
バンコクで開催中のタイオープングランプリ(GP)ゴールドは8日までに準決勝を終え、日本勢が、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルスで決勝に進んだ。中でも今大会、金子祐樹・井上拓斗組の奮闘が光る
リオデジャネイロ五輪の後、日本男子ダブルスのエース早川賢一・遠藤大由組の去就が不明瞭な中、1990年生まれの先輩ペア園田啓悟・嘉村健士組と、95年生まれの後輩ペア小林優吾・保木卓朗組に次ぐポジションに甘んじてきた94-95年生まれの2人が、ようやくGPゴールドでファイナルまでたどりついた
初戦で第1シード、マレーシアのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組をフルゲームの末に撃破(22-20,19-21,21-15)したのが大きかった。その後は、マレーシア、香港(第7シード)、インドネシアのペアを連破した。2012年世界ジュニア選手権で日本のダブルスで初となる銀メダルを手にした金子・井上組、決勝で、ジュニア時代に実績を残した選手にとっての登竜門といえるGPゴールドのタイトル獲りに挑む
女子シングルスではアジアジュニア金メダル、世界ジュニア銀メダルの実績を持つ大堀彩選手が、優勝経験のあるGPの1つ上、GPゴールドでの初優勝を目指す
女子ダブルスは日本から2ペアが準決勝に進んだが、決勝に勝ち残ったのは永原和可那・松本麻佑組のみ。世界ランクで日本6番手につける長身ペアは最終日、シニア大会初優勝を目指す
準決勝の結果
【男子シングルス】
タノンサク・センソンブーンサック(タイ、世界33位)〈21-19,21-16〉西本拳太(世界46位)
ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界32位)〈19-21,21-16,21-17〉リー・チュクイウ(香港、世界123位)
【女子シングルス】
ニチャオン・ジンダポン(タイ、世界18位)〈12-21,21-12,13-21〉大堀彩(世界35位)
ブサナン・ウンバンルンパン(タイ、世界16位)〈22-20,21-13〉ゴー・ジンウェイ(マレーシア、世界57位)
【男子ダブルス】
金子祐樹・井上拓斗(世界44位)〈21-19,24-22〉ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア、世界52位)
ライアン・アグン・サプトロ/ベリー・アングリアワン(インドネシア、世界25位)〈21-17,21-18〉リム・キムワー/オン・ジアングオ(マレーシア、世界78位)
【女子ダブルス】
サプシリー・タエラッタナチャイ/プティッタ・スパジラクン(タイ、世界15位)〈21-14,21-13〉加藤美幸・柏原みき(世界143位)
ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、世界19位)〈19-21,17-21〉永原和可那・松本麻佑(世界50位)
【混合ダブルス】
タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、世界203位)〈18-21,21-13,21-15〉スパク・ジョムコー/プティッタ・スパジラクン(タイ、世界ランクなし)
タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界19位)〈22-24,21-17,21-14〉プアバラヌクロー・デチャポン/サプシリー・タエラナッチャイ(タイ、世界20位)
決勝の対戦カード
【男子シングルス】 ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界32位)対タノンサク・センソンブーンサック(タイ、世界33位)
【女子シングルス】 ブサナン・ウンバンルンパン(タイ、世界16位)対大堀彩(世界35位)
【男子ダブルス】 ライアン・アグン・サプトロ/ベリー・アングリアワン(インドネシア、世界25位)対金子祐樹・井上拓斗(世界44位)
【女子ダブルス】 サプシリー・タエラッタナチャイ/プティッタ・スパジラクン(タイ、世界15位)対永原和可那・松本麻佑(世界50位)
【混合ダブルス】 タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界19位)対タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、世界203位)