ロシアオープングランプリ(GP)、日本勢が5種目すべてで決勝に進んだが、男子シングルスで武下利一選手がディフェンディングチャンピオンのウラジミール・イワノフ選手に敗れ、全種目制覇はならなかった

決勝3種目が同国対決となる中、女子シングルスでは、いずれもA代表入りを目指すB代表6人に楠瀬由佳選手を加えた7人がベスト8を占め、そこから準々決勝で橋本由衣選手、準決勝で奥原希望選手と、ともに切磋琢磨するライバル2人を倒して勝ち上がった大堀彩選手が、打田しづか選手にストレート勝ちし、初優勝した昨年に続いて2連覇を達成した
女子ダブルスは、5月の女子国・地域別対抗戦ユーバー杯でA代表の活躍を応援しながら、「同時に危機感を感じていた」と語っていた三木佑里子・米元小春組が、第1シードのブルガリアペアを含む3試合を勝ち抜き、決勝では若い永原和可那・松本麻佑組の挑戦を退けて優勝した
男子ダブルスでは、日本勢4番手の数野健太・山田和司組が、ともにB代表で所属チームも同じ金子祐樹・井上拓斗組に先制を許すも、続く2ゲームを取り返して逆転勝ち。4月の大阪インターナショナルチャレンジに続く国際大会2勝目を挙げた
混合ダブルスの垰畑亮太・新玉美郷組は、ペアを組んで初めての国際大会ながら、準決勝で第2シード、決勝では第1シードを破って勝ち上がってきたいずれもロシアペアにストレート勝ちし、終わってみれば、5試合を戦い1ゲームも落とさず快勝した
決勝の結果
【男子シングルス】 ウラジミール・イワノフ(ロシア、世界40位)〈18-21,21-5,21-17〉武下利一(世界88位)
【女子シングルス】 大堀彩(世界129位)〈21-19.21-4〉打田しづか(世界139位)
【男子ダブルス】 数野健太・山田和司(世界102位)〈19-21,22-20,22-13〉金子祐樹・井上拓斗(世界140位)
【女子ダブルス】 三木佑里子・米元小春(世界60位)〈21-17,21-7〉永原和可那・松本麻佑(世界177位)
【混合ダブルス】 イワン・ソゾノフ/オルガ・モロゾワ(ロシア、世界546位)〈12-21,10-21〉垰畑亮太・新玉美郷