
マレーシアグランプリ(GP)ゴールド決勝。女子シングルスは、ともに香港のツォウ・ミー(周蜜)選手(世界ランク13位)とイップ・プイイン選手(世界14位)が対戦。昨年12月に地元香港で開催された東アジア大会決勝の再戦となり、試合は最終第3ゲームの19-19までもつれるも、イップ選手が接戦(21-16,14-21,21-19)を制した
男子ダブルスはインドネシア同士、ヘンドラ・セティアワン/マルキス・キド組(世界4位)とヘンドラアプリダ・グナワン /アルベントユリアント・チャンドラ組(世界5位)が激突。第1ゲームはグナワン / チャンドラ組が序盤から飛ばし、一気に8-0とリードを広げた。ここからセティアワン/キド組が盛り返すも点差は埋まらず、グナワン /チャンドラ組が21-8で取る。しかし第2ゲーム以降はセティアワン/キド組が地力の差を見せ、21-17,21-12と連取し勝利した

この日初めてコーチ付きの試合となった女子ダブルスでは、世界ランクは137位と下位ながら決勝まで勝ち上がってきた地元マレーシアの姉妹ペア、ン・フイエン/ン・フイリン組が会場の声援を集め、その勢いもかって第1ゲームを21-12で先取した

ただ男子ダブルスと同様、その後は世界17位、タイのクンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン組が挽回。第2、3ゲームを21-17,21-13で取り返し優勝した。なおマレーシアペアのコーチには、2試合後に自らの決勝戦を控えたウォン・ チューンハン選手が付いていた
混合ダブルスは、タイとインドネシアの対戦。世界ランク上位のスッケー・プラパカモン/サラリー・トゥントーンカム組(タイ、世界12位)が終始リードする展開で、第1ゲームを21-13で取るが、2ゲーム目は逆の展開となり、新たなペア、フィトリアワン・デビン・ラハルディ/リリアナ・ナッチル組が21-14で取り返し、続く第3ゲームも取って逆転。インドネシアに今大会2つ目の勝利をもたらした


クライマックスとなった男子シングルス。第1シードとして全試合ストレート勝ちのディフェンディングチャンピオン、リー・チョンウェイ選手と、準決勝のタウフィック・ヒダヤット選手をはじめ混戦を勝ち上がってきたウォン・ チューンハン選手の、地元有力選手による決勝となった
第1ゲームを取った時点で、世界1位のリー選手の一方的な展開も予想されたが、ウォン選手が第2ゲームを奪い返し、試合は最終第3ゲームに突入。結果は、(21-8,14-21,21-15)でリー選手が勝利した
リー選手は大会2連覇とともに、今シーズン、スーパーシリーズ(SS)4勝に続く、国際大会5勝目を達成した