Sindhu strikes back at Nozomi, the rivalry will continue

at Korea Open SS in Seoul

韓国オープンSS決勝、奥原希望選手は国際大会決勝では3度目の対戦となる同じ1995年生まれ、インドのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手に敗れ、今シーズン3つ目のタイトル獲得を逃した。ただ、3大会続けて決勝進出を果たし、プレーに安定感は増している

2012年アジアジュニア選手権(勝者シンドゥ)、17年世界選手権(勝者奥原)に続く3度目の決勝で顔を合わせたライバル2人、奥原選手にとって、オープニングゲーム、20-18と先にゲームポイントを握りながらミスで逆転されたのが響いた。第2ゲームは大差で取り返すものの、ファイナルゲームを迎える際のシンドゥ選手の精神的疲労度が、世界選手権の時とは違った

at World championships in Glasgow @archives

勝敗を決するファイナルゲーム、奥原選手は前半5-11と大きくリードされながら、後半追い上げ、17-19と世界選手権の時と同じ点差まで詰める。しかしこの場面で、グラスゴーで奥原選手がそうであったように、ソウルではシンドゥ選手が「次の1点」に集中できていたことを試合後明かした。最後は、奥原選手がラリーの途中で放った相手を大きく動かすショットがサイドラインを越えてアウトとなり、ジエンド。オーストラリアンオープンSS、世界選手権に次ぐ、出場3大会連続優勝は果たせなかった

ただ、全英オープン制覇という偉業を達成した後、期待されながら臨んだ次の試合で、故障の影響もあり、◆インドオープン欠場◆マレーシアオープン2回戦負け◆シンガポールオープン2回戦負け◆アジア選手権3回戦(準々決勝)敗退――とまったく振るわなかった昨年に比べると、プレーの安定感は格段に増している

一方、シンドゥ選手はこの勝利で、2016年11月チャイナオープン、17年4月インドオープンに続く、3つ目のSSタイトル獲得。優勝ポイント9,200点を得て、世界ランキングの算定基準となる10大会の累計ポイントは81,000点を超え、ソン・ジヒョン、山口茜両選手を抜いて2位に浮上する

また、上位8人のみが出場資格を得る、年間チャンピオンを決める12月のSSファイナルに向けたSSランキングでは、全12大会中7大会を終え、4位につける

【女子シングルスSSランキング7戦目終了時点(速報値)】

1)  タイ・ツーイン (Taiwan)                    47270 pts

2)  山口茜 (Japan-1)                    45480 pts

3)  ソン・ジヒョン (Korea)                    44850 pts

4)  プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ (India-1)                    41510 pts

5)  奥原希望 (Japan-2)                    38940 pts

6)  カロリナ・マリン (Spain)                    35880 pts

7)  ラッチャノク・インタノン (Thailand)                    33960 pts

8)  佐藤冴香 (Japan-3)                    30780 pts

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9)  スン・ユ (China)                    29610 pts

10)  三谷美菜津 (Japan-4)                    25540 pts

 

男子シングルスは、インドネシアの同国対決となり、21歳アンソニー・シンスカ・ギンティン選手が20歳ジョナタン・クリスティ選手に競り勝って、SS初優勝を遂げた。韓国オープンが上位大会SSの格付けになった2007年以降、この種目、最初のインドネシア人チャンピオン。それより前に遡ると、1995年のへリャント・アルビ氏以来、22年ぶりのインドネシア選手の男子シングルス優勝となる

混合ダブルスでも、インドネシアのプラビーン・ジョーダン/デビー・スサント組が中国ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン組に勝ち、韓国オープンSSにおいてはインドネシアペアとして初めて、SS格付け前を含めると、2006年ノバ・ウィディアント/リリアナ・ナッチル組以来2ペア目の優勝を決めた。この試合のコーチには、一時期、若いジョーダン選手のパートナーを務めたこともあるビタ・マリッサ元選手がついた

インドネシアは、男子ダブルスで3つ目のタイトル奪取を狙った。しかし、マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組が今大会第1シード、デンマークのマシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組に跳ね返され、果たせず。ボー/モゲンセン組は韓国オープンで、2009年、14年に次ぐ3度目の優勝を飾った

女子ダブルスは、中国ユー・シャオハン/ホワン・ヤチオン組が、準決勝の第1シード高橋礼華・松友美佐紀組に続いて、決勝で第3シードの韓国チャン・イエナ/イ・ソヒ組をストレートで破り、このペアではインドネシアオープン、オーストラリアンオープンに続く出場3大会目でSS初優勝を飾った

一方、唯一、決勝に残っていた女子ダブルスが敗れたことで、韓国勢はこの大会、タイトルなしに終わった。前回は、既に国家代表から退いたイ・ヨンデ(29)、ユ・ヨンソン(31)、コ・ソンヒョン(30)らベテランの活躍で、ダブルス3種目を制していた

決勝の結果

【男子シングルス】 ジョナタン・クリスティ(インドネシア、世界22位)<13-21,21-19,20-22アンソニー・シンスカ・ギンティン(インドネシア、世界24位)

【女子シングルス】 プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界4位)<22-20,11-21,21-18>奥原希望(世界9位)

【男子ダブルス】 マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界1位)<21-19,19-21,21-15>マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界3位)

【女子ダブルス】 チャン・イエナ/イ・ソヒ(韓国、世界4位)<11-21,15-21ユー・シャオハン/ホワン・ヤチオン(中国、世界129位)

【混合ダブルス】 プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界7位)<21-17,21-18>ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、世界13位)

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