男女混合団体戦スディルマン杯の一次リーグ組み分け抽選が19日、開催都市、中国・南寧で行われた。初めて第１シードとして臨む日本はまず、ロシア、タイと対戦する
２年に一度開催のこの大会、日本は前々回と前回、いずれもチームランク４位から、2015年銀、17年銅と、連続でメダルを獲得してきた。そして今回、算定基準となる３月５日付世界ランキングで、各種目最上位選手の世界ランクが５種目すべて３位内で１位が２種目となり、1989年以来開催15回中10回の優勝を誇る中国を上回って、堂々のチームランク１位。第１シードの座を得た
◆日本と中国のチームランキングポイント（３月５日付世界ランクに基づく※実際に出場する選手とは限らない）
①日本
【男子シングルス】世界１位（桃田賢斗）：104,750点【女子シングルス】世界２位（奥原希望）：85,153点【男子ダブルス】世界３位（園田啓悟・嘉村健士）：78,986点【女子ダブルス】世界１位（福島由紀・廣田彩花）：98,758点【混合ダブルス】世界３位（渡辺勇大・東野有紗）：82,800点――合計450,447点
②中国
【男子シングルス】世界２位（シー・ユーチ）：87,422点【女子シングルス】世界４位（チェン・ユーフェイ）：83,899点【男子ダブルス】世界２位（リュウ・ユーチェン／リ・ジュンフェイ）：84,395点【女子ダブルス】世界５位（チェン・チンチェン／ジア・イーファン）：77,246点【混合ダブルス】世界１位’（ツェン・シウェイ／ホワン・ヤチオン）：109,600点――合計442,562点
日本は、チームランク４位だった過去２大会時と比較すると、とりわけ男子シングルスと混合ダブルスが大幅なランクアップを果たし、全体を押し上げた
＜2015年東莞大会＞：【男子シングルス】世界15位（桃田）【女子シングルス】世界14位（奥原）【男子ダブルス】世界６位（早川賢一・遠藤大由）【女子ダブルス】世界２位（高橋礼華・松友美佐紀）【混合ダブルス】世界28位（早川・松友）――
＜2017年ゴールドコースト大会＞：【男子シングルス】世界44位（上田拓馬）【女子シングルス】世界６位（山口茜）【男子ダブルス】世界２位（園田・嘉村）【女子ダブルス】世界１位（高橋・松友）【混合ダブルス】世界11位（数野健太・栗原文音）――
一次リーグ組み分け抽選の結果、チームランク１位（＝第１シード）の日本が自動的に入るＡ組に、５～８位の中からタイ、９～12位の中からロシアがそれぞれ加わった
初優勝を目指す日本にとって、まずは各組上位２チームずつ、計８チームによる決勝トーナメント（準々決勝）進出に向けて、タイ戦がカギを握る。女子シングルスと混合ダブルスの２種目はほぼ互角、残り３素目は日本優位とみられる。ただ、前回大会、若手中心の布陣ながら優勝をさらった韓国の例をを見ても分かる通り、とりわけ、個人戦とは全く異なるプレッシャーのかかる団体戦では、世界ランク通りにはいかない番狂わせが起こり得るため、気を抜けない
大会日程は５月19～26日。22日までの４日間で総当たりの一次リーグ全試合を終え、23日（木）と24日（金）の２日に分けて準々決勝４試合、25日（土）に準決勝２試合、最終26日（日）に決勝１試合を行う
なお、日本を含む上位12カ国・地域による「グループ１」以外の試合は、順位決定戦の位置付けで24日まで順次実施される
一次リーグの組み分け
◆グループ１（チームランク１～12位）
【Ａ組】①日本（第１シード）、⑦タイ、⑫ロシア
【Ｂ組】③インドネシア（第３シード）、⑥デンマーク、⑩イングランド
【Ｃ組】④台湾（第４シード）、⑤韓国、⑪香港
【Ｄ組】②中国（第２シード）、⑧インド、⑨マレーシア
◆グループ２（13～20位）
【Ａ組】⑬オランダ、⑯フランス、⑰アメリカ、⑲ベトナム
【Ｂ組】⑭ドイツ、⑮カナダ、⑱シンガポール、⑳イスラエル
◆グループ３（21～28位）
【Ａ組】㉑アイルランド、㉓オーストラリア、㉖ニュージーランド、㉗ネパール
【Ｂ組】㉒スイス、㉔スリランカ、㉕スロバキア、㉘リトアニア
◆グループ４（29～31位）
㉙マカオ、㉚カザフスタン、㉛グリーンランド
※ケニアが出場取りやめ
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