Day 4 of Asia Team : Japan to face Taiwan in quarter

アジア団体選手権4日目、日本の男女はこの日も勝って全勝を守り、順当に一次リーグ1位通過を果たした。試合終了後に行われた決勝トーナメントの組み合わせを決める抽選の結果、19日の準々決勝では、男女ともにベスト4入りをかけ台湾と対戦する

男子は2年前のトマス杯決勝の相手マレーシアと顔を合わせた。ただマレーシアバドミントン協会(BAM)がアジア予選は若手中心で臨むと決めたことで、力の差は歴然。警戒すべきは、ディフェンディングチャンピオンに対し失うものなく向ってくる勢いのみだったが、日本はあっさりと跳ね除けた

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Kento MOMOTA

圧巻は第1シングルスの桃田賢斗選手。日本リーグを終えたばかりで、前回覇者としてトマス杯本戦出場を確定していることもあり、今大会ここまで、「心に沸き立つものがない」と認めながら、ジュニア時代のライバル、ズルファドリ・ズルキフリ選手をまったく問題にせず一蹴した。2011年のアジアジュニア選手権と世界選手権のいずれも準決勝で敗れて以来、対戦機会がなかったため、記録上は2連敗中で試合前は「意識した」という。しかし2~3球打ち合っただけで、「トップ選手の球ではない」と相手の実力を見極め、「8割の力も出さず」に圧勝した

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Hiroyuki ENDO / Kenichi HAYAKAWA

続いて登場した第1ダブルスの早川賢一・遠藤大由組も快勝。5月初めまで続く五輪レースを戦い抜く上で、1月はトレーニング期間と話し合って決め、マレーシアマスターズグランプリ(GP)ゴールドなど国際大会への出場を控えていた。日本リーグで実戦もこなしてきたが、「日本の選手の球は慣れてしまっている。海外の選手の球は受けていないと2カ月足らずでも不安になる」とした上で、「今年これまでに身につけたものを今回は試して、3月のドイツオープン、全英オープンへとつなげていきたい」と語った

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Takuma UEDA

日本が2種目を連取し勝利に王手をかけて迎えた3種目目、第2シングルスの上田拓馬選手は、1月のマレーシアマスターズGPゴールドで優勝するなど、今シーズン勢いのあるイスカンダー・ズルカルナイン・ザイヌディン選手にフルゲームの末に敗れ、日本男子が今大会初めてポイントを失う

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Keigo SONODA / Takeshi KAMURA

それでも次に控える第2ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組が第1ゲームを難なく取った後、第2ゲームを失いながらファイナルゲームで再び圧倒する勝利で、日本の一次リーグ首位通過を決めた

園田・嘉村選手は試合後、1月のマレーシアマスターズGPゴールドから前週末に行われた日本リーグ最終戦まで試合続きで、体がきついことを認めた上で、「代表の団体戦ではこれまで貢献できていない」とし、前回トマス杯優勝メンバー、さらには全日本総合選手権覇者としての自覚を持ってアジアチャンピオンのタイトルを狙う意欲を示した

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Kenta NISHIMOTO

この日、しんがりを務めたのは、日本代表の団体戦初出場となった西本拳太選手。「日本代表の先輩たちの前で試合をするのは緊張する」と話した通り、第1ゲーム20-14から4連続得点、第2ゲーム16-11から6連続得点を許すなど、1つ年下の相手に、力は上で試合を優位に進めていたにもかかわらず、後半付け入る隙を与えてしまう。勝ちはしたものの、「反省点ばかりの試合だった」と振り返り、「2対2で回ってきたらもっと緊張したと思う」と反省しきりだった。ただ、「B代表は海外で良い成績を残せばいいが、A代表は勝たなければならない」と指摘。そうした自覚を持って今後の試合に臨んでいきたいと、A代表としての覚悟を示した

Three local men

Prannoy, Ajay and Srikanth : three pillars of India

日本以外の男子団体では、中国が開催国インドに2対3で敗れ、A組1位通過を逃した。初戦のシンガポール戦に続いてシングルス陣が振るわず、世界8位のティエ ン・ホウウェイ選手がキダンビ・スリカンス選手、世界11位のワン・ツェンミン選手がアジャイ・ジャヤラヤム選手、ユース五輪金メダルのシー・ユーチ選手がH.S.プラノイ選手に相次いで屈し、敗退した

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Nozomi OKUHARA

一方、日本女子は、前回ユーバー杯の準決勝で対戦し、3対2の僅差で勝利を手にしたインドと、再びアウェーの状況下で戦った。ただ、相手国のエース、世界ランク2位のサイナ・ネワル選手は今大会エントリーしておらず、オープニングマッチは、世界8位の奥原希望選手と世界12位のプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手の対戦となった

奥原選手は今シーズン最初の国際大会で、「海外の選手の球を受けていなかった」ことによる緊張から第1ゲームを落とす。しかし、続く2ゲームをしっかり取り返して、チームに最初の1勝をもたらした。その後は、第3シングルスと橋本由衣選手と第2ダブルスの松尾静香・内藤真実組が1ゲームずつ落としたものの、終わってみれば5対0の完勝だった

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Sayaka SATO

日本はこの日、チームの精神的柱でもあるダブルスのエース、高橋礼華・松友美佐紀組まで回る前のシングルス3人で実質的に勝負を決した。第2シングルスの佐藤冴香選手は、「2012年ユーバー杯以来の団体戦。前回は第1シングルスで対戦相手はすべて格上の選手だったので挑戦者としてやれた。今回は第2シングルスで勝たなければならないという緊張がある。ただこのプレッシャーの中で勝つことが、この後の個人戦にもつながると思う」と述べた

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Yui HASHIMOTO

第3シングルスに起用された橋本由衣選手は、「代表の団体戦のメンバーに選ばれるのはアジア大会に続き2度目だが、前回は出場機会がなく、出るのは初めて。日本代表として変な試合はできない。世界ランクで上位にいる山口茜選手が出場できず代わりに出させてもらっているので、しっかり勝ってアピールしたい」と試合後、コメントした

4日目の試合結果

◆男子

【A組】 中国(1勝1敗)2―3インド(2勝)

【B組】 日本(3勝)4―1マレーシア(2勝1敗)

(第1シングルス) 桃田賢斗(世界4位)〈21-10,21-11〉ズルファドリ・ズルキフリ(世界38位)

(第1ダブルス) 早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈21-13,21-16〉タン・ウィーギーン/テオ・イーイ(世界101位)

(第2シングルス) 上田拓馬(世界31位)〈21-17,14-21,17-21〉イスカンダー・ズルカルナイン・ザイヌディン(世界39位)

(第2ダブルス) 園田啓悟・嘉村健士(世界18位)〈21-10,15-21,21-8〉タン・キアンメン/ロウ・ジュアンシェン(世界145位)

(第3シングルス) 西本拳太(世界46位)〈21-18,21-19〉スーン・ジュ―ベン(世界80位)

【B組】 スリランカ(1勝2敗)5―0ネパール(3敗)

【D組】 韓国(2勝)3―2香港(1勝1敗)

◆女子

【A組】 中国(2勝)4―1マレーシア(1勝1敗)

【C組】 タイ(2勝)5―0台湾(1勝1敗)

【D組】 韓国(2勝)4―1インドネシア(1勝1敗)

【D組】 日本(1勝)5―0インド(1勝)

(第1シングルス) 奥原希望(世界8位)〈18-21,21-12,21-12〉プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(世界12位)

(第2シングルス) 佐藤冴香(世界13位)〈24-22,21-14〉P.C.トゥラシ(世界111位)

(第3シングルス) 橋本由衣(世界16位)〈23-25,21-14,21-14〉ガデ・ルスヴィカ・シヴァニ(世界133位)

(第1ダブルス) 高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)〈21-12,21-18〉ジュワラ・グッタ/アシュウィニ・ポンナッパ(世界14位)

(第2ダブルス) 松尾静香・内藤真実(世界12位)〈18-21,21-11,21-16〉ネラクリヒ・シキ・レディ/プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(世界ランクなし)

 

一次リーグ最終日終了時点のグループ内確定順位

◆男子(14カ国・地域※太字は決勝トーナメント進出チーム)

【A組】 1位:インド(2勝)、2位:中国(1勝1敗)、3位:シンガポール(2敗=一次リーグ敗退)

【B組】 1位:日本(3勝)、2位:マレーシア(2勝1敗)、3位:スリランカ(1勝2敗=一次リーグ敗退)、4位:ネパール(3敗=一次リーグ敗退)

【C組】 1位:インドネシア(3勝)、2位:台湾(2勝1敗)、3位:タイ(1勝2敗=一次リーグ敗退)、4位:モルディブ(3敗=一次リーグ敗退)

【D組】 1位:韓国(2勝)、2位:香港(1勝1敗)、3位:フィリピン(2敗=一次リーグ敗退)

◆女子(12カ国・地域)

【A組】 1位:中国(2勝)、2位:マレーシア(1勝1敗)、3位:香港(2敗=一次リーグ敗退)

【B組】 1位:タイ(2勝)、2位:台湾(1勝1敗)、3位:スリランカ(2敗=一次リーグ敗退)

【C組】 1位:韓国(2勝)、2位:インドネシア(1勝1敗)、3位:モルディブ(2敗=一次リーグ敗退)

【D組】 1位:日本(2勝)、2位:インド(1勝1敗)、3位:シンガポール(2敗=一次リーグ敗退)

 

一次リーグの全日程終了後、決勝トーナメントに進出した男女それぞれ8チームによる組み合わせ抽選会が行われ、準々決勝の対戦カードが決まった。日本は19日、男女ともにベスト4進出をかけて台湾と戦う

◆男子準々決勝の対戦カード

韓国(D組1位)対中国(A組2位)

日本(B組1位)対台湾(C組2位)

インド(A組1位)対マレーシア(B組2位)

インドネシア(C組1位)対香港(D組2位)

◆女子準々決勝の対戦カード

中国(A組1位)対インドネシア(C組2位)

韓国(C組1位)対インド(D組2位)

タイ(B組1位)対マレーシア(A組2位)

日本(D組1位)対台湾(B組2位)

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