デンマークオープンSSプレミアは、インドネシア・ジョグジャカルタで開催された世界ジュニア選手権・個人戦決勝と同じ22日に最終日を迎え、奇しくも、かつて世界ジュニアでメダルを獲得した選手が多く表彰台に上った

女子シングルス決勝を戦った2人は、優勝したタイのラッチャノク・インタノン選手(22)が3回(2009~11年)、準優勝の山口茜選手(20)が2回(13~14年)と、ともに世界ジュニアのこの種目で連覇を達成している
女子ダブルス優勝の韓国ペア、イ・ソヒ選手(23)とシン・スンチャン選手(22)は、シニアに上がってからそれぞれ年上のチャン・イエナ選手、チョン・ギョンウン選手と組み、イ選手が全英オープン優勝、シン選手が五輪銅メダルなど、数々の結果を残してきたが、これが元々のペアリング。ジュニア時代には、2人で世界ジュニアの女子ダブルス2連覇(2011、12年)を初めて成し遂げた
敗れた米元小春・田中志穂組のうち、米元選手(26)も、メダルには届かなかったものの、高橋礼華選手とのペアで08年世界ジュニアベスト8の実績を持つ
男子ダブルス決勝のコートに立った4人のうち、世界ジュニアでメダルを獲得しているのは、◆ツァン・ナン(27):2008年銀メダル(混合ダブルス)◆リュウ・チェン(25):10年金メダル(混合ダブルス)◆ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(21):13年銀メダル(混合ダブルス)――の3人
混合ダブルスファイナリストの中でも、◆ツェン・シウェイ(20):13年銀メダル(男子ダブルス)、14年金メダル(男子ダブルス)、15年金メダル(男子ダブルス、混合ダブルス)◆チェン・チンチェン(20):13年金メダル(混合ダブルス)・銀メダル(女子ダブルス)、14年金メダル(女子ダブルス、混合ダブルス)、15年金メダル(女子ダブルス、混合ダブルス)◆ツェ・インシュー(25):09年銅メダル(女子ダブルス)――の3人が、世界ジュニアのメダリスト
一方、男子シングルスを制したインドのキダンビ・スリカンス選手(24)は、11年アジアジュニア・ベスト8、世界ジュニア・ベスト16と、ジュニア時代に顕著な結果は残してこなかったが、シニアに上がってから頭角を現し世界トップ10に達した1人だ
また準優勝の韓国イ・ヒョンイル選手(37)は、今大会初戦で07年世界ジュニア金メダルの中国チェン・ロン選手(28)に21-19,22-20で競り勝ち勢いに乗ると、続けて、ディフェンディングチャンピオン、ヨーロッパ選手権チャンピオン、今大会第1シードを連破し、決勝まで駆け上がった
決勝の結果
【男子シングルス】 キダンビ・スリカンス(インド、世界8位)<21-10,21-5>イ・ヒョンイル(韓国、世界22位)
【女子シングルス】 山口茜(世界5位)<21-14,15-21,19-21>ラッチャノク・インタノン(タイ、世界9位)
【男子ダブルス】 マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界1位)<16-21,24-22,19-21>ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、世界5位)
【女子ダブルス】 米元小春・田中志穂(世界8位)<13-21,16-21>イ・ソヒ/シン・スンチャン(韓国、世界112位)
【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(中国、世界1位)<22-24,21-19,21-23>タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、世界13位)