
コロナウイルスの世界的感染拡大により、3月全英オープン終了以降、活動停止状態にあるバドミントン界。再開のタイミングも見えてこない中、世界のトップ選手は今、どうしているのか。BadPaL は独自に国籍の異なる男子シングルス3選手をピックアップ。トレーニングの状況と思いを聞いた。3人目は、台湾から
◆チョウ・ティエンチェン。台湾の30歳、世界ランク2位
★2020年シーズンの主な成績:3月全英オープン(SUPER1000)準優勝
【1】(3月全英オープンから帰国して以降のトレーニングの状況は)3月15日(日)の決勝を終え、台湾に戻った後、同19日(木)からトレーニングを始めた。自粛期間だったが、政府の協力もあり,かなり早い段階から練習はできている
【2】(トレーニング中に最も気を付けていることは)早期にトレーニングは始められたが、体温管理、手洗い、社会的距離(Social Distancing)といった、感染拡大抑制のために求められるルールはもちろん守っている。取り組んでいるのは、神経筋接合部の機能向上
【3】(東京五輪を含め、今後の大会開催状況が見通せない中、トレーニングを続けるモチベーションになっているのは)テクニックや試合に臨む姿勢など、自分には上達させなければならない個所がまだたくさんある。そのため、長期的な視野に立ちトレーニングを行っている
【4】(9月初めの台湾オープン、抑え込みに成功したコロナウイルス感染の再発を防ぐため、政府が外国人の入出境に厳しい条件を課す意向を示していることについては)リスクを抑えながらも、より海外から選手が来やすい方法が提示されることに期待したい