
SSパープルリーグ7日目、2日連続の試合となったプタリンBCは、スルダンBCにゲームカウント15対1の大勝。全9試合中3試合を終え1勝2敗だが、消化試合をなくす狙いで、勝ち試合の数ではなく獲得ゲーム数で争うパープルリーグ特有のルールに基づき、この日も勝って3戦全勝としたBUドラゴンズBCを獲得ゲーム数で1つ上回った
プタリンBCは、前日と同じラインナップでスルダンBCとの1戦に臨み、まず田児賢一選手が、中国の22歳シュー・イーミン選手にストレート勝ち。これに続いて、女子シングルス、男子ダブルス、混合ダブルスとすべて3対0で勝利し、最後の男子シングルス(第1)でイスカンダー・ズルカマイン・ザイヌディン選手が、2015年世界ジュニア選手権チャンピオンの台湾ルー・チアフン選手に1ゲームを奪われるが3対1で難なく締め、結局、15対1と大勝した

田児選手は試合後、BadPaL に対し、「前日、香港ウェイ・ナン選手と戦った後、2日連続の試合は正直きつかった」と明かした。序盤から飛ばしていった前日の試合との入り方の違いについては、「ウェイ・ナン選手と違い、きょうの対戦相手のことは知らなかったので、最初はどんな球がくるか分からなかった」と話し、見極めのため少し慎重にならざるを得なかったことを認めた
プタリンBCの次の試合は27日。この後の田児選手の出場予定は、クラブのコーチ並びに首脳陣の決定次第となる

BUドラゴンズBCはこの日、ムアルBCと対戦。第1種目の男子シングルス(第2)を落とすが、2015年世界ジュニアチャンピオンで現在はマレーシアのエースに成長したゴージンウェイ選手が女子シングルスを、世界ランク1位のタン・ウィーキョン選手を擁するペアが男子ダブルスを続けて勝ち逆転すると、混合ダブルスも続いて、この時点で10対5となり勝負あり
最終種目は、香港の32歳ウェイ・ナン選手と韓国の36歳イ・ヒョンイル選手によるベテラン対決で、ムアルBCのエース、イ・ヒョンイル選手が勝って、最後に一矢報いた
7日目の結果
◆スルダンBC(1勝2敗)1―15プタリンBC(1勝2敗)
【男子シングルス(第2)】 シュー・イーミン(中国)0〈7-11,9-11,3-5〉3田児賢一(日本)
【女子シングルス】 チェン・シアオフアン(台湾)0〈6-11,9-11,8-11〉3ヘラ・デシアナ・ラクマワティ(インドネシア)
【男子ダブルス】 ツェン・ミンハオ/ウーイ・ジヘン(台湾/マレーシア)0〈6-11,5-11,7-11〉3ゴー・ウェイシェム/チェン・タンジエ(マレーシア)
【混合ダブルス】 オン・ウェイクーン/ヤップ・チェンウェン(マレーシア)0〈3-11,7-11,6-11〉3アグリピンナ・プリマ・ラマント/デビ・ティカ・ぺルマタサリ(インドネシア)
【男子シングルス(第1)】 ルー・チアフン(台湾)1〈11-6,0-11,4-11,3-11〉3イスカンダー・ズルカマイン・ザイヌディン(マレーシア)
◆ムアルBC(1勝2敗)7―11BUドラゴンズBC(3勝)
【男子シングルス(第2)】 ズルファルディ・ズルキフリ(マレーシア)3〈11-5,11-4,9-11,3-2※30分打ち切り〉1チャン・ヤンキット(香港)
【女子シングルス】 ソニア・チア(マレーシア)1〈8-11,11-7,8-11,6-9※30分打ち切り〉3ゴー・ジンウェイ(マレーシア)
【男子ダブルス】 タン・ブンヒョン/フーン・ティエンハウ(マレーシア)0〈7-11,8-11,8-11〉3タン・ウィーキョン/チューイ・カーミン(マレーシア)
【混合ダブルス】 チャン・ペンスーン/リー・メンイーン(マレーシア)1〈7-11,11-6,3-11,5-8※30分打ち切り〉3ゴー・スーンフアト/ライ・ペイジン(マレーシア)
【男子シングルス(第1)】 イ・ヒョンイル(韓国)2〈11-6,7-11,10-9※30分打ち切り〉1ウェイ・ナン(香港)