Day 6 of Sudirman : Japan clinches medal overcoming mentally tough match

Team Japan fought together on and off the court

Team Japan fought together both on and off the court

スディルマン杯6日目、日本は準々決勝で、ベストメンバーでないにもかかわらず予想を超えるファイティングスピリットを見せたデンマークに押され、最終種目のファイナルゲーム18-19まで追い詰められたが、ギリギリのところで競り勝ち、目標だった初のメダルを確保した。次は初の決勝進出をかけ、過去優勝3回、チームランキング2位の韓国に挑む

Kenta / Ayane failed to deliver the first point to Team as a vanguard

Kenta / Ayane failed to deliver the first point as a vanguard

日本は最初の種目の混合ダブルスに、今大会ここまでチームの勝敗が決した後とはいえ、2戦2勝と結果を残した数野健太・栗原文音組を続けて起用した。身長203センチメートルのマッズ・ピーラー・コルディング選手が引っ張るデンマークペアを相手に第1ゲームを一方的な展開で失った後、第2ゲームを奪い返しファイナルゲームに持ち込む。しかしファイナルでは、中盤以降、反撃の糸口を見出せずに大きく引き離されて敗退。3戦目にして初めてトップバッターとしてコートに立ったが、チームに最初のポイントをもたらすことができず、悔しい初黒星となった

2種目目、男子シングルスの桃田賢一選手の対戦相手は当初、デンマークのエース、ヤン・ヨルゲンセン選手(世界ランク3位)と発表されていた。しかし試合前になって発熱したことで、世界バドミントン連盟(BWF)の規定に則り、ビクター・アクセルセン選手(世界9位)に変更された。スディルマン杯では、いったん登録された選手が体調不良などで出場できなくなった場合、オフィシャルドクターの診断を経て、世界ランク下位の選手に変更することが認められているという

Kento in QF

Kento played his role well earning one point to Team

ジュニア時代からのライバルである桃田選手とアクセルセン選手の通算対戦成績は、桃田選手の2勝1敗。ただ勝った試合も内容は拮抗しており、今回もどちらが勝ってもおかしくない状況だ。大会前に足をねんざしたことで準備不足を認める桃田選手が、第1ゲームを先取した後、第2ゲームを「差し出す」形になるが、それでもファイナルゲームは疲れの見えるアクセルセン選手を動きで圧倒し、21-9と完勝した

桃田選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、デンマーク戦は女子2種目で日本が優位なため、「自分が勝てばチームの勝利に大きく近づくことは、試合前からしっかり意識していた」と明かした。ただ、昨年のトマス杯時に比べ、勝った後のチームメイトに向けたガッツポーズが控えめな点を指摘すると、「今回は大会前の準備が十分でなく不安もあり、自分が決めてやるというより、何とかチームのために1ポイント取りたいという姿勢で戦った。試合が終わった時は、ヨシッという感じはなく、勝ててホッとした気持ちだった」と説明した。対戦相手が変更になったことは、「どちらも強いので同じ」と影響なかったと指摘。準決勝の韓国戦については、「いきたいが、体と相談しながら」と答えた

Nozomi in QF

Nozomi showed her capability with no mercy

3種目目は女子シングルス。前の試合では格上の台湾タイ・ツーイン選手に敗れはしたものの、互角に渡り合い、あと少しのところまで追い詰めた奥原希望選手が2試合続けての登場。2月のドイツオープングランプリ(GP)ゴールドで初めて対戦し勝っているリネ・ケアースフェルト選手を相手に、第1ゲームこそもたつく場面もあったが、第2ゲームに入ると実力差を見せつけるほぼ完ぺきな試合運びで快勝し、日本の勝利に王手をかけて、4種目目の男子ダブルスにバトンをつないだ

奥原選手は試合後、「今回は選ばれないかもと思っていた。役割を果たし、チームに貢献できて良かった」と述べるとともに、この時点で、準決勝の韓国戦への出場に強い意欲と自信を示した

ENDO -HAYAKAWA in QF

ENDO / HAYAKAWA mentally collapsed in Sudirman QF again

男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組は、マッズ・コンラド・ペターセン選手がケガのため、パートナーを代えて臨んできたマッズ・ピーラー・コルディング/キム・アストルプ・ソレンセン組 と対戦した。マッズ・ピーラー・コルディング選手の高さにはこれまで手を焼いてきているが、4月のシンガポールオープンスーパーシリーズ(SS)で克服。 しかも今回は正規のペアでないため、早川・遠藤組が日本の勝利を決めるとだれもが予測した。ところがふたを開けてみると、出だしこそ先行するが、その後はもみ合いの展開となり、終盤19-18とリードしながら3連続得点を許し第1ゲームを落とす。第2ゲームは勢いを得たデンマークペアに主導権を握られ、中盤2点差まで詰め寄るのが精一杯で、一度も追いつくことができず敗れた

早川・遠藤組は、2年前のクアラルンプール大会でもメダルのかかったタイとの準々決勝で、普段なら負けない世界ランク下位のペアに不覚を取り、チームの期待に応えられなかった。試合後、あすの準決勝も視野に、「問題はメンタルなのか、敗因を今日中に見極めたい」と述べ、ミックスゾーンから歩き去った

一方、デンマークに大きな1勝をもたらしたマッズ・ピーラー・コルディング選手は BadPaL の取材に応じ、「(キム・アストルプ・ソレンセン選手とは)ほとんど一緒に組んでプレーしたことがなく、負けも覚悟して戦ったが、プレッシャーは日本ペアにあった。第1ゲーム19点の時、表情に出ていた」と試合を振り返った。前回対戦時には正規のペアで早川・遠藤組に敗れているが、対戦ごとに戦略を変えているのか聞いてみると、「毎回、どちらが勝ってもおかしくない状況で戦っている」とし、特別な戦略や自信を持って臨んでいるわけではないと答えた。最後に、2メートルを超える自身の背の高さをアドバンテージに感じるか尋ねると、「時にはね」とニヤリと笑った

2対2のタイとなり最終種目の女子ダブルスまで回ってきたが、世界ランク1位の高橋礼華・松友美佐紀組が控える日本の優位は揺るがない、はずだった。ところが第1ゲーム開始直後から、特に松友選手の動きが明らかにいつもと違う。「自分たちに出番が回ってくるとは思っていなかった」と試合後明かした通り、とりわけ気持ちの面でなかなか乗り切れず、女子シングルスと混合ダブルスに出場した2人が組むデンマークの即席ペアに次々と点数を奪われ、8-15と差が開く。地力に勝る日本ペアはここから追い上げ19-19で並ぶが、逃げ切られてしまう

Danish cheers

‘Danish Quartette’ asked Chinese spectators for cheering Denmark together. And it worked

第2ゲームは21-7と一方的に奪うが、ファイナルゲームに入ると、ベンチ入りの人数で日本を下回るデンマークが、ビクター・アクセルセン、キム・アストルプ・ソレンセンら男子選手4人を中心に、試合会場である東莞の観客を巻き込んだ大応援を仕掛け、この後押しもあってデンマークペアが再び奮起。混戦となりそのまま終盤まで進み、高橋・松友組は18-19と追い詰められる。しかしここから、幾多の経験を積み重ねてきた世界1位が集中力を発揮し、3連続得点を決め、応援合戦も加熱した1時間のシーソーゲームに終止符。日本に悲願のメダルをもたらした

World No.1 pair still learned a lot from this match

World No.1 still learned a lot from this difficult match

高橋・松友組は試合後、BadPaL に対し、「自分たちまで回ってくるとは思っておらず、試合に臨む準備が十分できていなかった」と苦戦した要因を語った。松友選手が緊張してしまい、内容的にはダメだったと認めながらも、高橋選手は「ああいう状態でも、絶対勝たなければいけない試合に最終的に勝てたことはプラス。(期待されながらこれまでなかなか勝てない)世界選手権などの個人戦にも生きてくる」と評価した。松友選手は「一次リーグのロシア戦、台湾戦ともに格下との対戦で、そのあと2日間試合が空いてしまい、気持ちを作るのが難しかった」とした上で、「次の韓国戦に向けては、こういう経験をして良かったと思う」と前を向いた

敗戦の将となったデンマークのコーチ、ラース・ウア氏は試合後、BadPaL の取材に応じ、まず、「あそこまでいっておきながら負けたのは悔しい。喜ばしい終わり方ではない」と語った。その上で、「それでも、選手たちのパフォーマ ンスを誇りに思う。(スポンサー問題で)デンマークに残らざるを得なかった選手、体調不良で試合に出られない選手がいる中、若いメンバーで日本を最終種目のファイナルゲームまで追い詰めたのだから」と述べ、笑みを見せた

この日行われたもう1つの準々決勝では、インドネシアが台湾を3対1で破り、中国、韓国、日本に続く4つ目の準決勝枠に入った。インドネシアにとっては、男子シングルスで17歳のクリスティ・ジョナタン選手が起用に応え、世界ランク上位のスー・ジェンハオ選手を下したのが大きかった。台湾は、一次リーグ2戦目で日本から唯一、白星を挙げた女子シングルスのタイ・ツーイン選手の1勝にとどまった

この結果、16日の準決勝の対戦カードは、◆中国対インドネシア◆日本対韓国――となった

大会6日日の結果

準々決勝:

日本(B組1位)3-2デンマーク(C組2位)

【混合ダブルス】 数野健太・栗原文音〈9-21,21-16,13-21〉マッズ・ピーラー・コルディング/サラ・チューゲセン

【男子シングルス】 桃田賢斗(世界8位)〈21-15,17-21,21-9〉ビクター・アクセルセン(世界9位)

【女子シングルス】 奥原希望(世界10位)〈21-12,21-8〉リネ・ケアースフェルト(世界41位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈19-21,15-21〉マッズ・ピーラー・コルディング/キム・アストルプ・ソレンセン

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)〈19-21,21-7,21-19〉リネ・ケアースフェルト/サラ・チューゲセン

インドネシア(C組1位)3-1台湾(B組2位)

【男子ダブルス】 ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(世界3位)〈21-17,21-18〉ツァイ・チアシン/リー・シェンム(世界4位)

【女子シングルス】 ベラエトリクス・マヌプティ(世界51位)〈17-21,17-21〉タイ・ツーイン(世界4位)

【男子シングルス】 クリスティ・ジョナタン(世界63位)〈21-12,13-21,21-16〉スー・ジェンハオ(世界24位)

【女子ダブルス】 グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(世界7位)〈21-14,21-9〉チェン・シエペイ/ウ・ティジュン(世界57位)

【混合ダブルス】 タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(世界3位)〈打ち切り〉ワン・チリン/チェン・シャオフアン

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グループ2、3、4はこの日で全日程を終え、13~35位の順位が確定した

◆グループ2(13~20位順位決定戦):

オランダ(A組1位)1-3香港(B組1位)

【13位】香港【14位】オランダ【15位】フランス【16位】シンガポール【17位】スペイン【18位】アメリカ【19位】カナダ【20位】ブラジル

◆グループ3(21~28位順位決定戦):

チェコ(A組1位)0-3ベトナム(B組1位)

オーストリア(A組2位)2-3オーストラリア(B組2位)

トルコ(A組3位)3-1スイス(B組3位)

南アフリカ(A組4位)3-1イタリア(B組4位)

【21位】ベトナム【22位】チェコ【23位】オーストラリア【24位】オーストリア【25位】トルコ【26位】スイス【27位】南アフリカ【28位】イタリア

◆グループ4(29~35位順位決定戦):

フィリピン(A組1位)3-0スリランカ(B組1位)

アイスランド(A組2位)3-1イスラエル(B組2位)

ナイジェリア(A組3位)3-2カザフスタン(B組3位)

セーシェル(B組4位)

【29位】フィリピン【30位】スリランカ【31位】アイスランド【32位】イスラエル【33位】ナイジェリア【34位】カザフスタン【35位】セーシェル

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