Mixed pair Kenta/Ayane makes a breakthrough by defeating World no.5

kenta-ayane-R2シンガポールオープンSS2回戦、混合ダブルスの数野健太・栗原文音組が、今大会第2シード、世界ランク5位の中国リュウ・チェン/バオ・イーシン組に競り勝ち、なかなか越えられなかった壁を1つ突破した

リオデジャネイロ五輪出場を目指し日本代表ヘッドコーチ、パク・ジュボン氏の肝いりで結成された混合ダブルス専門ペアは、これまで何度も世界ランク上位の強豪相手に「いい試合」をしてきたが、勝ちに結びつけられずにいた。この日も第1ゲーム、格上と互角に競り合いながら19-21の僅差で落とし、嫌な流れに。しかし第2ゲーム後半、気合の入ったプレーで抜け出しファイナルゲームに持ち込むと、やはり後半、気迫で勝る日本ペアが連続得点を決めるなどして、21-18できわどい勝負をものにした

数野・栗原組は試合後、BadPaL の取材に応じ、「第1ゲームを落としいつもの(悪い)展開になりかけたが、ここを打ち破っていかないと、という思いで、とにかく前向きに強い気持ちを最後まで維持できた」(数野)と述べた。「今回勝たなければと、あえて自分にプレッシャーをかけて臨んだ」(栗原)ことも明かした。数野、栗原両選手はかねて、「良い試合をしても勝たなければ自信にならない」と答えてきたが、この日の勝利の後は「自信になる」と口をそろえた。続けて中国ペアと対戦する準々決勝に向けても、苦しい戦いになるのは間違いない、としながらも、自分たちのプレーを思いきってできれば勝機はあると意気込みを語った

akane-R2-2日本勢3人が初戦を突破した女子シングルス、しかし2回戦も勝てたのは山口茜選手ただ1人。世界ランク16位でカナダから五輪出場を確実にしているミッシェル・リ選手を相手に第1ゲームを快勝。エンドの変わった第2ゲームは風の対応に苦しみ、「甘くならないよう大きく上げたらアウトになる」などミスによる失点が続き、19-21で落とす。それでもファイナルゲームに入ると序盤からどんどんリードを広げ、風を計算に入れたシャトルコントロールも冴え、つけ入る隙を与えず21-8と快勝した

山口選手は試合後、BadPaL に対し、前回、韓国オープンSSで対戦した時、リ選手が仕掛けるネット前のフェイントによくひっかかったが、今回は落ち着いて対処できたと説明した。足もよく動いているようで、現在の調子を聞くと、「調子はいい」と笑顔を見せた

nozomi-R2-2一方、山口選手とともに上位進出が期待された全英オープン覇者の奥原希望選手は、同年代のライバル、中国スン・ユ選手にストレートで敗れ、昨年に続きシンガポールオープンで2連敗となった

奥原選手は試合後、低い展開とねばりで相手のリズムを崩すことを狙ったが、相手が対策を立ててきて対応したのに対し、展開の切り替えが十分できなかった、と敗因を説明した。ただ、「ひざのケガで怖さがある中、試合勘を取り戻せたのはよかった」と、今大会全体を通じての成果を述べた。その上で、「日本に帰ってまたフィジカルを鍛えて次の大会に臨む」と、敗戦の悔しさをにじませながらも、前を向いた

sayaka-R2-2また、五輪レースで山口選手を追いかける立場の佐藤冴香選手は、自ら課題とする世界トップ10越えをかけ世界7位の韓国ソン・ジヒョン選手に挑んだ。しかし第1ゲームを19-21で競り負け、第2ゲームは途中、ソン選手が足を負傷するアクシデントがあったが、勝ちにつなげられず、べスト8に残れなかった

Matsu-Taka-R2女子ダブルスでは、高橋礼華・松友美佐紀組、福万尚子・與猶くるみ組、松尾静香・内藤真実組の3ペアが順当にベスト8に入った。このうち今大会第1シードの高橋・松友組は、ブルガリアのストエバ姉妹の強打に押され、第1ゲーム、5-10とリードを許す。しかし総合力では上の日本のエースペアは徐々にリズムをつかみと、後衛が崩して前衛で決める連続攻撃などで次々に得点し、ストレート勝ちした

高橋・松友組は試合序盤の苦戦の要因を、五輪出場圏内に長くとどまっているストエバ姉妹の強さと率直に認める。一方、日本以外の選手からも多く指摘が上がっている会場内の風の影響については、「マレーシアに比べれば(それほどでもない)」と述べ、プレーにさほど影響していないとした

Matsu-Nai-R2対照的に、同じコートで先に試合をした松尾・内藤組は、風の影響を指摘。普段通りのプレーができれば問題のない相手だったが、風でシャトルコントロールに苦しみ少々もたついたことを認めた。ただ大勢に影響はなく、ストレート勝ちでベスト8入りを果たした

松尾・内藤組は試合後、BadPaL の取材に応じ、前週のマレーシアオープンSSプレミアに次ぐ2週連続SSベスト4入りをかけ戦う準々決勝について、この時点で対戦相手は決まっていなかったものの、高橋・松友組との同国対決を予想。世界ランク1位の強さを認めた上で、こういった舞台で倒したい、と静かに闘志をのぞかせた

yonao-fukuman-R2日本勢同士の対決となった福万・與猶組と福島・廣田組の試合は、接戦となった第1ゲームを25-23でものにした福万・與猶組が勝ち、準々決勝に進んだ

福万・與猶組に試合後、所属チームも同じで手の内を知り尽くしている相手だけにやりにくかったか問うと、「自分のやろうとすること、試したいことがはっきりしていたのでやりにくさはなく、むしろ収穫になった試合だった」(福万)。「練習のつもりで落ち着いてやれた」(與猶)と答えた。昨年に続き所属企業の会長らが日本から応援に来ているが、準々決勝では「いいところを見せたいというのではなく、自分たちが何をしに来たかということを忘れずやれれば喜んでもらえると思う」と述べ、あくまで自然体で臨む姿勢を強調した

sono-kamu-R2日本男子では、ダブルスの園田啓悟・嘉村健士組が、世界ランク下位の開催国シンガポールのペアに順当勝ちで、昨年9月のジャパンオープン以来となるSS2回戦突破を果たした

園田・嘉村組は試合後、BadPaL の取材に応じ、低空戦を主体とした自分たちのプレーができたと、自らのこの日のパフォーマンスを評価した。初戦で破った世界ランク1ケタの韓国キム・サラン/キム・ギジョン組より格下の相手だったが、気を緩めることなく試合に入れたか尋ねると、「今は毎試合、毎試合、勝ちたいと特に強く思っている。(世界ランク下位の相手ながら)シードの韓国ペアに挑んだ1回戦と変わらぬモチベーションで試合に臨めた」と答えた。アウェーの雰囲気も問題なく、「むしろ、そういった中でガッツを見せたかった」と笑みを見せた

haya-en-R2男子ダブルスもう1組の日本ペア、早川賢一・遠藤大由組は、前日に続いて息詰まる接戦を演じ会場を沸かせたが、ファイナルゲーム18―21で力尽きた

早川、遠藤両選手に試合後、改善すべき点を聞くと、「ドライブのクオリティ。自分のサーブがうまくなれば主導権が取れる」(遠藤)。「サーブでは点が取れるが、逆にサービスレシーブから点を取られてしまう」(早川)と答えた。日本のエースペアは次週のチャイナマスターズGPゴールドには参戦せず帰国。その後、五輪レース最終戦、アジア選手権(26日~5月1日)に挑む

sho-R2男子シングルスの佐々木翔選手は、1回戦でデンマークのヤン・ヨルゲンセン選手を破り、いい流れに乗って2回戦に進んだが、インドネシアの31歳、ソニー・ドゥイ・クンチョロ選手に力及ばず敗退した

佐々木選手は試合後、「(佐々木選手が先取した)第1ゲームは、相手が第2ゲーム以降、調子をつかむために捨ててきていたと思う。きょうは相手の方が充実していた」と述べ、潔く負けを認めた。佐々木選手はこの後、帰国せず、チャイナマスターズGPゴールド、アジア選手権に出場するため、インドオープンSSから数えると5連戦となる。合宿をはさんでの連戦とは異なりフィジカル面を含め調子が落ちるのは仕方がない、としながらも、五輪レースを最後まで戦い抜く意思を確認した

日本選手2回戦の結果

【男子シングルス】 佐々木翔(世界26位)〈21-11,14-21,4-21〉ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界57位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】 奥原希望(世界3位)〈16-21,11-21〉スン・ユ(中国、世界12位)、山口茜(世界11位)〈21-12,19-21,21-8〉ミッシェル・リ(カナダ、世界16位)、佐藤冴香(世界14位)〈19-21,13-21〉ソン・ジヒョン(韓国、世界7位)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈20-22,21-18,18-21〉リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ(中国、世界14位)、園田啓悟・嘉村健士(世界18位)〈21-10,21-10〉ダニー・バワ・クリスナンタ/ヘンドラ・ウィジャヤ(シンガポール、世界512位※予選勝ち上がり)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)〈21-16,21-16〉ガブリエラ・ストエバ/ステファニ・ストエバ(ブルガリア、世界16位)、福万尚子・與猶くるみ(世界9位)〈25-23,21-15〉福島由紀・廣田彩花(世界22位)、松尾静香・内藤真実(世界12位)〈21-12,21-14〉フ・リンファン/チャン・シンティエン(台湾、世界248位※予選繰り上がり)

【混合ダブルス】 リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界5位)〈21-19,16-21,18-21〉数野健太・栗原文音(世界19位)

 

準々決勝の対戦カード(※これ以降、14日更新の世界ランクを反映)

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界1位)対ウン・カロン(香港、世界16位)

ティエン・ホウウェイ(中国、世界7位)対ソン・ワンホ(中国、世界10位)

ワン・ツェンミン(中国、世界12位)対ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界56位※予選勝ち上がり)

リン・ダン(中国、世界4位)対トミー・スギアルト(中国、世界9位)

【女子シングルス】

カロリナ・マリン(スペイン、世界1位)対山口茜(世界11位)

ラッチャノク・インタノン(タイ、世界2位)対ポーンティップ・ブラナプラサーツク(タイ、世界19位)

ホー・ビンジャオ(中国、世界15位)対ツァン・ベイウェン(米国、世界36位)

ソン・ジヒョン(韓国、世界7位)対スン・ユ(中国、世界14位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)対リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界9位)

フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界4位)対ギデオン・マルクス・フェルナルディ/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界14位)

ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界5位)対園田啓悟・嘉村健士(世界18位)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界2位)対リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ(中国、世界13位)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対松尾静香・内藤真実(世界10位)

ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界4位)対デラ・デスティアラ・ハリス/ロシタ・エカ・プトリ・サリ(インドネシア、世界47位)

チョン・ギョンウン/シン・スンチャン(韓国、世界6位)対福万尚子・與猶くるみ(世界9位)

グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界3位)対チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、世界14位)

【混合ダブルス】

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界2位)対クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、世界7位)

コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界3位)対リュウ・ユーチェン/タン・ジンフア(中国、世界82位※予選勝ち上がり)

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界5位)対プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界8位)

数野健太・栗原文音(世界19位)対ワン・イーリュ/チェン・チンチェン(中国、世界77位)

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