Five challenges for maiden All England title

Misaki / Yuki never die till the end ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)

全英オープン(SUPER1000)準決勝、5種目すべてで初タイトルを狙う選手が勝ち上がり、決勝でタイトルホルダーに挑む

混合ダブルスの金子祐樹・松友美佐紀は、リオデジャネイロ五輪銀メダリストのチャン・ペンスーン/ゴー・リュウインと初めて対戦し、第1ゲームを奪う。しかし第2ゲームに入ると経験豊富な相手に慣れられたか、4-16と大量リードを許し、ファイナルゲーム突入は不可避にみえた。ところが、「最後まであきらめなかった」(金子)とここから連続得点などで点差を詰め19-19で追いつく。さらに、19-20と先にゲームポイントを握られたが踏ん張り、逆転勝ち。混合ダブルス専門で再スタートを切って最初の国際大会、しかも最上位の「SUPER1000」で、いきなり決勝まで到達した

決勝は、2018年優勝の渡辺勇大・東野有紗との同門対決。昨年の全日本総合選手権と同じカードながら、国際大会では初めての顔合わせ。渡辺・東野の優位は変わらないが、渡辺が先に男子ダブルスの決勝を戦うことも加味し、4人の中で唯一、全英決勝の舞台を経験したことがない金子の出来が初優勝のカギを握る

Takeshi / Keigo advanced to All England final for the first time ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)

男子ダブルスは園田啓悟・嘉村健士。2014年から全英オープンに連続出場している2人だが、これまでの最高成績は19年のベスト4だった。この日の準決勝で、直近2連敗中だったアナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセンにストレート勝ち。初めて決勝に進んだ

決勝の相手は、2連覇のかかるディフェンディングチャンピオン、遠藤大由・渡辺勇大。国際舞台での対戦機会は18年が2回(マレーシアオープン、タイオープン)で、いずれも決勝でストレート勝ちと圧倒していた。しかし、19年以降は3戦3敗と一度も勝てていない

Can Wakana / Mayui stop Yuki / Sayaka? ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)

女子ダブルスは、志田千陽・松山奈未の挑戦を退けた第2シードの永原和可那・松本麻佑が、第1シード福島由紀・廣田彩花からタイトルを奪取し、2000年以降ではこの種目、日本から3ペア目の全英制覇を目指す

今大会同様、中国、韓国、インドネシア不在の前回対戦時、20年10月デンマークオープン(SUPER750)決勝では、フルゲームの末に敗れていた<10-21,21-16,18-21>

20年2月のアジア男女別団体戦からここまで負けなしできている福島・廣田を止めることができるか、に注目

Pornpawee aims at the first Thai ever ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)

女子シングルスは、ポーンパウィー・チョチュウォンが世界チャンピオンのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥにストレートで勝ち、「SUPER500」以上の大会では初めて決勝に進んだ

タイの3番手から2番手に上がり、さらに上をうかがう23歳。決勝の相手は、同国のエースとして長く活躍するラッチャノク・インタノンに競り勝った16年全英覇者、奥原希望。過去5度の対戦で勝利したのは、初対戦時の1度のみ

ZiiJia has an opportunity to be the next after Chongwei  ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)

男子シングルスでは、前日、桃田賢斗から初白星を挙げたリー・ヅージアがこの日も勝ち、最終日に残った。

昨年準決勝で敗れたディフェンディングチャンピオン、ビクター・アクセルセンに勝って、リー・チョンウェイ以来4年ぶりに、マレーシアから全英チャンピオン誕生なるか

一方、アナース・アントンセンとの同国対決を制し、出場7大会連続で決勝進出を決めたアクセルセンも、リー・チョンウェイ以来となる、この種目、10年ぶりの連覇を狙う

準決勝の結果

【男子シングルス】

リー・ヅージア(マレーシア、第6シード)<21-13,21-17>マーク・カーリヨウ(オランダ)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第2シード)<16-21,21-7,21-17>アナース・アントンセン(デンマーク、第3シード)

【女子シングルス】

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第5シード)<17-21,9-21>ポーンパウィー・チョチュウォン(タイ、第6シード)

奥原希望(第2シード)<16-21,21-16,21-19>ラッチャノク・インタノン(タイ、第4シード)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第3シード)<21-1821-14>アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(デンマーク)

遠藤大由・渡辺勇大(第4シード)<21-13,21-11>ラッセ・ムルヘード/イエペ・ベイ(デンマーク)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-17,21-7>セリーナ・ピーク/シェリル・セイネン(オランダ)

永原和可那・松本麻佑 (第2シード)<21-19,21-17>志田千陽・松山奈未(第5シード)

【混合ダブルス】

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第3シード)<14-21,20-22>金子祐樹・松友美佐紀

渡辺勇大・東野有紗 (第2シード)<21-10,21-18>マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド、第4シード)

決勝の対戦カード

【男子シングルス】ビクター・アクセルセン(デンマーク、第2シード)対リー・ヅージア(マレーシア、第6シード)

【女子シングルス】奥原希望(第2シード)対ポーンパウィー・チョチュウォン(タイ、第6シード)

【男子ダブルス】園田啓悟・嘉村健士(第3シード)対遠藤大由・渡辺勇大(第4シード)

【女子ダブルス】福島由紀・廣田彩花(第1シード)対永原和可那・松本麻佑 (第2シード)

【混合ダブルス】渡辺勇大・東野有紗 (第2シード)対金子祐樹・松友美佐紀

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