U19 Japanese shuttlers secure individual medals for 11-year in a row

世界ジュニア選手権・個人戦準々決勝、奈良岡功大選手と久保田友之祐・金子真大組が勝って準決勝進出。この時点で日本のU19(19歳未満)代表は、2007年から連続して獲得している個人戦のメダルを、今年も確保した

男子ダブルスの久保田・金子組は、第1ゲーム前半こそ長身のマン・ウェイチョン/クェック・イージアン組(マレーシア)の攻撃に手を焼くが、後半開始早々、連続得点であっさり逆転。そのままこのゲームを奪う。第2ゲームに入っても攻勢は続き、前半を11-4で折り返す。しかし勝利が見え始めた後半18-14から、気持ちが入りすぎたのか、ミスから相手に流れをわたしてしまい、18-20と逆にゲームポイントを握られてしまう

ファイナルゲーム突入が濃厚な流れとなったが、日本ペアは踏みとどまり20-20で並び返すと、ここから1点を取り合う接戦に。最後は、相手のゲームポイントを凌いでマッチポイントをつかんだ久保田・金子組が、26-24で勝負を決した

久保田・金子両選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、「第1ゲームは自分たちらしいプレーができたが、第2ゲーム途中から決め急いでしまった」と苦戦を招いた要因を語った。それでもこのゲームをそのまま持っていかれなかったのは、最大7点のリードをしていながら逆に追い込まれて、開き直ることができたため、と説明した。これでメダルは確保したが、と水を向けると、「(第1シードとぶつかる準決勝も)チャレンジャーの気持ちを忘れず」と気を引き締め直す一方、「ここまできたら優勝を目指す」と、この種目、日本勢初優勝への意欲ものぞかせた

男子シングルスの奈良岡選手の相手は、同じ2001年生まれの16歳ながら、既にシニアの大会インターナショナルシリーズで2勝を挙げている第2シード、ラクシャ・セン選手(インド)。第1ゲームを奪われる苦しい立ち上がりとなるが、第2ゲームに入ると、「徐々に自分のペースがつかめた」と試合後語った通り、粘り強いラリーを続け、じわじわと相手を追い込んでいく。ゲームカウント1対1のタイに戻して、迎えたファイナルゲームは、動きの落ちたセン選手を中盤引き離し17-6と点差を広げる。マッチポイントを握ってから4連続失点を喫するなど、最終盤に奈良岡選手にミスも出たが、21-14で勝利をつかんだ

奈良岡選手は BadPaL に対し、「勝ててすごくうれしい」と試合直後の率直な感想を述べた後、きつかったかとの問いに、大きくうなずいた。相手については、「9月のベトナムオープングランプリ(GP)で一度対戦していて、強い相手であることは分かっていた」とコメント。それでも、第1ゲームを失った後、「第2ゲームから徐々に自分のペースがつかめてきて、何とか勝つことができた」と振り返った。準決勝に向けては、「今日より強い相手になると思うので、今日よりいいプレーをして勝てるようがんばりたい」と述べた

一方、大林拓真選手と筑後恵太・山田尚輝組はこの日、ともにストレートで敗れ、準決勝に進めなかったが、勝機は十分あり内容で、惜しい敗戦となった

大林選手は、第1シードのクンラウット・ウィティサン選手(タイ)のテクニックに翻弄されながらも食らいついて、16-19から連続得点で追いつき逆転に成功する。ところが、そこから続けて4つのゲームポイントをつかみながら決め切れず、最後にひっくり返され23-25で第1ゲームを落とす。第2ゲームも相手に先行を許し追いかける展開となるが、中盤15-17までしっかりついていく。ただ、ここから4連続得点を決められてしまい、ベスト8で最初で最後の世界ジュニア選手権を終えた

大林選手に試合後、勝敗を分ける結果にもつながった、第1シードより自分が劣っていたと思われる部分は何か、問うと、「心技体すべて。特に第1ゲームは、何度もゲームポイントをつかみながら決め切れなかったのは気持ちの部分」と、悔しさを隠さず言葉を振り絞った

大林選手は大会期間中、初めて世界ジュニア選手権に出場して感じた海外のトップ選手との違いとして、体格差や、優れたテクニック(=これは、自分の持ち味であるフィジカルを活かしてカバーできるとした。)以上に、「ここで1~2点欲しい時に点を取れる。焦っていてもそれを顔に出さない」といった経験値の差を指摘していた

これから先、シニアに上がっても何度も対戦することが予想される、同世代の世界のライバルに迫るため、自分のプレーのどういうところを改善していきたいか聞くと、コートによってバックアウトやネットにかけるミスが出ないようなシャトルコントロールを挙げた

筑後・山田組は、第1ゲームからアジアジュニア選手権優勝のディー・ツジエン/ワン・チャン組に臆することなく向かっていき、試合をリード。20-18と先にゲームポイントを握る。ここで追いつかれた後も先手先手で得点し、4つのゲームポイントをつかむが、どうしても決めることができずに26-28で落とす。第2ゲームも主導権は日本ペアにあったが、17-14とリードした場面から5連続失点で逆転されると、勢いを得た中国ペアを止められず、18-21で力尽きた

筑後選手は試合後、BadPaL に対し、「サーブ周りで相手の方が1枚も2枚も上手だった」と敗因を語った。山田選手は、「世界ジュニアで得たいい経験を、大学に進んでからインカレなどで活かしていきたい」と述べた

日本勢以外ではこの日、女子シングルスで、第1シードのパッタラスダ・チャイワン選手(タイ)が中国2番手のツァイ・ヤンヤン選手に、ファイナルゲーム20-22で敗れ、メダルに手が届かず姿を消した

この結果、激戦の女子シングルスの準決勝には、◆2015年世界ジュニア金メダルのゴー・ジンウェイ選手(マレーシア、17)◆16年アジアジュニア銀メダルのグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン選手(インドネシア、18)◆17年アジアジュニア金メダルのハン・ユエ選手(中国、17)◆伏兵ツァイ・ヤンヤン選手(中国、17)――の4人が並んだ

準々決勝の結果

【男子シングルス】

クンラウット・ウィティサン(タイ、第1シード)<25-23,21-15>大林拓真

ナット・グエン(アイルランド、第8シード)<21-18,18-21,7-21ガオ・ツェンツ(中国)

リョン・ジュンハオ(マレーシア、第4シード)<21-14,21-12>クリスト・ポポフ(フランス、第14シード)

ラクシャ・セン(インド、第2シード)<21-14,17-21,14-21奈良岡功大(第6シード)

【女子シングルス】

パッタラスダ・チャイワン(タイ、第1シード)<19-21,21-14,20-22ツァイ・ヤンヤン(中国、第6シード)

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア、第3シード)<21-10,21-13>アウルム・オクタビア・ウィナタ(インドネシア)

ゴー・ジンウェイ(マレーシア、第4シード)<21-12,21-5>チャナンチダ・ジュチャロエン(タイ、第10シード)

ハン・ユエ(中国、第5シード)<21-13,21-10>ツォウ・メン(中国)

【男子ダブルス】

キム・ウォンホ/カン・ミンヒョク(韓国、第1シード)<21-12,21-10>ナッタパト・トリンカジー/ワチラウィト・ソトン(タイ、第5シード)

久保田友之祐・金子真大(第4シード)<21-15,26-24>マン・ウェイチョン/クェック・イージアン(マレーシア)

リノブ・リヴァルディ/イェレミア・エリック・ヨセ・ヤコブ・ランビタン(インドネシア、第11シード)<21-14,21-17>チュアン・プシェン/リン・ユーチエ(台湾)

ディー・ツジエン/ワン・チャン(中国、第13シード)<28-26,21-18>筑後恵太・山田尚輝

【女子ダブルス】

シア・ユーティン/ツァン・シュウシアン(中国、第10シード)<15-21,21-11,21-9>フレイヤ・ラブン/アマリー・マージルンド(デンマーク)

ジャウザ・ファディラ・スギアルト/リブカ・スギアルト(インドネシア、第4シード)<21-15,21-19>テン・チュンスン/リ・ジチン(台湾、第8シード)

ナズリカン・インチ/ベンギス・エルチェティン(トルコ、第5シード)<17 –21,12-21リ・ウェンメイ/リュウ・シュエンシュエン(中国)

イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、第2シード)<21-6,21-7>アリッサ・ティルトセントノ/デボラ・ジル(オランダ)

【混合ダブルス】

リノブ・リヴァルディ/ピタ・ハニントヤス・メンタリ(インドネシア、第11シード)<13-21,21-17,21-16>ナッタパト・トリンカジー/クワンチャノク・スジャイプラパラト(タイ、第5シード)

イェレミア・エリク・ヨセ・ヤコブ/アンジェリカ・ウィラタマ(インドネシア、第4シード)<21-19,13-21,15-21リュウ・シウェン/リ・ウェンメイ(中国)

レハン・ナウファル・クスハルジャント/シティ・ファディア・シルバ・ラマダンティ(インドネシア、第3シード)<18-21,21-14,21-15>ウン・エンチョン/トー・イイウェイ(マレーシア、第9シード)

ファン・チウユエ/リュウ・シュエンシュエン(中国)<17-21,21-8,21-17>ダニエル・ルンドゴール/アマリー・マージルンド(デンマーク)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

クンラウット・ウィティサン(タイ、第1シード)対ガオ・ツェンツ(中国)

リョン・ジュンハオ(マレーシア、第4シード)対奈良岡功大(第6シード)

【女子シングルス】

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア、第3シード)対ツァイ・ヤンヤン(中国、第6シード)

ゴー・ジンウェイ(マレーシア、第4シード)対ハン・ユエ(中国、第5シード)

【男子ダブルス】

キム・ウォンホ/カン・ミンヒョク(韓国、第1シード)対久保田友之祐・金子真大(第4シード)

リノブ・リバルディ/エレミア・エリック・ヨチェ・ヤコブ・ランビタン(インドネシア、第11シード)対ディー・ツジエン/ワン・チャン(中国、第13シード)

【女子ダブルス】

シア・ユーティン/ツァン・シュウシアン(中国、第10シード)対ジャウザ・ファディラ・スギアルト/リブカ・スギアルト(インドネシア、第4シード)

イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、第2シード)対リ・ウェンメイ/リュウ・シュエンシュエン(中国)

【混合ダブルス】

リノブ・リヴァルディ/ピタ・ハニントヤス・メンタリ(インドネシア、第11シード)対リュウ・シウェン/リ・ウェンメイ(中国)

レハン・ナウファル・クスハルジャント/シティ・ファディア・シルバ・ラマダンティ(インドネシア、第3シード)対ファン・チウユエ/リュウ・シュエンシュエン(中国)

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