Koki loses but shows attitude for rising-up toward post-Tokyo

台湾オープン(SUPR300)準決勝、渡邉航貴は前回対戦時に勝利した元世界ジュニアチャンピオンに敗れ、決勝進出を逃した。ただ、このレベルの大会では初のベスト4入り。競技者としての意識の変化もかけ合わせ、一歩前進を印象付けた

準々決勝で2015年世界ジュニアチャンピオンを破った渡邉の準決勝の相手は、13年世界ジュニアチャンピオンの韓国ホ・クワンヒ。過去の対戦成績は1勝1敗で、直近の大阪インターナショナルチャレンジ(4月)では渡邉がストレート勝ち(21-16,21-16)していた

第1ゲームは前半を7-11で終え、後半早々7-13と6点差をつけられるが、そこから7連続得点で逆転。いったん追いつかれるも、再び突き放して21-16で取る

第2ゲームも前半は9-11とリードされて折り返す。後半に入ると連続得点を許し、流れを変えられないまま6点差(15-21)で落とし、試合はふりだしへ。迎えたファイナルゲーム、いきなり0-7と相手に突き放される。その後少し盛り返して前半は5-11。しかし後半も6-15、さらに9-19まで差を開かれると3点を返すのが精一杯で、12-21で敗れた

実力的に決して勝てない相手ではなかっただけに、この敗戦には悔いも残る。ただ、「SUPER300」で自身初のベスト4入りという結果と、そこに至る勝ち上がりのプロセス。さらには大会期間中の取材で垣間見せた競技者としての意識の変化により、渡邉は今回、今後の戦いぶりと進化に期待を抱かせる前進を見せた

東京五輪出場を目指し現在、トップで競い合う選手の出場機会が減る五輪レース後ではなく、「レース中にランクを上げたい」と強調するのも、現時点の世界トップとの力の差は真摯に認めつつ、そこに挑みかかることで、次代の選手として「東京後」に真に強くなっていたい意志の表れ。現在世界ランク53位の20歳は、同世代で既に頭角を現し始めたタイのカンタポン・ワンチャロン(世界14位)やマレーシアのリー・ヅージア(世界13位)を意識し、視野に入れる。「本物」と敬意を表す5歳上の桃田賢斗(世界1位)に対しても、今すぐは適わないにしても、常に勝ちを奪いにいく気持ちで向かう覚悟を明確にしている

男子シングルス決勝は、渡邉を破ったホ・クワンヒと優勝候補筆頭、第1シードのチョウ・ティエンチェンの対決となった。ただ、地元観客の期待を裏切ることなく、チョウ・ティエンチェンが快勝で2016、17年に続く通算3度目の大会制覇。今シーズンで見ると、◆7月インドネシアオープン(SUPER1000)◆8月タイオープン(SUPER500)――に次ぐ、ワールドツアー3勝目を挙げた

韓国期待の17歳アン・セヨンは大会期間中の取材で、目標とする選手としてソン・ジヒョンを挙げ、いつかは追い抜きたい、と述べていた。しかし、国際大会では2度目の顔合わせとなった今大会準決勝、地力の差を見せられストレート負けを喫した

一方、勝った韓国の28歳エースは、今年初めて進んだ決勝でカナダのミッシェル・リにもストレート勝ちし、今シーズン、ワールドツアー初優勝を決めた。台湾オープンのタイトルを手にするのは、5年ぶり4度目(2011、13、14、19年)

男子ダブルスは、マレーシアのゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョンが、準々決勝の韓国イ・ヨンデ/キム・ギジョンに続いて、準決勝ではデンマークのマシアス・ボー/マッズ・コンラド・ペターセンを退け、決勝進出

最終日、タイトルを争ったのは、前月の世界選手権で世界ランク1位、マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョから金星を挙げた韓国チェ・ソルギュ/ソ・スンジェ。今大会でも第7,3、2シードを破るなど勢いのある24歳と22歳の相手にファイナルゲーム16-20まで追い詰められる。しかし、そこから起死回生の逆転勝利で、1月タイマスターズ(SUPER300)に次ぐ、今シーズンのツアー2勝目をつかみとった

日本のB代表3ペアが揃って準々決勝敗退となった女子ダブルスは、準決勝で第1シード、インドネシアのグレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユを破った第4シード、タイのラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクンが、決勝で第3シードの韓国キム・ソヨン/コン・ヒヨンをファイナルゲーム28-26で振り切り勝利。2018年1月タイマスターズ(SUPER300)以来となる国際タイトルを手にした

第1~4シードがそのままベスト4に残った混合ダブルスでは、第4シードの香港タン・チュンマン/ツェ・インシューが、準決勝で第1シード、決勝で第2シードを連破して、2018年11月マカオオープン(SUPER300)以来の優勝を遂げている

なおこの大会、韓国勢が全種目で決勝に進んだが、優勝は女子シングルスのみ。結果として、5つの異なる国・地域からのチャンピオン誕生となった

 

準決勝の結果

【男子シングルス】

チョウ・ティエンチェン(台湾、第1シード)<23-25,21-10,21-13>シェサル・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)

ホ・クワンヒ(韓国)<16-21,21-15,21-12>渡邉航貴(※予選繰り上がり)

【女子シングルス】

ソン・ジヒョン(韓国、第4シード)<21-19,21-15>アン・セヨン(韓国)

ミッシェル・リ(カナダ、第2シード)<21-9,15-21,21-10>スパニダ・カテトン(タイ※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】

ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、第4シード)<18-21,21-11,21-12>マシアス・ボー/マッズ・コンラド・ペターセン(デンマーク)

リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第2シード)<21-19,23-25,21-23>チェ・ソルギュ/ソ・スンジェ(韓国)

【女子ダブルス】

グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第1シード)<18-21,21-12,17-21>ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第4シード)

キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第3シード)<22-20,21-14>リブカ・スギアルト/シティ・ファディア・シルバ・ラマダンティ(インドネシア※予選繰り上がり)

【混合ダブルス】

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第1シード)<10-21,17-21>タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、第4シード)

ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第2シード)<21-17,21-18>ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第3シード)

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決勝の結果

【男子シングルス】チョウ・ティエンチェン(台湾、第1シード)<21-12,21-13>ホ・クワンヒ(韓国)

【女子シングルス】ミッシェル・リ(カナダ、第2シード)<11-21,9-21>ソン・ジヒョン(韓国、第4シード)

【男子ダブルス】ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、第4シード)<21-19,15-21,23-21>チェ・ソルギュ/ソ・スンジェ(韓国)

【女子ダブルス】キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第3シード)<19-21,21-18,26-28>ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第4シード)

【混合ダブルス】ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第2シード)<18-21,10-21>タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、第4シード)

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