Nozomi, Yuki/Sayaka bag last tour titles in 2020

デンマークオープン決勝、女子シングルスの奥原希望は約2年ぶりの国際大会優勝。女子ダブルスでは福島由紀・廣田彩花が全英オープンに次ぐ今シーズン2勝目を挙げ、2020年最後のHSBCワールドツアータイトルは、日本が2つ、残りをヨーロッパ3カ国で分け合った この大会、2年連続の決勝進出となった奥原は、直近2連敗中のカロリナ・マリン(スペイン)と対戦した。18-18までもつれたオープニングゲームに競り勝つと、続く第2ゲームは後半、着実に点差を広げていきストレート勝ち。1回戦から決勝まで1つもゲームを落とさず、デンマークオープンの初タイトル奪取に成功した
Nozomi in Final ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)
奥原が最後に国際タイトルを手にしたのは2018年11月の香港オープン(SUPER500)。その後、18年ワールドツアーファイナルと19年世界選手権を含む、計7大会で決勝に進んだが、いずれも準優勝に終わっていて、今回、約2年ぶりの優勝となった 奥原は優勝インタビューで世界バドミントン連盟(BWF)等に対し、足が良く動いたことを勝因のひとつに挙げ、率直に久しぶりの優勝を喜んだ。一方、マリンは、自らのミスの多さを敗因とした。奥原はこれで、9年前の世界ジュニア選手権でともに銅メダルで表彰台に並んだマリンとの対戦成績を8勝8敗の五分に戻した
Sayaka / Yuki in Final ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)
福島・廣田は、国際大会では昨年4月のシンガポールオープン(SUPER500)から4連敗中だった永原・松本とのフルゲームに競り勝ち、ワールドツアー中断前最後の大会、全英オープン(SUPER1000)に次ぐ今シーズン2勝目。永原・松本との通算対戦成績を5勝6敗に詰め、決勝に限ると2勝2敗とした 福島・廣田は試合後、第2ゲームに永原・松本にリズムをつかまれたが、ファイナルゲームは、落ち着いて粘り強くプレーしようと2人で話し合ったことを明かした。その上で、今回、上位大会で試合ができたことを喜ぶコメントを発した
Mayu / Wakana in Final ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)
一方、敗れた永原・松本は、準決勝までとは違い、決勝では自分たちのやりたいことができなかったとし、日本に帰ってさらに練習を積み重ねる意向を示した 女子2種目で2冠を達成した日本。この日、同じく2冠を狙ったイングランドは、男子ダブルスでクリス・ラングリッジ/マーカス・エリスが優勝。しかし、混合ダブルスではクリス・アドコック/ガブリエル・アドコックが敗れ、果たせなかった
Mark / Isabeli in Final ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)
混合ダブルスを制したのは、ドイツのマーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ。準決勝ではイングランド1番手のマーカス・エリス/ローレン・スミスも破っていて、試合後、SUPER750のタイトルを獲れるとは予想していなかった、信じられないほど良い気分、と喜びを表現した。この大会でドイツ勢が優勝するのは、1971年以来49年ぶり
Anders in Final ~photo courtesy of BWF (Copyright : Badmintonphoto)
2008年のピーター・ゲード対ヨアキム・ペアソン以来初めて、開催国の選手2人による決勝となった男子シングルス。3番手ラスムス・ゲムケがオープニングゲームを取り、続く第2ゲームも終盤19-19まで詰めたが、持ち直した1番手アナース・アントンセンに軍配。この種目では、2010年のヤン・ヨルゲンセン以来10年ぶりに自国開催の大会で優勝したデンマーク選手となった 決勝の結果 【男子シングルス】アナース・アントンセン(デンマーク、第3シード)<18-21,21-19,21-12>ラスムス・ゲムケ(デンマーク、第7シード) 【女子シングルス】奥原希望(第2シード)<21-19,21-17>カロリナ・マリン(スペイン、第3シード) 【男子ダブルス】クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド、第5シード)<20-22,21-17,21-18>ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア、第7シード) 【女子ダブルス】福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-10,16-21,21-18>永原和可那・松本麻佑(第2シード) 【混合ダブルス】クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第3シード)<21-18,14-21,11-21>マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ、第4シード)

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