オーストラリアンオープンスーパーシリーズ(SS)が26日、シドニーで開幕し、日本勢は初日、男子シングルスの西本拳太選手と混合ダブルスの園田啓悟・福万尚子組がそれぞれ予選2試合を勝ち抜き、本戦に進んだ

このうち海外のSS初出場の西本選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、「ジャパンオープンとは試合会場の雰囲気などが違い緊張した。最初の試合は相手(マレーシア選手)が途中棄権してくれて助かった」と苦笑い。韓国選手との2試合目は「第2ゲームまでに決めたかったが、きつかった。ただ上位大会SSに出られる機会はそんなにないので、後悔しないように自分から仕掛けていった」と述べた。今大会の目標を聞くと、「(順当にいけば2回戦で当たる)中国リン・ダン選手と対戦すること。そのためにも1回戦は勝ちに行く」と強調した

園田、福万両選手は混合ダブルスでのプレーを、「コートカバー力」(園田)、「前衛や読み」(福万)といった、それぞれメーンとする男子ダブルスと女子ダブルスに活かせる技術と経験の取得につなげたいとしながらも、「やるからには混合でもリオ五輪を目指す」と意気込みを語った

一方、独自にスポンサーを得てペア再結成を先ごろ発表したマレーシアのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組が予選に臨み、復帰戦初日を白星で飾った。体が絞り切れているとは言い難いものの、ディフェンス力は健在。タイのクラブ「グラヌラ」でコーチを務めていた9月に30歳になるクー選手のスタミナが、本戦を勝ち抜いていくためのカギとなる。1回戦では、園田啓悟・嘉村健士組と対戦する
日本選手1回戦の対戦カード
【男子シングルス】 桃田賢斗(世界8位)対ウェイ・ナン(香港、世界21位)、フ・ユン(香港、世界12位)対佐々木翔(世界17位)、田児賢一(世界18位)対ラジフ・オプセフ(イングランド、世界29位)、スー・ジェンハオ(台湾、世界24位)対上田拓馬(世界25位)、シュエ・ソン(中国、世界23位)対西本拳太(世界165位※予選勝ち上がり)
【女子シングルス】 奥原希望(世界10位)対ミッシェル・リ(カナダ、世界16位)、山口茜(世界11位)対イップ・プイイン(香港、世界22位)、高橋沙也加(世界15位)対キム・ヒョンミン(韓国、世界35位)、三谷美菜津(世界17位)対ティー・ジンイ(マレーシア、世界58位)、ソン・ジヒョン(韓国、世界7位)対佐藤冴香(世界25位)、ラッチャノク・インタノン(タイ、世界6位)対橋本由衣(世界32位)、スン・ユ(中国、世界9位)対今別府香里(世界33位)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界6位)対ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア、世界12位)、キム・サラン/キム・ギジョン(韓国、世界10位)対平田典靖・橋本博且(世界13位)、園田啓悟・嘉村健士(世界15位)対クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界214位※予選勝ち上がり)、数野健太・山田和司(世界20位)対サワン・セラシン/マシュー・チョウ(オーストラリア、世界85位)、金子祐樹・井上拓斗(世界37位)対ルー・カイ/リュウ・チェン(中国)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界14位)、前田美順・垣岩令佳(世界6位)対ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン(マレーシア、世界11位)、シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、世界8位)対松尾静香・内藤真実(世界15位)、グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界7位)対福万尚子・與猶くるみ(世界32位)
【混合ダブルス】 コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界8位)対早川賢一・松友美佐紀(世界20位)、フィリップ・チュウ/ジェイミー・スバンディ(アメリカ、世界24位)対園田啓悟・福万尚子(世界137位※予選勝ち上がり)