Taiwanese Aces ready for Rio after winning at Taipei GP Gold

TAI-1
TAI TzuYing of Taiwan @archives

台湾オープングランプリ(GP)ゴールドの決勝が3日、台北市で行われ、地元の男女シングルスのエース、チョウ・ティエンチェン選手とタイ・ツーイン選手が優勝し、残り1カ月余りとなったリオデジャネイロ五輪本番に向け弾みをつけた

女子シングルス第2シードのタイ・ツーイン選手は、1回戦から準決勝まで1ゲームも落とさず勝ち進み、決勝でも第1シードの中国ワン・シーシャン選手にス トレート勝ち。自国開催の大会で、初優勝した2012年に次ぐ2度目のタイトルを手にした

リオ五輪(バドミントン競技)への出場権を得た台湾勢の中で、最もメダル獲得の可能性が高いタイ選手。五輪レース期間中に優勝はなかったが、レース終了後、6月のインドネシアオープンスー パーシリーズ(SS)プレミアに続く2勝目を挙げ、来月の五輪本番に向け確実に調子を上げている

タイ選手に対してはその独創性あふれる自由なプレースタイルがゆえに、五輪前最後のスーパーシリーズ(SS)、オーストラリアンオープンを制したインドのサイナ・ネワル選手をはじめ、やりにくさを感じているトップ選手が少なくない。反面、安定性に欠ける部分があるため、これまではダークホース的存在から脱しきれなかった。しかし、ロンドンに次ぐ2度目の五輪を前に体をしっかり絞り上げ、スタミナ面の不安も解消されてきたことから、世界ランクは9位ながら、メダル候補の1人としての存在感をはっきり示した

CHOU
CHOU TienChen of Taiwan @archives

リー・チョンウェイ、チェン・ロン、リン・ダンという世界ランク1~3位が五輪の準備に専念するため出場を取りやめた男子シングルス。第5シードで臨んだチョウ選手は、タイのブーンサックポンサナ選手、香港ウォン・ウィンキ選手、マレーシアのイスカンダー・ズルカルナイン・ザイヌディン選手ら実力者を次々に破って勝ち上がり、決勝では、世界ランクで中国8番手につけるチャオ・ビン選手にストレート勝ち。昨年、決勝でチェン・ロン選手に敗れ逃したタイトルを、今年はきっちり手元に引き寄せた

この種目で地元台湾選手が優勝するのは、1999年のフン・ペルマディ選手(インドネシアから帰化)以来17年ぶり、大会史上2人目の快挙となる

台湾勢は男子ダブルスでもワン・チリン/チェン・フンリン組が決勝進出を果たし、優勝を狙った。しかし、世界ランク上位の中国リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ組を相手にファイナルゲーム22-24で屈し、台湾に3つ目のタイトルをもたらすことはできなかった

結局、ダブルス3種目は中国がすべて取り、国・地域別のタイトル獲得数は、中国3種目、台湾2種目という結果に終わった

決勝の結果

【男子シングルス】 チョウ・ティエンチェン(台湾、世界7位)〈21-18,21-17〉チャオ・ビン(中国、世界53位)

【女子シングルス】 ワン・シーシャン(中国、世界8位)〈21-23,6-21〉タイ・ツーイン(台湾、世界9位)

【男子ダブルス】 リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ(中国、世界14位)〈21-17,17-21,24-22〉ワン・チリン/チェン・フンリン(台湾、世界19位)

【女子ダブルス】 ルオ・ユー/ルオ・イン(中国、世界7位)〈18-21,16-21〉ツォン・チアンシン/ホワン・ドンピン(中国、世界127位)

【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(中国、世界38位)〈21-13,21-16〉タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界44位)

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s