
SSパープルリーグ16日目、川上紗恵奈選手は2日連続の起用で3試合目に臨み、勝って通算成績を2勝1分けとして2シーズン目のパープルリーグを終え、帰国の途に就いた。助っ人加入したムアルBCは上位にいたプタリンジャヤBCを破って、3位からトップへ順位を上げている
川上選手は昨年末の初戦〈https://badpal.net/2016/12/30/saenas-first-match-ends-in-draw-due-to-30-minute-rule-day-12-of-purple/〉に続いて、ゲームカウント2対1とリードして迎えた第4ゲーム、30分の制限時間が迫る中、引き分けに持ち込まれそうになる。しかし前回味わった苦い思いは繰り返さず4-3と1点リードで終え、自身最後の試合を3対1の勝利で締めくくった
この日で帰国する川上選手は BadPaL に対し、1試合しか出場機会のなかった昨シーズンに比べ、3試合に出場し2勝1分けの結果を残した今回は、「チームに貢献できたと思う。(チームの)メンバーとも積極的にコミュニケーションを取れた」と、自らパープルリーグ2シーズン目を評した。また、マレーシアで年越しを迎えることになった点については、「日にち感覚がなかった」としながらも、「毎日バドミントンができて幸せだった」と前向きなコメント。最後に2017年の抱負を尋ねると、「社会人2年目になるので、去年より自分のやるべきことをしっかりこなし、社会人としても選手としても向上していきたい」と答えた
初戦に勝って白星スタートを切ったのもつかの間、第2戦、第3戦と連敗。しかしその後、川上選手らを迎えて3連勝と尻上がりに調子の出てきた暫定3位のムアルBCは、同2位のプタリンジャヤBC相手にも13対5の快勝。4連勝で獲得ゲームの総数を78に伸ばし、暫定順位ながら初めてトップの座に就いた
もうひと試合は、大みそかに行われた6戦目で初黒星を喫したBUドラゴンズBCが、最下位のクランシティBCに男子ダブルスを取られながらもゲームカウント13対5で勝ち、1敗を守った
16日目の結果
◆プタリンジャヤBC(4勝3敗)5―13ムアルBC(5勝2敗)
【男子シングルス(第2)】 ゴー・ギアプチン(マレーシア)0〈9-11,6-11,6-11〉3ズルファルディ・ズルキフリ(マレーシア)
【女子シングルス】 サリタ・スワンナキットボリハン(タイ)1〈9-11,7-11,11-10,3-4※30分打ち切り〉3川上紗恵奈(日本)
【男子ダブルス】 クー・ケンケット/オール・チンチュン(マレーシア/香港)1〈10-11,11-8,6-11,6-11〉3テオ・コクシアン/テオ・イーイ(マレーシア)
【混合ダブルス】 タン・チュンマン/ウーン・ケーウェイ(香港/マレーシア)3〈11-8,8-11,11-10,10-8※30分打ち切り〉1チャン・ペンスーン/イ・ヒョジョン(マレーシア/韓国)
【男子シングルス(第1)】 コシット・ペトプラダブ(タイ)0〈9-11,7-11,6-11〉3イ・ヒョンイル(韓国)
◆BUドラゴンズBC(6勝1敗)13―5クランシティBC(1勝6敗)
【男子シングルス(第2)】 ゴー・スーンフアト(マレーシア)3〈11-8,11-4,7-11,11-6〉1リョン・ジュンハオ(マレーシア)
【女子シングルス】 ゴー・ジンウェイ(マレーシア)3〈11-1,11-4,11-5〉0ナナ・アレキサンドラ・ヴァイニオ(フィンランド)
【男子ダブルス】 チョウ・パクチュウ/チューイ・カーミン(マレーシア)1〈9-11,11-4,10-11,9-11〉3ムハンマド・ウマール・アルカタブ/ロウ・ハンイー(マレーシア)
【混合ダブルス】 タン・キアンメン/チョウ・メイクアン(マレーシア)3〈10-11,11-8,11-5,11-6〉1フー・パンロン/チア・イーシー(マレーシア)
【男子シングルス(第1)】 ウェイ・ナン(香港)3〈11-3,11-5,11-9〉0タイ・アンカン(マレーシア)