Day 3 in Bangkok : Japan struggles but makes Thomas QF

男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯3日目、日本男子が一次リーグ2戦目に臨み、ドイツのダブルス陣に予想以上の苦戦を強いられながらも勝ち、一次リーグ突破を決めた

チームランキングは上の日本、第1シングルスの桃田賢斗は先勝したが、第1ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組がドイツのマーク・ラムスフス/マルビン・エミル・シーデル組に攻略された

ドイツペアは試合後、BadPaL に対し、「昨年8月の世界選手権での敗戦(21-19,15-21,9-21)を踏まえ、対策を講じてきた。それが機能した」と笑顔で話した。園田・嘉村組の実力は、「速くて、質の高いプレーをする」と率直に評価する。その上で、「明かせないが、もちろん勝つための戦略を持って試合に臨んだ。実際に勝てたことは自分たちにとって大きい。頭脳による勝利」と喜びを隠さなかった。2人はトマス杯後は、個人戦で世界ランク1位、東京五輪でのメダルを目指していくという

日本は続く第2シングルスを西本拳太で取ってチームの勝利に王手をかけるが、第2ダブルスでも苦戦を強いられる

Hiroyuki ENDO / Yuta WATANABE brought victory to team

今大会初めての出番となった遠藤大由・渡辺勇大組は、インドネシアからドイツに移り住んだジョーンズ・ラフィ・ジャンセンがジョッシュ・ツルウォンと組む、世界ランクが4つ上のペアと対戦。第1ゲームを落とす。第2ゲームもなかなかリズムをつかめず、18-20と追い詰められる。しかしこの窮地を踏ん張り、合わせて3つのマッチポイントを凌いで試合をふりだしに戻すと、ファイナルゲーム、18-18までもつれながらも勝ちをつかんで、チームの勝利を確定させた

遠藤選手は試合後、第1ダブルスの園田・嘉村組が敗れたことについて、「(敗戦を受けての)影響なく試合に入れた。かつて自分も第1ダブルスで敗れ、ほかのメンバーに助けられた」とコメント。自らの経験も踏まえ、各チームのトップペアとばかり対戦する第1ダブルスの置かれた状況をおもんばかった

最終種目に登場の常山幹太は、第2ダブルスの試合を「ソワソワして」見ていたと話し、2対2で出番が回ってくることに不安を抱えていたことを認めた。ただ、3対1で回ってきたことで気持ちの余裕ができたか、既にドイツ代表から引退し、ヨーロッパ予選に続いて団体戦のみ招聘され出場してきたベテラン、マーク・ツイブラーとフルゲームを戦うも、ファイナルゲームは狙い通り疲れさせることに成功。トマス杯デビューを白星で飾った

この日、第1シードの中国がインドを破り、負けなしの3連勝で一次リーグA組1位通過を決めた。同組2位はフランス

トマス杯(男子)一次リーグ3日目の結果

【A組】

中国(3勝)5ー0インド(1勝2敗)

フランス(2勝1敗)5ー0オーストラリア(3敗)

【B組】

インドネシア(2勝)4ー1タイ(2敗)

【C組】

日本(2勝)4ー1ドイツ(2敗)

【第1シングルス】 桃田賢斗(世界12位)<21-15,21-13>アレキサンダー・ルーバース(世界89位)

【第1ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界6位)<15-21,21-13,19-21>マーク・ラムスフス/マルビン・エミル・シーデル(世界27位)

【第2シングルス】 西本拳太(世界14位)<21-18,8-21,21-8>カイ・シャッファー(世界96位)

【第2ダブルス】 遠藤大由・渡辺勇大(世界32位)<16-21,23-21,21-18>ジョッシュ・ツルウォン/ジョーンズ・ラフィ・ジャンセン(世界28位)

【第3シングルス】常山幹太(世界34位)<19-21,21-10,21-15>マーク・ツイブラ―(世界125位)

台湾(2勝)4-1香港(2敗)

【D組】

デンマーク(2勝)5ー0ロシア(2敗)

マレーシア(2勝)5ー0アルジェリア(2敗)

◆トマス杯一次リーグ3日目終了時の暫定順位(※はチームランキング)

【A組★確定】 中国(3勝※1位)、フランス(2勝1敗※13位)、インド(1勝2敗=一次リーグ敗退※6位)、オーストラリア(3敗=一次リーグ敗退※15位)

【B組】 インドネシア(2勝※3位)、韓国(2勝※8位)、タイ(2敗=一次リーグ敗退※9位)、カナダ(2敗=一次リーグ敗退※14位)

【C組】 台湾(2勝※4位)、日本(2勝※5位)、香港(2敗=一次リーグ敗退※10位)、ドイツ(2敗=一次リーグ敗退※12位)

【D組】 デンマーク(2勝※2位)、マレーシア(2勝※7位)、ロシア(2敗=一次リーグ敗退※11位)、アインドルジェリア(2敗=一次リーグ敗退※16位)

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China’s #1 pair : JIA Yifan / CHEN QingChen

日本女子が入るA組はこの日、試合なし。最大のライバル、中国は今大会初めてダブルスのエース、チェン・チンチェン/ジア・イーファン組を起用するなどして、マレーシアに勝利した。ただ、シングルス2番手のホー・ビンジャオ(世界8位)が、ゴー・ジンウェイ(世界31位)相手に星を落とし、今後の起用が難しくなった

また、C組はこの日で一次リーグの全日程を終え、韓国デンマークがそれぞれ1位と2位で決勝トーナメントに進んだ

ユーバー杯(女子)一次リーグ3日目の結果

【A組】

試合なし

【B組】

台湾(2勝)5ー0ドイツ(2敗)

【C組】

韓国(3勝)3ー2デンマーク(2勝1敗)

ロシア(1勝2敗)5ー0モーリシャス(3敗)

【D組】

中国(2勝)4ー1マレーシア(2敗)

インドネシア(2勝)5ー0フランス(2敗)

◆ユーバー杯一次リーグ3日目終了時の暫定順位(※はチームランキング)

【A組】 日本(2勝※1位)、カナダ(1勝1敗※13位)、インド(1勝1敗※6位)、オーストラリア(2敗※15位)

【B組】 タイ(2勝※4位)、台湾(2勝※5位)、香港(2敗=一次リーグ敗退※10位)、ドイツ(2敗=一次リーグ敗退※12位)

【C組★確定】 韓国(3勝※3位)、デンマーク(2勝1敗※8位)、ロシア(1勝2敗=一次リーグ敗退※11位)、モーリシャス(3敗=一次リーグ敗退※16位)

【D組】 中国(2勝※2位)、インドネシア(2勝※7位)、マレーシア(2敗=一次リーグ敗退※9位)、フランス(2敗=一次リーグ敗退※14位)

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