
韓国オープンSSプレミア準決勝、地元期待の男子ダブルス、チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組が、今大会第2シードのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組(マレーシア)をフルゲーム(20-22,21-9,21-10)の末に破り、決勝進出を決めた
韓国を代表するバドミントン選手であるチョン、イ両選手が試合後、それぞれのラケットを観客席に投げ込むと、会場からはこの日一番の歓声が上がった。この大会のスポンサーであるビクターは、チョン/イ組を含む韓国ナショナルチームに用具提供を行っている
男子シングルスは、世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手(マレーシア)が、準々決勝で田児賢一選手を破った中国のドゥ・ペンユ選手の挑戦を受けるも21-10,21-10で退け、格の違いを印象付けた

もう1つの山では、中国のエース、リン・ダン選手が、ケガから復帰して2大会目のシモン・サントソ選手(インドネシア)と対戦。第1ゲームは16-20と先にゲームポイントを握られるが、ここから集中力を発揮し23-21で先勝。しかし第2ゲームはやはり18-20と先行され、いったんは追いつくも20-22で落とす。迎えたファイナルゲーム、1点差まで迫られる場面はあったものの、リン選手が終始リードを保ったまま、最後は21-15で振り切った
この結果、男子シングルス決勝は、前週のマレーシアオープンSSではリン・ダン選手の棄権により実現しなかったファン待望のリー・チョンウェイ対リン・ダンの対決となった
女子シングルスは、世界のトップに立つ中国選手2人に、タイと韓国の19歳が挑んだ。このうち世界1位のワン・シーシャン選手(20歳)は、佐藤冴香選手を下して準決勝に進んだタイのポーンティック・ブラナプラサーック選手を相手にしたが、21-7,21-13と一蹴した
一方、世界2位のワン・イーハン選手(23歳)は、前日、同僚のワン・シン選手(25歳、世界3位)を破って勢いに乗る地元韓国のソン・ジヒョン選手から簡単に第1ゲームを取った後、第2ゲームを奪われファイナルゲームに持ち込まれるも、最後は21-18で振り切った
決勝の対戦カードは以下の通り
【男子シングルス】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対 リン・ダン(中国、世界4位)
【女子シングルス】 ワン・シーシャン(中国、世界1位)対ワン・イーハン(中国、世界2位)
【男子ダブルス】 マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組(デンマーク、世界1位)対チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組(韓国、世界7位)
【女子ダブルス】 ワン・シャオリ/ユー・ヤン組(中国、世界9位)対ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組(中国)
【混合ダブルス】 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ組(中国、世界2位)対ジアミン・タオ/ティエン・チン組(中国、世界15位)