
チャイナオープンSSプレミア準決勝、男子シングルスでマレーシアのリー・チョンウェイ選手が中国リン・ダン選手との1時間30分を越える接戦に勝ち、決勝に進んだ。チョンウェイ選手にとって、前回五輪レース中の韓国オープンSSプレミア(2012年1月)以来のリン・ダン戦勝利。その後は12年ロンドン五輪、13年世界選手権、14年アジア大会と毎年メジャーな大会で顔を合わせたが、いずれも敗れていた
昨年の世界選手権でのドーピング違反による8カ月の資格停止の後、5月に国際大会へ復帰を果たしたチョンウェイ選手がライバルを倒して、今シーズンSS参戦5戦目で2度目の決勝に進んだ。第1ゲームは一度もリードを奪えずに落とし、第2ゲーム14-17、ファイナルゲーム10-15の劣勢を覆しての勝利だった
チョンウェイ選手は試合後、マレーシアのメディアに対し、「(今シーズン初めて対戦した)ジャパンオープンで一方的に敗れた後、準備をしてきた。リン・ダンに彼の母国で勝てたことは満足感が大きい」と述べた。また、SSの中で唯一、チャイナオープンのタイトルをとっていないことが今大会に臨む特別な動機付けになっていると明かし、世界ランク1位の中国チェン・ロン選手と対戦する決勝に向け、意気込みを示した
日本勢は、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組が、前週の韓国マスターズグランプリ(GP)ゴールド優勝の韓国チャン・イエナ/イ・ソヒ組に競り勝ち、インドオープン、シンガポールオープンに続く今シーズン3度目のSS決勝進出。前年の成績(ベスト4)も上回った
一方、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組は、同じく韓国マスターズGPゴールドを制した韓国キム・サラン/キム・ギジョン組にストレートで敗れ、今シーズン初の決勝進出を逃した
準決勝の結果
【男子シングルス】
チェン・ロン(中国、世界1位)〈21-11,21-17〉ソン・ワンホ(韓国、世界11位)
リン・ダン(中国、世界3位)〈21-17,19-21,19-21〉リー・チョンウェイ(マレーシア、世界9位)
【女子シングルス】
サイナ・ネワル(インド、世界2位)〈21-13,21-18〉ワン・イーハン(中国、世界8位)
ワン・シーシャン(中国、世界6位)〈14-21,5-21〉リ・シュエリ(中国、世界7位)
【男子ダブルス】
ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界5位)〈21-15,21-19〉コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界12位)
早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈17-21,18-21〉キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界11位)
【女子ダブルス】
高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)〈21-18,21-17〉チャン・イエナ/イ・ソヒ(韓国、世界17位)
ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界5位)〈13-21,19-21〉ユー・ヤン/タン・ユエンティン(中国、世界140位)
【混合ダブルス】
ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-19,21-11〉シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界4位)
リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界3位)〈16-21,19-21〉ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界5位)
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決勝の対戦カード
【男子シングルス】 チェン・ロン(中国、世界1位)対リー・チョンウェイ(マレーシア、世界9位)
【女子シングルス】 サイナ・ネワル(インド、世界2位)対リ・シュエリ(中国、世界7位)
【男子ダブルス】 ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界5位)対キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界11位)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対ユー・ヤン/タン・ユエンティン(中国、世界140位)
【混合ダブルス】 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)対ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界5位)