Muar City denies Puchong’s upset in final

Muar City (2)
Muar City BC did win again

チャンピオンズチャレンジは16、17日にそれぞれ準決勝と決勝を行い、ムアルシティBCがパープルリーグに続く、ダブルタイトルを手にした。唯一の日本人、峰歩美選手が助っ人参戦するプチョンユナイテッドBCは、準決勝を1ゲーム差で競り勝ち決勝に進んだが、パープルリーグを圧倒的な力で制したムアルシティBCをあと一歩のところまで追い詰めながら、逆転負け。準優勝に終わった

LEE and LEE
LEEx2 helped Muar City a lot

ムアルシティBCが優勝を成し遂げることができたのは、外国人助っ人によるところが大きい。とりわけ、パープルリーグから引き続き参戦している韓国のベテラン2人、イ・ヒョンイル選手(35)とイ・ヒョジュン選手(35)は、チャンピオンズチャレンジに入り1敗ずつ喫したものの、その存在感はやはり大きかった

Ayumi in final
Ayumi never lost at Genting Highlands

一方、プチョンユナイテッドBCの峰選手もクラブに大きく貢献した。準決勝で、2010年ユース五輪シンガポール大会銀メダル、13年ニュージーランドオープングランプリ(GP)優勝の実績を持つ中国デン・シュエン選手に逆転勝ち。昨シーズン3位のプチョンユナイテッドBCをファイナリストに押し上げる立役者となった。決勝ではパープルリーグ最終戦でも対戦し勝っているインドネシアのルシディナ・アンタルダヤ選手を寄せ付けずにストレート勝ち。終わってみれば、初戦から負けなしの3連勝(パープルリーグ最終戦を加えると4連勝)でチャンピオンズチャレンジを終えた

Mixed in final
LEE HyoJung (2nd from left) defeated CHENG WenHsing (R)

プチョンユナイテッドBCは峰選手と男子シングルスのエース、ダレン・リュー選手で最初の2種目を連取。ゲームカウントを6―1とし、ムアルシティBCを大きくリードした。しかし、3種目目の混合ダブルスでイ・ヒョジュン選手がハン・サンフン選手と組む韓国ペアに、日本リーグでもプレーする台湾チェン・ウェンシン選手と2010年世界ジュニア男子ダブルスチャンピオン、マレーシアのユー・ホンケン選手の2人がファイナル(第5)ゲームで敗れ、8―4と差を詰められる

こうなると、マレーシア同士の対決となる残り2種目、男子ダブルスと第2男子シングルスは、ムアルシティBCの選手の方が実力は上。プチョンユナイテッドBC勢は結局、1ゲームも取れずに敗れ、ゲームカウントでも8―10と逆転され、今シーズンのムアルシティBCに唯一黒星をつけたパープルリーグ最終戦の再現はならなかった

AyumiCC-5
Slowly but surely Ayumi won a lot of Malaysian supporters

すべての日程を終えた峰選手に、パープルリーグならびにチャンピオンズチャレンジ初参戦の感想を尋ねると、「楽しかった」と笑みを見せた。逆に最も大変だったことは何か聞くと、「英語ができなかったこと」と答えた

今回、クラブの看板選手の1人として、ダレン・リュー選手とともに試合前のサイン会。試合後には観客席に足を踏み入れ文字通り直接ファンと触れ合うなど、クラブが推し進めるプロモーション活動にも連日参加。「日本ではないこと」と苦笑しながら、「ファンサービスの一環としてありかも」と、まんざらではない表情を見せた

峰選手は2016年の目標として、「負けない」を掲げているというが、その言葉通り、今シーズン「初戦」を負けなしで終えた。「こういう大会に出ると海外でもっと試合をしたくなる」と認め、「タイミングが合えばまた出てみたい」とする一方、国内のレベルが高いので日本で勝てれば海外でも通用する、という気持ちを持って国内をベースに戦っていく意向を示唆した。また今年から所属チームには、日本の女子シングルス2番手で将来のエース候補と期待される山口茜選手が正式に加入するが、「(実力は)上と認めていて刺激になる。やりにくいといった気持ちはない」と明言。その上で、「しっかりしないと(山口選手の)相手にならなくなる。先輩としての威厳を保てるようにするためにも、がんばりたい」と、笑顔で意気込みを語った

準決勝(16日)の結果

プチョンユナイテッドBC(3位)11-10カポンBC(6位)

【男子シングルス1】 ダレン・リュー(マレーシア)〈9-11,11-8,11-9,10-11,9-11〉ウェイ・ナン(香港)

【女子シングルス】 峰歩美(日本)〈10-11,11-9,7-11,11-5,11-7〉デン・シュエン(中国)

【混合ダブルス】 ユー・ホンケン/チェン・ウェンシン(マレーシア/台湾)〈11-10,8-11,11-8,11-9〉オン・ジアングオ/メイ・チリ(マレーシア/中国)

【男子ダブルス】 オウ・ヤオハン/ウォン・ファイイン(マレーシア)〈5-11,6-11,6-11〉アンドレイ・アディスティア/タイ・アンカン(インドネシア/マレーシア)

【男子シングルス2】 シエド・アクバル・シャービン・S・ムスタキム(マレーシア)〈10-11,11-7,11-6,11-8〉パンジ・アクバル・スドゥラジャト(マレーシア)

ムアルシティBC(リーグ1位)9-0アンパンジャヤBC(7位)

【男子シングルス1】 イ・ヒョンイル(韓国)〈11-9,11-10,11-8〉ゴー・ギアプチン(マレーシア)

【女子シングルス】 ルシディナ・アンタルダヤ(インドネシア)〈11-7,11-8,11-9〉デシリー・ショウ・ハオ・シャン(インドネシア)

【混合ダブルス】 ハン・サンフン/イ・ヒョジュン(韓国)〈11-8,11-7,11-6〉オン・ユーシン/シェボン・ジャイ・ラミー(インドネシア)

【男子ダブルス】 タン・ビンシェン/チョウ・パクチュウ(マレーシア)〈打ち切り〉チン・チュアンジュエ/クアン・カンチュン(マレーシア)

【男子シングルス2】 タン・チュンシーン(マレーシア)〈打ち切り〉リー・チュクユー(マレーシア)

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決勝(17日)の結果

ムアルシティBC(リーグ1位)10-8プチョンユナイテッドBC(3位)

【男子シングルス1】 イ・ヒョンイル(韓国)〈11-4,6-11,7-11,6-11〉ダレン・リュー(マレーシア)

【女子シングルス】 ルシディナ・アンタルダヤ(インドネシア)〈7-11,5-11,6-11〉峰歩美(日本)

【混合ダブルス】 ハン・サンフン/イ・ヒョジュン(韓国)〈11-9,10-11,11-9,6-11,11-6〉ユー・ホンケン/チェン・ウェンシン(マレーシア/台湾)

【男子ダブルス】 タン・ビンシェン/チョウ・パクチュウ(マレーシア)〈11-8,11-2,11-7〉オウ・ヤオハン/ビクター・オン・ジン・カイ(マレーシア)

【男子シングルス2】 タン・チュンシーン(マレーシア)〈11-8,11-6,11-2〉シエド・アクバル・シャービン・S・ムスタキム(マレーシア)

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チャンピオンズチャレンジ出場8クラブの最終順位は次の通り

1st Runer-up
Puchong United BC, First runner-up

【優勝】 ムアルシティBC(※パープルリーグに次ぐダブルタイトル)

【準優勝】 プチョンユナイテッドBC

【3位】 カポンBC(※昨シーズン覇者)

【4位】 アンパンジャヤBC

【5位】 プタリンジャヤBC 【6位】 チェラスBC 【7位】 スルダンBC 【8位】 プタリンBC

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