桃田賢斗の優勝で幕を閉じた全英オープンに続いて、スイスオープン(SUPER300)がバーゼルで開催。B代表中心の日本勢は、女子2種目で決勝に進んだ

女子シングルスで大会最終日まで残ったのは、世界ランク39位、日本7番手につける川上紗恵奈
1回戦からすべてストレート勝ちで、16日の準決勝では、世界12位ツァン・ベイウェン(アメリカ)を破った
決勝では前週、全英オープン(SUPER1000)を制した第1シード、チェン・ユーフェイ(中国)と対戦する
川上は、過去一度だけ対戦した2年前のチャイナマスターズ(※SUPER300と同格のグランプリゴールド)の準々決勝で、当時も第1シードだったユーフェイに勝っている。ただ、ユーフェイはその後、世界のトップ選手にもまれながら経験と実績を積み重ね、現在、世界2位、中国エースの座にいる

女子ダブルスは世界13位、日本6番手の志田千陽・松山奈未が前回、櫻本絢子・髙畑祐紀子に敗れ越えられなかった準決勝の壁を突破。昨年10月の台湾オープンに次ぐ、2つ目の「SUPER300」タイトル獲りに挑む
一方、日本男子は、ともに20歳の小野寺雅之・岡村洋輝が初戦、元世界チャンピオンのツァン・ナン/リュウ・チェン(中国)を破る活躍を見せた。しかし、それ以外はいずれも強豪相手に力及ばず、1回戦で姿を消した
準々決勝(15日)の結果
【男子シングルス】
シー・ユーチ(中国、第1シード)<21-17,21-9>(オランダ)マーク・カーリョウ
アンソニ―・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第4シード)<14-21,21-8,21-11>(中国、第7シード)リン・ダン
B.サイ・プラニース(インド)<21-13,21-11>(フランス)リュカ・コルヴェ
チェン・ロン(中国、第2シード)<21-18,21-17>(インド)マスブハンカー・デイ
【女子シングルス】
チェン・ユーフェイ(中国、第1シード)<21-10,21-8>(インド※予選勝ち上がり)リヤ・ムーケルジー
ソン・ジヒョン(韓国、第4シード)<21-18,21-11>(ロシア、第8シード)エフゲニヤ・コセツカヤ
川上紗恵奈<21-16,21-14>(スペイン※予選勝ち上がり)クララ・アズルメンディ
ツァン・ベイウェン(アメリカ、第5シード)<21-13,17-21,21-9>峰歩美
【男子ダブルス】
(マレーシア)<21-18,20-22,15-21>イ・ヨンデ/キム・ギジョン(韓国)モハマド・アリフ・アブドゥル・ラティフ/ヌル・モハド・アズリン・アユブ
’(インドネシア、第3シード)<26-24,7-21,12-21>リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第8シード)ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン
ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア、第4シード)<21-10,21-17>(インドネシア)アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ
マーカス・エリス/クリス・ラングリッジ(イングランド、第6シード)<21-11,28-26>(インド※予選勝ち上がり)シラグ・シェッティ/プラナーブ・ジェリー・チョプラ
【女子ダブルス】
(中国、第1シード)<21-18,14-21,14-21>ツェン・ユー/リ・ウェンメイ(中国、第6シード)チェン・チンチェン/ジア・イーファン
志田千陽・松山奈未(第3シード)<21-17,21-17>(インド)アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ
チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国、第4シード)<21-10,21-14>(デンマーク※予選勝ち上がり)メッテ・ポールセン/アレキサンドラ・ボイエ
ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ(ブルガリア、第2シード)<21-14,21-10>(ドイツ)ヨハナ・ゴリツェウスキ/ララ・ケップライン
【混合ダブルス】
(インド)<19-21,16-21>マシアス・ベイ・スミット/リケ・スービー(デンマーク※予選繰り上がり)M.R.アルジュン/K.マニーシャ
(デンマーク、第3シード)<19-21,23-21,17-21>ルー・カイ/チェン・ルー(中国、第5シード)マシアス・クリスチャンセン/クリスティナ・ペダーセン
(ドイツ、第4シード)<18-21,20-22>ルー・チンヤオ/リー・チアシン(台湾※予選勝ち上がり)マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ
(イングランド、第2シード)<21-19,14-21,17-21>リノブ・リバルディ/ピサ・ハニントヤス・メンタリ(インドネシア、第8シード)マーカス・エリス/ローレン・スミス
準決勝(16日)の結果
【男子シングルス】
シー・ユーチ(中国、第1シード)<21-9,21-17>(インドネシア、第4シード)アンソニ―・シニスカ・ギンティン
(中国、第2シード)<18-21,13-21>B.サイ・プラニース(インド)チェン・ロン
【女子シングルス】
チェン・ユーフェイ(中国、第1シード)<21-14,21-15>(韓国、第4シード)ソン・ジヒョン
(アメリカ、第5シード)<19-21,17-21>川上紗恵奈ツァン・ベイウェン
【男子ダブルス】
リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第8シード)<22-20,13-21,22-20>(韓国)イ・ヨンデ/キム・ギジョン
ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア、第4シード)<21-16,21-19>(イングランド、第6シード)マーカス・エリス/クリス・ラングリッジ
【女子ダブルス】
志田千陽・松山奈未(第3シード)<22-20,14-21,21-17>(中国、第6シード)ツェン・ユー/リ・ウェンメイ
(ブルガリア、第2シード)<19-21,10-21>チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国、第4シード)ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ
【混合ダブルス】
(中国、第5シード)<22-20,19-21,21-23>マシアス・ベイ・スミット/リケ・スービー(デンマーク※予選繰り上がり)ルー・カイ/チェン・ルー
リノブ・リバルディ/ピサ・ハニントヤス・メンタリ(インドネシア、第8シード)<21-13,19-21,21-9>(台湾※予選勝ち上がり)ルー・チンヤオ/リー・チアシン
決勝(17日)の対戦カード
【男子シングルス】シー・ユーチ(中国、第1シード)対B.サイ・プラニース(インド)
【女子シングルス】チェン・ユーフェイ(中国、第1シード)対川上紗恵奈
【男子ダブルス】ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア、第4シード)対リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第8シード)
【女子ダブルス】志田千陽・松山奈未(第3シード)対チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国、第4シード)
【混合ダブルス】リノブ・リバルディ/ピサ・ハニントヤス・メンタリ(インドネシア、第8シード)対マシアス・ベイ・スミット/リケ・スービー(デンマーク※予選繰り上がり)