
アジア選手権2日目、男女シングルスと男子ダブルスの2回戦が行われ、日本の世界ランク上位4人がドイツオープンGPゴールド以来2カ月ぶりに顔を揃えた女子シングルスで、4番手の三谷美菜津選手(世界18位)と3番手の高橋沙也加選手(世界15位)が、一歩先を行く奥原希望(世界10位)、山口茜(世界11位)両選手の前で意地を見せた
三谷選手は台湾パイ・ユーポ選手を相手に、第1ゲームを落とし、第2ゲームも19-20とマッチポイントまで追い込まれながら、あきらめず、持ち味の粘りを発揮し逆転勝ちした。また、4人の中で唯一B代表である高橋選手は、上位大会スーパーシリーズ(SS)に出場できず、下位大会を転戦しながら何とかランキングを維持してきた今シーズンここまでのうっぷんを晴らすかのような快勝で3回戦に進んだ
これに対し、1番手の奥原選手は相手棄権による不戦勝で次戦に進んだが、2番手の山口選手は、昨年末にアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催されたSSファイナルで初めて対戦し勝利した強豪、中国ワン・イーハン選手にこの日は完敗。姿を消した
男子ダブルスでは、日本2番手の平田典靖・橋本博且組が、今大会第3シードで通算対戦成績2勝4敗と負け越している中国チュウ・ツィーハン/リュウ・シャオロン組に挑んだ。第1ゲームを先取され、第2ゲームは奪い返したものの、ゲームカウント1対2で敗れた。世界ランク下位のインドペアにストレート勝ちした早川賢一・遠藤大由組、不戦勝の園田啓悟・嘉村健士組は3回戦へ駒を進めた
大会3日目は、女子ダブルスと混合ダブルスの2回戦と、男女シングルスと男子ダブルスの3回戦が行われる
日本選手2回戦の結果(※男女シングルスと男子ダブルスのみ)
【男子シングルス】 佐々木翔(第8シード)〈棄権〉H.S.プラノイ(インド)
【女子シングルス】 高橋沙也加〈21-13,21-9〉イップ・プイイン(香港)、ワン・イーハン(中国、第6シード)〈21-13,21-7〉山口茜、三谷美菜津〈16-21,22-20,21-11〉パイ・ユーポ(台湾)、奥原希望〈棄権〉ナンサル・タマン(ネパール)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(第4シード)〈21-15,21-17〉ジェリー・プラナーブ/アクシャイ・デウォーカー(インド)、チュウ・ツィーハン/リュウ・シャオロン(中国、第3シード)〈21-17,18-21,21-13〉平田典靖・橋本博且、コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、第5シード)〈棄権〉園田啓悟・嘉村健士
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日本選手2回戦(女子ダブルス)と3回戦(男女シングルスと男子ダブルス)の対戦カード
【女子ダブルス2回戦】 高橋礼華・松友美佐紀(第1シード)対パイ・ユーポ/スー・ヤチン(台湾)、前田美順・垣岩令佳(第3シード)対マー・ジ ン/タン・ユエンティン(中国)、松尾静香・内藤真実対ネギン・アミリポア/ハジアガ・ソラヤ・アガエイ(イラン)
【男子シングルス3回戦】 佐々木翔(第8シード)対バハエディーン・アーマド・アルシャニク(ヨルダン)
【女子シングルス3回戦】 リ・シュエリ(中国、第1シード)対三谷美菜津、サイナ・ネワル(インド、第2シード)対奥原希望、ラッチャノク・インタノン(タイ、第7シード)対高橋沙也加
【男子ダブルス3回戦】 早川賢一・遠藤大由(第4シード)対リー・チュンヘイ/チャン・ユンルン(香港)、園田啓悟・嘉村健士対パティパット・チャラードチャリーム/ワンナワット・アンプンスワン(タイ)