Kenta ready for his first final in SS while Akane to take another shot at title

フレンチオープンSS準決勝、西本拳太選手が男子シングルスで日本史上4人目のSSファイナリストとなった。女子シングルスの山口茜選手は、2週連続、今シーズン3度目となるSS決勝進出で、タイトル獲得に挑む

Kenta advanced his first ever final in Superseries tournaments

西本選手の準決勝の相手、アナース・アントンセン選手はデンマークの20歳。4月のヨーロッパ選手権で世界1位のビクター・アクセルセン選手らを降して準優勝し、一躍脚光を浴びた。その後も、8月世界選手権でベスト16に入るなど、上位陣との対戦を重ねるごとに力をつけてきている。今大会では、2回戦でリオデジャネイロ五輪金メダルのチェン・ロン選手(中国)、準々決勝で香港オープンSS優勝のウン・カロン選手(香港)とトップ10の2人を破ってベスト4入りした

西本選手は前週のデンマークオープン1回戦でストレート負けを喫していたが、この日は、今大会、1戦1戦勝ち上がるごとに自信を増してきているプレーで、逆にストレート勝ちで仕留めてみせた

日本の男子シングルス陣で、これまでにSSの決勝に進んだのは、田児賢一(7回=いずれも準優勝)、桃田賢斗(4回=いずれも優勝)、坂井一将(1回=準優勝)の3人。西本選手は4人目のファイナリストで、決勝では、キダンビ・スリカンス選手(インド)を相手に、今大会4人目の「SSチャンピオン狩り」に挑む

Akane made her third final in SS in this season

山口選手は、直近の対戦で3連敗しているプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手(インド)と今年初めて顔を合わせた。今シーズン既にSSで2勝を挙げている五輪・世界選手権の銀メダリストを相手に厳しい戦いが予想されたが、第1ゲームを21-14で先取すると、第2ゲームは9点しか与えず快勝。6月オーストラリアンオープン、10月デンマークオープンに続く3度目のSS決勝進出を決めた

山口選手は今シーズンここまで、SS9大会すべてに出場し、準優勝2回、ベスト4が3回、ベスト8が4回と安定した成績を収め、SSランキング1位につける。ただ、SSと同等に位置付けられるアジア選手権も含め、上位大会で3度決勝に進みながら、いずれも敗れ優勝を逃してきた。パリで、今シーズン初のSSタイトル獲得なるか、対戦成績4勝4敗の世界1位タイ・ツーイン選手(台湾)との決勝が注目される

一方、日本ダブルス陣で唯一、準決勝に臨んだ女子ダブルスの永原和可那・松本麻佑組は、前週デンマークオープン優勝のイ・ソヒ/シン・スンチャン組(韓国)にストレートで敗れ、決勝進出は果たせなかった

この種目、準決勝もうひと試合では、今週、高橋礼華・松友美佐紀組に代わって世界1位の座に着いたチェン・チンチェン/ジア・イーファン組(中国)を、グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ組(インドネシア)が圧倒。この先、世界トップをうかがうペアであることをあらためて認識させた

中国は、男子ダブルスでも、世界選手権覇者のツァン・ナン/リュウ・チェン組、2016年世界ジュニア選手権ベスト8のホー・ジティン/タン・チアン組がともに敗れ、決勝進出を逃した

準決勝の結果

【男子シングルス】

アナース・アントンセン(デンマーク、世界17位)<17-21,15-21西本拳太(世界40位※予選勝ち上がり)

キダンビ・スリカンス(インド、世界4位)<14-21,21-19,21-18>プラノイ・ハシーナ・スニルクマール(インド、世界12位)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、世界1位)<21-14,17-21,21-8>ホー・ビンジャオ(中国、世界8位)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界2位)<14-21,9-21山口茜(世界5位)

【男子ダブルス】

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、世界5位)<21-19,13-21,19-21リー・ジェフエイ/リー・ヤン(台湾、世界8位)

マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界2位)<21-18,21-19>ホー・ジティン/タン・チアン(中国、世界72位※予選繰り上がり)

【女子ダブルス】

永原和可那・松本麻佑(世界24位)<12 –21,14-21イ・ソヒ/シン・スンチャン(韓国、世界55位)

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、世界1位)<5-21,10-21グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、世界39位)

【混合ダブルス】

ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(中国、世界1位)<22-20,17-21,21-15>マシアス・クリスチャンセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界386位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)<21-18,21-8>ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、世界5位)

決勝の対戦カード

【男子シングルス】 キダンビ・スリカンス(インド、世界4位)対西本拳太(世界40位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】 タイ・ツーイン(台湾、世界1位)対山口茜(世界5位)

【男子ダブルス】 マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界2位)対リー・ジェフエイ/リー・ヤン(台湾、世界8位)

【女子ダブルス】 グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、世界39位)対イ・ソヒ/シン・スンチャン(韓国、世界55位)

【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(中国、世界1位)対タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)

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