
年12回開催される上位大会スーパーシリーズ(SS)の締めくくり、香港オープンSSの1回戦が、20日行われた。日本勢で初戦を突破したのは、シングルスが田児賢一、三谷美菜津、高橋沙也加、大堀彩の4選手。ダブルスが園田啓悟・嘉村健士、平田典靖・橋本博且、池田信太郎/アルベン・ユリアント・チャンドラ、高橋礼華・松友美佐紀、樽野恵・新玉美郷、橋本博且・前田美順の6組だった
この大会は同時に、来月11~15日にマレーシア・クアラルンプールで開催される、各種目8人/組に限定されるSSファイナルの出場資格を得るための最後のチャンスであり、圏内にいる選手は出場を確実にするためにもベスト8以上の結果を残したいところ
世界バドミントン連盟(BWF)が毎週更新する通常の世界ランキングは、格付け順に、◆オリンピック/世界選手権◆SSファイナル/SSプレミア◆SS◆グランプリ(GP)ゴールド◆GP◆インターナショナルチャレンジ◆インターナショナルシリーズ◆フューチャーシリーズ――と並ぶ、これらすべての国際大会をランキングポイントの対象として決定される。これに対しSSランキングは、SSプレミア(5大会)とSS(7大会)の合わせて12大会の結果のみを反映。SSファイナルには、このSSランキングに基づき、各種目の上位8人/組だけが出場できる
今月20日付の最新のSSランキングで、各種目のトップ10に入っている日本選手は、【男子シングルス】田児賢一(2位)、上田拓馬(10位)【女子シングルス】三谷美菜津(7位)、廣瀬栄理子(8位)【男子ダブルス】早川賢一・遠藤大由(1位)、平田典靖・橋本博且(5位)【女子ダブルス】高橋礼華・松友美佐紀(1位)、前田美順・垣岩令佳(8位)【混合ダブルス】早川賢一・松友美佐紀(10位)――。このうち各種目の1位、2位につけ、既に出場資格を確保している田児選手、早川・遠藤組、高橋・松友組以外は、今大会で少なくともベスト8に残ることを狙っていた。しかし、上田選手、廣瀬選手、前田・垣岩組、早川・松友組は1回戦で早々に姿を消し、SSファイナル出場の行方は各国・地域のライバルたちの結果次第となった
ただSSファイナルでは、国・地域ごとの出場枠を種目ごとに2人/組までに限定している。さらに出場資格を得た選手の中から辞退者が出る可能性もあるので、必ずしも8位以内に入っていなければ出場できないというわけではない
日本選手1回戦の結果
【男子シングルス】 田児賢一(世界3位)〈8-21,21-17,21-15〉ガオ・フアン(中国、世界32位※予選繰り上がり)、上田拓馬(世界14位)〈17-21,18-21〉チョウ・ティエンチェン(台湾、世界25位)、チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界17位)〈21-18,21-12〉佐々木翔(世界23位)、フ・ユン(香港、世界10位)〈21-23,21-12,21-18〉桃田賢斗(世界27位)、ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界24位)〈14-21,21-16,21-10〉坂井一将(世界34位※予選勝ち上がり)
【女子シングルス】 三谷美菜津(世界11位)〈23-21,22-24,21-9〉イップ・プイイン(香港、世界22位)、ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界13位)〈21-15,21-11〉廣瀬栄理子(世界14位)、高橋沙也加(世界15位)〈21-15,21-14〉チェン・ジアユアン(シンガポール、世界51位)、ハン・リ(中国、世界21位)〈20-22,21-16,21-10〉橋本由衣(世界27位)、ブサナン・ウンバンルンパン(タイ、世界17位)〈21-17,21-13〉今別府香里(世界37位)、ソン・ジヒョン(韓国、世界5位)〈4-5棄権〉大堀彩(世界78位※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界4位)〈21-15,18-21,17-21〉ベリー・アングリアワン/リッキー・カランダ・スワルディ(インドネシア、世界75位)、園田啓悟・嘉村健士(世界16位)〈21-14,11-8棄権〉ガン・テクチャイ/オン・スーンホック(マレーシア、世界31位)、平田典靖・橋本博且(世界18位)〈21-11,20-22,21-12〉マックス・シュワンガー/アンドレアス・ハインツ(ドイツ、世界116位※予選勝ち上がり)、佐伯祐行・垰畑亮太(世界41位)〈19-21,15-21〉ロ・ロックケイ/チャン・ツーキット(香港、世界85位※予選勝ち上がり)、池田信太郎/アルベン・ユリアント・チャンドラ(日本/インドネシア※予選勝ち上がり)〈21-14,17-21,21-18〉ヤオ・ルチン/マク・ヒーチュン(台湾/シンガポール※予選勝ち上がり)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)〈21-17,21-13〉ガブリエル・アドコック/ローレン・スミス(英国、世界26位)、前田美順・垣岩令佳(世界16位)〈11-21,20-22〉タン・ジンフア/バオ・イーシン(中国、世界31位)、クンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン(タイ、世界7位)〈18-21,6-21〉樽野恵・新玉美郷(世界53位)
【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀(世界20位)〈16-21,21-16,16-21〉チャイ・ビアオ/タン・ジンフア(中国、世界106位※予選繰り上がり)、橋本博且・前田美順(世界26位)〈21-17,23-21〉キム・ギジョン/キム・ソヨン(韓国、世界34位)
日本選手2回戦の対戦カード
【男子シングルス】 田児賢一(世界3位)対フ・ユン(香港、世界10位)
【女子シングルス】 タイ・ツーイン(台湾、世界9位)対三谷美菜津(世界11位)、ワン・イーハン(中国、世界3位)対高橋沙也加(世界15位)、ハン・リ(中国、世界21位)対大堀彩(世界78位※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界16位)対マルキス・キド/ギデオン・マルクス・フェルナルディ(インドネシア、世界43位※予選繰り上がり)、ツァイ・チアシン/リー・シェンム(台湾、世界8位)対平田典靖・橋本博且(世界18位)、ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界30位)対池田信太郎/アルベン・ユリアント・チャンドラ(日本/インドネシア※予選勝ち上がり)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)対ワン・ロン/ツァン・ツィボ(マカオ、世界66位)、樽野恵・新玉美郷(世界53位)対サビトリー・アミトラパイ/ナリサパト・ラム(タイ、世界77位)
【混合ダブルス】 アナース・クリスチャンセン/ジュリー・ハウマン(デンマーク、世界22位)対橋本博且・前田美順(世界26位)