン・ユーフェイ(中国、第3シード)〈棄権〉キム・ガウン(韓国、第6シード)
【男子ダブルス】
タン・チアン/ホー・ジティン(中国、第1シード)〈21-10,21-16〉レン・シャンユー/ファン・チウユエ(中国、第8シード)
ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国、第3シード)〈21-15,21-17〉ソー・ウーイイック/ウーイ・ジヘン(マレーシア、第6シード)
【女子ダブルス】
シュー・ヤ/ドゥ・ユエ(中国、第3シード)〈21-15,21-17〉川島美南・上杉夏美
アリサ・サプニティ/ルータイチャノク・ライスアン(タイ、第5シード)〈13-21,14-21〉ツォウ・チャオミン/ニ・ボウウェン(中国)
【混合ダブルス】
ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国、第1シード)〈21-14,21-12〉ツォウ・ハオドン/ホゥ・ユーシアン(中国)
リノフ・リバルディ/アプリアニ・ラファユ(インドネシア、第3シード)〈17-21,20-22〉キム・ウォンホ/イ・ユリム(韓国)