
ベトナムオープン(SUPER100)は10~15日、ホーチミンで開催され、B代表と自費参戦の選手からなる日本勢の中で髙橋明日香が決勝に進んだが、優勝は逃した
世界ランク113位の髙橋は予選から6試合を勝ち抜き、日本選手の中で唯一、最終日に残った

タイトルを争う相手は世界39位、今大会第5シードの中国ツァン・イーマン。第1ゲーム前半を11-7とリードして折り返すが、後半開始直後に7連続得点を決められ逆転を許すと、そこから先は一度も主導権を握れず、ストレート負け。ワールドツアー初優勝は次回以降に持ち越しとなった
ただ、前月2回戦負けに終わった同じ「SUPER100」の格付けにある秋田マスターズの時(2,110点)に比べると、2倍強のランキングポイント(4,680点)を得る
ちなみに、ワールドツアーより下位のインターナショナルシリーズでは1月、エストニアで優勝(2,500点)している
一方、勝ったツァン・イーマンは、2018年5月ニュージーランドオープン(SUPER300)、19年3月中国・陵水マスターズ(SUPER100)に次ぐ3度目のワールドツアー決勝進出で、初優勝を遂げた

女子シングルスでは、準決勝で髙橋に敗れた(15-21,19-21)ものの、同じく予選から出場の世界109位の大家夏樹が、世界24位で第1シード、スコットランドのカースティ・ギルモアから白星を挙げるなどしてベスト4入り

ほかにも、男子シングルスで古賀穂、女子ダブルスで本田恵利奈・清水望、混合ダブルスで浦井唯行・宮浦玲奈が準決勝まで進んだ。しかし、いずれも決勝には届かなかった
なお、ベトナムオープンは来年、ホーチミンからダナンに会場を移す。日程は、東京五輪閉会式(8月9日)の直後、◆インド・ハイデラバードオープン(11~16日)◆秋田マスターズ(18~23日)◆ベトナムオープン(25~30日)――と続く「SUPER100」3連戦の最後になる
決勝の結果
【男子シングルス】ソウラブ・ヴェルマ(インド、第2シード)<21-12,17-21,21-14>スン・フェイシアン(中国)
【女子シングルス】ツァン・イーマン(中国、第5シード)<21-18,21-11>髙橋明日香(※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】チェ・ソルギュ/ソ・スンジェ(韓国、第3シード)<18-21,21-16,21-14>ナ・ソンスン/ワン・チャン(韓国)
【女子ダブルス】リズキ・アメリア・プラディプタ/デラ・ディスティアラ・ハリス(インドネシア、第1シード)<21-18,21-17>ツァン・シューシエン/ホワン・ジア(中国)
【混合ダブルス】リー・ジェフエイ/シュー・ヤチン(台湾、第6シード)<21-18,20-22,8-21>グオ・シンワ/ツァン・シューシエン(中国)