Japanese women display their solid strength in doubles

オーストラリアンオープンSS2回戦、日本勢はシングルス6人が全員敗退したが、ダブルスは女子が高橋礼華・松友美佐紀組、前田美順・垣岩令佳組、松尾静香・内藤真実組の3ペア、男子は早川賢一・遠藤大由組がベスト8に勝ち残った。とりわけ女子は、いずれも第2ゲームの失点を1ケタに抑える快勝で、強さを印象付けた

Mami NAITO-Shizuka MATSUO

Mami and Shizuka seem to enjoy their partnerships

松尾・内藤組は、タイのトップペアに成長したサプシリー・タエラナッチャイ/プティッタ・スパジラクン組と対戦。4月のシンガポールオープンSSで昨年末の全日本総合選手権を制した福万尚子・與猶くるみ組を破るなど油断できない相手だが、堅いレシーブを軸に、攻撃への移行もスムーズで、序盤から着実に点数を積み重ねて第1ゲームを取る。第2ゲームは相手の戦意を喪失させ、わずか3点に抑え込んで完勝した

松尾・内藤組は試合後、BadPaL の取材に応じ、「思ったより自分たちのプレーの形が悪くない」と、会心の勝利を笑顔で振り返った。初対戦だった相手の情報については、内藤選手がビデオで見て松尾選手に伝えた。逆に松尾選手は最近、「考えすぎてしまう」ため、対戦相手のビデオをあえて見ないようにしているという。「相手のプレーを想定して大まかな戦略は立てるが、あとはコート内で状況に応じて動く。それがうまくいっている」と話す2人、準々決勝に向けても、「不安よりも、今の自分たちがどれくらい通用するか、楽しみ」と語った

Reika-Miyuki

Reika / Miyuki’s offensive style did work well for this match

前田・垣岩組の相手は,ペアとしては4度目の対戦となるタイのクンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン 組。前回対戦した昨年のインドネシアオープンSSプレミアではファイナルゲームまでもつれており、「長い試合になることを予想していた」(前田)というが、この日は日本ペアの攻撃が冴え、ストレート勝ち。とりわけ第2ゲームは21-8と圧倒した

前田選手は、BadPaL に対し、「第2ゲームで点差が開いたのは、打った後の準備が遅れるといった第1ゲームの反省を踏まえ、攻撃を次、次とつなげていけたのが要因では」と述べた。垣岩選手は「2ゲーム目はこうきたらこう返す、といった具合に先を見越した目的があり、集中できていた。1ゲーム目の反省点を2ゲーム目で修正することができたのは収穫」と胸を張った 準々決勝の抱負を聞くと、「今日うまくいったからといって、明日も同じようにうまくいくか分からない。シャトルの飛びや体調の変化など、その日その日で変わる状況の下、100%を出せたらいいと思う」(前田)。「準々決勝ではさらにスピードが上がると思うので、持ち味のラリーにもちこめたら」(垣岩)と答えた

Ayaka-Misaki

World No.1 beat German quite comfortably

高橋・松友組は、昨年5月のユーバー杯で一度だけ顔を合わせたドイツペアと対戦した。「様子をみていたわけではないが、相手のプレーに慣れていない」(高橋)こともあり、第1ゲームは終盤まで競り合う。しかし第2ゲームに入ると、「五輪レースに出てくる選手は、誰が来ても弱くない」(松友)と警戒は怠らないものの、自分たちのプレーにしっかり修正を加え本来の力を発揮すると、相手を寄せ付けず21-8と快勝した

高橋・松友組に次の韓国戦を踏まえ、相手が誰であろうと自分たちのプレーをすれば勝てるという自信をさらに深めたのでは、と問うと、「(逆に)相手に対戦を嫌がられるような存在になっていきたい」(高橋)ときり返し、積み重ねてきた実績に裏打ちされた確かな自信をうかがわせた

ENDO-HAYAKAWA

ENDO / HAYAKAWA managed to overcome difficult situation

男子ダブルスの早川・遠藤組は、スディルマン杯で世界ランク1位の韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組を破るなど予想を上回る活躍をしたマレーシアのゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン組に第1ゲームを奪われる。第2ゲームも中盤までリードを許し嫌な流れとなるが、12-15から連続得点を決め流れを呼び戻すと、ファイナルゲームも15-15から抜け出すことに成功。初めて対戦した昨年9月のアジア大会で敗れた相手にリベンジを果たした

遠藤選手は BadPaL の取材に答え、「緊張から、ゲームへの入りが硬かった。リラックスしてというのは無理な話だが、もう少し入り方を考えられたのでは。苦しい時に(早川選手と)互いを鼓舞するような言葉を掛け合った結果、たまたまよい流れになった。(今大会で取り組んでいる言葉の掛け合いで)流れを変えられた」と試合を振り返った

早川選手は、「2ゲーム目途中まで触ればミスばかり。これまでだったら、安全策で手を出さなくなっていた。しかし今回は、遠藤選手の『大丈夫』という声掛けにこちらからも声を返すことで自信を得て、手を出し続けることができ、そこから遠藤選手が決めてくれるなど、うまくいった」と述べた

Kento

Kento lost to WONG WingKi

シングルス陣はこの日、相次いで敗れた。男子のエース、桃田賢斗選手は、香港ウォン・ウィンキ選手と初対戦。第1ゲーム前半はリードするが、後半逆転され、いったんは追いつくも逃げられる。第2ゲームに入ると疲れからか動きが止まり、復調してきたウォン選手に一気に押し切られた

桃田選手は試合後、BadPaL に対し、前日話していた、大会前に足の治癒に専念していたことによるフィジカル面の不安が出たことを認めた。朝起きた時から体が重く、「それでも、第1ゲームを取れれば何とかなると思っていたが、逆に相手を乗せてしまった」と話した。ただ、こうなるのはある程度覚悟していたこと。「次週のインドネシアオープンでは回復の余地あり」と、さばさばした表情で視線を次に向けた

Takuma

Takuma missed three match point opportunities

男子シングルスもうひとりの勝ち残り、上田拓馬選手は、タイのベテラン、ブーンサック・ポンサナ選手を第2ゲーム、マッチポイント(20-17)まで追い詰める。しかし、上田選手の「チャレンジ」が主審に見逃される不運もあり、5連続得点を許してこのゲームをひっくり返されると、ファイナルゲームも落として、五輪レース初戦で痛い黒星を喫した

Akane

Akane admits she needs to step-up

いずれも格上との対戦となった女子シングルスでは、山口茜選手が昨年12月のSSファイナル準々決勝で敗れた韓国ソン・ジヒョン選手に挑んだ。第1ゲームは中盤以降、19-18までリードするが、決め手に欠き、逆転で落としてしまう。第2ゲームは前半競り合うも、後半に入り引き離されると、追いかけることはかなわず13-21で敗退となった

山口選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、「誰が相手の時でもそうだが、出だしはいいが、後半同じパターンに慣れてこられると、取られる時のプレッシャーからミスしてしまう」と答えた。そうした局面で、戦略を変えるだけの引き出しは自分にまだない、という。また第2ゲームの点差は、「第1ゲーム後半から気持ち的に疲れてしまい、立て直しができず試合に乗っていけなかった結果」と振り返った。これでソン選手には3連敗(いずれもストレート負け)となったが、「前回対戦時に比べ、ショットは取れるようになったと思う」と指摘。その上で、体の疲れはそれほどでもないとし、次週インドネシアオープンで挑戦を続ける意向を示した

Keigo-Naoko

Keigo / Naoko lost to World No.3 again but enjoyed the match

日本勢最後に登場した混合ダブルスの園田啓悟・福万尚子組は今大会第2シード、世界ランク3位インドネシアのタントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル組に挑み、第1ゲームを奪う。しかし第2ゲームを17-19まで詰め寄りながら落とすと、ファイナルゲームは元世界チャンピオンに地力の差を見せつけられ、敗退した

福万選手は BadpaL に対し、「ナッチル選手の前衛にプレッシャーを感じてしまい、前に出られなかった」と敗因を語った。園田選手は、「ファイナルゲームまでいくと相手の思うつぼになる。第2ゲームまでに勝てるようにしないと」と課題を挙げた 敗れたとはいえ、世界トップペアを相手に潜在力を見せた2人、一緒に練習する機会をもっと作りたいかと聞くと、「2人は合っているので、シンプルに互いの役割を果たせるようになればよい。そうすればインドネシアには勝てると思う」と言い切った。混合ダブルスでの勝利への欲は出てきたかと問うと、うなずいた上で、「混合は楽しい」と声を揃えた

日本選手2回戦の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(世界8位)〈17-21,6-21〉ウォン・ウィンキ(香港、世界26位)

上田拓馬(世界25位)〈21-17,20-22,15-21〉ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界30位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】

ソン・ジヒョン(韓国、世界7位)〈21-19,21-13〉山口茜(世界11位)

ワン・イーハン(中国、世界8位)〈21-13,21-17〉高橋沙也加(世界15位)

リ・シュエリ(中国、世界2位)〈21-16,21-14〉三谷美菜津(世界17位)

ミッシェル・リ(カナダ、世界16位)〈21-11,11-21,21-7〉橋本由衣(世界32位)

【男子ダブルス】

早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈19-21,21-16,21-16〉ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界19位)

平田典靖・橋本博且(世界13位)〈18-21,19-21〉ルー・カイ/リュウ・チェン(中国)

ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界5位)〈21-16,21-14〉数野健太・山田和司(世界20位)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)〈21-18,21-8〉バージット・ミシェルズ/イサベル・ヘルトリッチ(ドイツ、世界41位)

前田美順・垣岩令佳(世界6位)〈21-12,21-8〉クンチャラ・ウォラビチッチャイクン/ドゥアンアノン・アルンゲーソン(タイ、世界26位)

松尾静香・内藤真実(世界15位)〈21-12,21-3〉サプシリー・タエラナッチャイ/プティッタ・スパジラクン(タイ、世界17位)

【混合ダブルス】

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)〈18-21,21-17,21-11〉園田啓悟・福万尚子(世界137位※予選勝ち上がり)

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準々決勝の対戦カード(※これ以降、28日更新の世界ランキングを反映)

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界1位)対ウォン・ウィンキ(香港、世界24位)

ティエン・ホウウェイ(中国、世界10位)対ラジフ・オウセフ(イングランド、世界29位)

ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク、世界3位)対ワン・ツェンミン(中国、世界7位)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界9位)対ブーンサック・ポンサナ(タイ、世界32位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】

リ・シュエリ(中国、世界2位)対ソン・ジヒョン(韓国、世界7位)

カロリナ・マリン(スペイン、世界3位)対ワン・イーハン(中国、世界8位)

ベ・ヨンジュ(韓国、世界12位)対ミッシェル・リ(カナダ、世界15位)

サイナ・ネワル(インド、世界1位)対ワン・シーシャン(中国、世界6位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)対早川賢一・遠藤大由(世界6位)

ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界5位)対フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界7位)

チュウ・ツィハン/リュウ・シャオロン(中国、世界8位)対クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界212位※予選勝ち上がり)

コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界11位)対ルー・カイ/リュウ・チェン(中国)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対コ・アラ/ユ・ヘウォン(韓国、世界22位)

グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界7位)対ティエン・チン/タン・ジンフア(中国)

前田美順・垣岩令佳(世界6位)対マー・ジン/タン・ユエンティン(中国、世界10位)

クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界5位)対松尾静香・内藤真実(世界14位)

【混合ダブルス】

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界2位)対コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界8位)

リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界5位)対チェ・ソルギュ/オムヘウォン(韓国)

ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界4位)対リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界13位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)対クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、世界7位)

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