Tokyo loses bid to host 2019 World championships to Basel

BWF President announced ‘The winner is Basel’ ~photo courtesy of LIM Cheesen

世界バドミントン連盟(BWF)は18日、2018~19年のBWF主要大会の開催地を決定。その中で、19年世界選手権は、翌20年に五輪が控える東京ではなく、スイス・バーゼルで実施すると発表した。世界規模での競技促進を目指す上で、アジア偏重を避けたいBWFの意向が「東京落選」という結果を招いた可能性は否定できない

2012年ロンドン五輪の際に見られたように、五輪前年の世界選手権は五輪開催会場等のテストイベントとして扱われるケースがあり、その点で東京は優位と見られていた。ただ、必ずしもそうである必要はなく、BWFの評議会が、2つの立候補地、東京とバーゼルから示されたプレゼンテーションを踏まえ、競技発展の観点に立って多角的な検証、査定を行った結果、バーゼルが東京を上回ったという

Nippon BA’s secretary general, Kinji ZENIYA (second from right) witnessed bitter result ~photo courtesy of LIM Cheesen

発表当日、マレーシア・クアラルンプールの会場には、日本バドミントン協会(NBA)の専務理事、銭谷欽治氏らも駆けつけ結果を見守ったが、日本に朗報がもたらされることはなかった

実際のところ、今回、4つの主要大会の開催地に立候補したのは、◆東京◆南京◆南寧◆ニューデリー◆バンコク――のアジア5都市に対し、欧州からはバーゼルのみ。さらに、2019年世界選手権だけが、アジアと欧州の都市間の争いになっていた

BWFのポール・エリック・ホイヤー会長は開催4都市の発表後、取材に応じ、決定前に行われたBWF評議会の話し合いの中で地域に関する議論があったことを認め、世界規模でのバドミントン競技促進を目指す上で、開催地がアジアだけに集中するのを避けたいBWFの意向が、「東京落選」の決定に影響した可能性をうかがわせた。また関係者からは、同じ2019年に開催予定のジャパンオープンを五輪会場で実施すれば、との声も聞かれ、世界選手権東京開催の強みであったはずのプレ五輪イベントとしての位置付けが、十分機能しなかった点も指摘されている

一方、2018年トマス・ユーバー杯開催地に名乗りを挙げたタイバンコクは、14年に続く2回目の開催を狙ったインド・ニューデリーを退け、1976年トマス杯以来となる主要大会の誘致に成功した

2018年世界選手権と19年スディルマン杯は、それぞれ立候補地が1都市ずつしかなく、そのまま中国の南京南寧に決まった

 

2018~19年のBWF主要大会開催地

◆2018年トマス・ユーバー杯:タイ・バンコク(インド・ニューデリーを破る)

◆2018年世界選手権:中国・南京(競合なし)

◆2019年スディルマン杯:中国・南寧(競合なし)

◆2019年世界選手権:スイス・バーゼル(日本・東京を破る)

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