Warning sign for Japanese Women toward post-Tokyo now visible

日本のバドミントン界をけん引する女子に黄信号――。今シーズンここまで、全英オープンを除くスーパーシリーズ(SS)9大会に連続してファイナリストを輩出している現在の好調に照らすと、にわかには受け入れがたいかもしれないが、「ポスト東京」に目を向けた時、世界上位に日本女子の不在が生じる可能性が可視化してきた

日本女子の潜在的な窮状が浮き彫りになったのは、久保田友之祐・金子真大組による日本史上初の男子ダブルス優勝に沸いた今年の世界ジュニア選手権。国際バドミントン連盟(IBF)から世界バドミントン連盟(BWF)に代わり、世界ジュニア選手権の開催が隔年から毎年へと移行した2006年以降、U19(19歳未満)日本女子代表は、世界ジュニアにおいて常にベスト8以上の結果を残してきた。ところが、12年目の今回初めて、女子2種目の準々決勝に1人も残れないという厳しい現実がつきつけられた

From 2012 to 14, Japan produced WS champions at World Junior

今年、インドネシアに渡った女子シングルスのトロフィーの台座には、2012年奥原希望、13年山口茜、14年山口茜と、日本選手の名が記されたプレートが続けてはめ込まれている。その後も、15年銅メダル(荒木萌恵、仁平菜月)、16年銀メダル(大家夏稀)とつないできたが、今年は本来の調子ならばメダル圏内にいた高橋明日香選手がベスト16にとどまり、07年栗原文音選手から続くベスト8枠の確保が途絶えた

お家芸とも呼べる女子ダブルスはより深刻で、昨年の松山奈未・保原彩夏組による初優勝から一転、今年は誰もベスト16に届かなかった

こうした窮状は現場でも厳しく受けとめており、ジュニア強化部ヘッドコーチを務める長谷川博幸総監督は今年の世界ジュニア終了直後、試合会場で BadPaL に対し、来年に向けてというより、中期的見地に立った新たなジュニアの育成・選考・強化策を模索する必要性を認めている

世界的に見て、ジュニア時代に活躍した選手が3~6年後、シニアの大会でも上位を占める傾向は強まっている。現在、SSをはじめとする上位大会で競い合っている「現有戦力」で臨む2020年東京五輪の後、24年のパリ、さらに28年のロサンゼルスに向けては、「今」の取り組みが成否を分けることになる

◆U19日本女子の世界ジュニアでの成績(=ベスト8以上、太字はメダリスト)

【2006年】 (金)―(銀)―(銅)―(ベスト8)藤井瑞希・垣岩令佳

【2007年】 (金)―(銀)―(銅)―(ベスト8)栗原文音、村上彩・桜井みどり

【2008年】 (金)―(銀)佐藤冴香(銅)―(ベスト8)高橋礼華、高橋礼華・米元小春

【2009年】 (金)―(銀)―(銅)―(ベスト8)三谷美菜津

【2010年】 (金)―(銀)松友美佐紀(銅)福万尚子(ベスト8)峰歩美・與猶くるみ、高橋沙也加・古西佳那子

【2011年】 (金)―(銀)―(銅)奥原希望(ベスト8)福島由紀、福島由紀・篠谷菜留

【2012年】 (金)奥原希望(銀)山口茜(銅)大堀彩(ベスト8)星千智・櫻本絢子

【2013年】 (金)山口茜(銀)大堀彩(銅)―(ベスト8)星千智・櫻本絢子、東野有紗・松田蒼

【2014年】 (金)山口茜(銀)―(銅)大堀彩(ベスト8)仁平菜月、荒木茜羽・志田千陽

【2015年】 (金)―(銀)―(銅)荒木萌恵仁平菜月志田千陽・松山奈未(ベスト8)―

【2016年】 (金)松山奈未・保原彩夏(銀)―(銅)大家夏稀(ベスト8)川島美南・上杉夏美、小田菜摘・曽根夏姫

【2017年】 (金)―(銀)―(銅)―(ベスト8)―

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