
スイスオープン(SUPER300)準決勝、女子2種目の決勝に日本選手が進出。ダブルスでは、同国対決を制した櫻本絢子・髙畑祐紀子組がグランプリ(GP)ゴールド相当の大会初タイトル奪取へ、最終日、第1シードに挑む
櫻本・髙畑組と志田千陽・松山奈未組の試合は互いに一歩も引かない接戦となり、1ゲームずつを取り合い、ファイナルゲームに突入する。ファイナルゲームは、櫻本・髙畑組のリードで進むが、2015年世界ジュニア銅メダルの志田・松山組が17-18まで追いすがる。それでも、シニアに上がってからの経験、実績で一歩先んじる櫻本・髙畑組が振り切った

世界ランクで日本8番手の櫻本・髙畑組にとって、若手が世界上位に進む上で越えるべき最初の関門と言えるGPゴールド相当の大会で最終日に残るのは、昨年のニュージーランドオープンに続いて2度目。決勝では初タイトルをかけて、この大会2年連続の決勝進出を果たした世界ランク13位、ブルガリアのストエバ姉妹に挑む
日本選手3人が準決勝に進んだ女子シングルスは、三谷美菜津選手の棄権により労せず白星を得た仁平菜月選手と、GPゴールド相当の大会では既に2度の優勝実績がある高橋沙也加選手が第1シードから順当に勝ち上がった
男子シングルスでは、怪我による戦線離脱を余儀なくされ、前週のヨーロッパ団体選手権から戦列に復帰してきた元世界2位、デンマークのヤン・ヨルゲンセン選手が勝利。準々決勝で元世界2位の桃田賢斗選手をストレートで退けたインドのサミール・ヴェルマ選手と対戦する
準決勝の結果
【男子シングルス】
リュカ・コルヴェ(フランス)<14-21,21-12,18-21>ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク)
サミール・ヴェルマ(インド、第2シード)<21-14,11-21,21-12>カンタポン・ワンチャロン(タイ)
【女子シングルス】
高橋沙也加(第1シード)<21-6,21-18>エフゲーニャ・コセツカヤ(ロシア、第4シード)
三谷美菜津(第2シード)<棄権>仁平菜月
【男子ダブルス】
マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、第1シード)<21-15,21-14>クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド、第3シード)
マニーポン・ジョンジット/ナンタカン・ヨドパイソン(タイ)<25-27,21-16,16-21>ニッティサク・ナマダッシュ/ティン・イスリヤネト(タイ)
【女子ダブルス】
ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ(ブルガリア、第1シード)<21-16,21-12>アンヌ・トラン/エミリー・ルフェル(フランス)
櫻本絢子・髙畑祐紀子<21-18,18-21,21-18>志田千陽・松山奈未
【混合ダブルス】
マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ、第1シード)<21-16,22-20>ジョーンズ・ラルフィ・ヤンセン/カーラ・ネルテ(ドイツ)
ベン・レーン/ジェシカ・ピュー(イングランド、第6シード)<8-21,4-21>マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド、第7シード)
決勝の対戦カード
【男子シングルス】サミール・ヴェルマ(インド、第2シード)対ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク)
【女子シングルス】高橋沙也加(第1シード)対仁平菜月
【男子ダブルス】マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、第1シード)対ニッティサク・ナマダッシュ/ティン・イスリヤネト(タイ)
【女子ダブルス】ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ(ブルガリア、第1シード)対櫻本絢子・髙畑祐紀子
【混合ダブルス】マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ、第1シード)対マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド、第7シード)