カナダオープン(SUPER100)はカルガリーで6日、各種目の準決勝が行われ、世界ランクで日本男子ダブルス7番手の小野寺雅之・岡村洋輝が決勝に進んだ

B代表主体の日本勢は、準々決勝までに女子が全員敗退。ベスト4に残ったのは男子のみ5人。このうち同国対決となったダブルスで、小野寺・岡村が、自費参戦ながら世界ランク10位の第1シード、リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)、第5シードのコ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国)を連破するなどしてここまで躍進を見せた、日本代表ではない竹内義憲・松居圭一郎にファイナルゲーム21-16で競り勝ち、最終日に残った
現在、世界ランク61位。ともに20歳の2人の決勝進出は、昨年9月の下位大会シドニーインターナショナルシリーズに続くもので、国際大会2勝目に挑む
一方、第3、第5シードを破って男子シングルスで唯一、準決勝に臨んだ渡邉航貴は、優勝した3月の仏オルレアンマスターズ(SUPER100)の準決勝で勝っていた昨年のユース五輪チャンピオン、中国の19歳リ・シーフォンに逆転負け。シニアの国際大会通算5度目の決勝進出はならなかった。ただベスト4入りしたことで、ランキングポイント3,850点を上乗せし、五十嵐優を抜いてB代表筆頭となる日本5番手に浮上する
日本選手以外では、韓国期待の17歳アン・セヨンが勝ち上がり、決勝で、昨年のユース五輪で銀メダル、世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した中国の19歳ワン・ジューイと対戦する
また、ベテランでは、男子ダブルスでデンマークのマシアス・ボー(38)/マッズ・コンラド・ペターセン(31)、混合ダブルスで韓国のコ・ソンヒョン(32)/オム・ヘウォン(27)が、それぞれ優勝に王手をかけた
一方、1回戦負けに終わったオーストラリアンオープン(SUPER300)に次いで、この大会がペア再結成2戦目となる元世界1位、韓国のイ・ヨンデ(30)/ユ・ヨンソン(32)は、2回戦で台湾リー・ジェフエイ/ヤン・ポシュアンにストレート負け。早々に姿を消した
準決勝の結果
【男子シングルス】
(台湾、第4シード)<21-14,17-21,18-21>カシャップ・パルパリ(インド、第6シード)ワン・ツーウェイ
<22-20,10-21,11-21>リ・シーフォン(中国)渡邉航貴
【女子シングルス】
アン・セヨン(韓国、第5シード)<21-17,21-12>(ドイツ)ファビエンヌ・デプレ
(韓国、第4シード)<13-21,13-21>ワン・ジューイ(中国※予選繰り上がり)キム・ヒョミン
【男子ダブルス】
<21-14,21-23,16-21>小野寺雅之・岡村洋輝竹内義憲・松居圭一郎
(台湾、第3シード)<14-21,16-21>マシアス・ボー/マッズ・コンラド・ペターセン(デンマーク、第8シード)ヤン・ポハン/ルー・チンヤオ
【女子ダブルス】
チャン・イエナ/キム・ヘリン(韓国、第5シード)<21-12,14-21,21-17>(韓国、第5シード)チョン・ギョンウン/ペク・ハナ
グローニャ・サマービル/セトヤナ・マパサ(オーストラリア、第7シード)<21-19,21-19>(中国)ユー・シャオハン/ホワン・ジエ
【混合ダブルス】
グオ・シンワ/ツァン・シュウシエン(中国※予選繰り上がり)<21-11,21-13>(台湾※予選勝ち上がり)リー・ジェフエイ/シュー・ヤチン
(フランス、第2シード)<18-21,16-21>コ・ソンヒョン/オム・ヘウォン(韓国)トム・ジケル/デルフィーヌ・ドルリュー
決勝の対戦カード
【男子シングルス】カシャップ・パルパリ(インド、第6シード)対リ・シーフォン(中国)
【女子シングルス】アン・セヨン(韓国、第5シード)対ワン・ジューイ(中国※予選繰り上がり)
【男子ダブルス】マシアス・ボー/マッズ・コンラド・ペターセン(デンマーク、第8シード)対小野寺雅之・岡村洋輝
【女子ダブルス】チャン・イエナ/キム・ヘリン(韓国、第5シード)対グローニャ・サマービル/セトヤナ・マパサ(オーストラリア、第7シード)
【混合ダブルス】コ・ソンヒョン/オム・ヘウォン(韓国)対グオ・シンワ/ツァン・シュウシエン(中国※予選繰り上がり)