Can Japanese shuttlers shine again in 2015 ?

日本ナショナルチームA代表の本格始動に合わせ、昨年末に開催されたスーパーシリーズ(SS)ファイナルで BadPaL が出場した9選手に聞いた、2014年の総括と2015年の抱負を紹介する

Ayaka-Misaki

【WD】 Ayaka TAKAHASHI / Misaki MATSUTOMO

◆高橋礼華・松友美佐紀

【世界ランク】(2014年初)4位→(同年末)2位※最高位1位(10月30日~11月26日)

【2014年戦績】SSファイナル優勝(UAE)、SS優勝1回(日本)、アジア大会準優勝(韓国)、SS準優勝4回(マレーシアP、オーストラリア、デンマークP、香港※P=プレミア)、SSベスト4・3回(全英P、シンガポール、中国P)

2014年に最も躍進を果たした高橋・松友組。SS(ファイナル除く)だけを見ても、12大会中8大会でベスト4に残り、そのうち5大会で決勝まで進む抜群の安定感。2013年まで一度も果たせなかったSS優勝も6月、東京で成し遂げた。そしてSSランク1位で臨んだ12月のSSファイナルでは、決勝で五輪/世界選手権チャンピオンの中国ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組をストレートで下し、堂々初優勝を飾った

確かな成長を実感できた年――。そう話す両選手が取り組んできた課題は、中国をはじめとする強豪相手に打ち負けないパワーアップが主体かと思いきや、2人の口をついて出てきたのはともに前衛でのプレー。一度は世界ランク1位に上り詰めた2人だが、真の世界1位のイメージは彼ら、と公言してやまない中国ユー・ヤン/ワン・シャオリ組のプレーを目標にする。元々前衛の松友選手は、ユー・ヤン選手やツァオ・ユンレイ選手ら中国ペアの前衛との差と指摘される、つなぐだけでなく前で決めるショットを磨いている。高橋選手は、得意とする後衛から前衛に回ったとき、同じ後衛のワン・シャオリ選手の動きや待ち方を参考にしている。ただ、世界選手権を2回制覇している彼らに勝つため、真似るだけではなく、徐々に独自性も加味していく

2016年リオデジャネイロ五輪の出場権をかけた五輪レースの始まる2015年、まずはレースに入る5月より前に、もう一度、SSでの優勝を狙う。とりわけSS開幕戦となる3月の全英オープンへの強い意欲を示す。また、自信と期待を抱いて臨みながら、2013、14年と2年続けて自分たちのプレーを出せずに早い段階で敗退した8月の世界選手権で結果を残したいと意気込む

TAGO2

【MS】 Kenichi TAGO

◆田児賢一

【世界ランク】(2014年初)5位→(同年末)8位※最高位3位

【2014年戦績】SS準優勝1回(インドネシアP)、SSベスト4・3回(マレーシアP、韓国、日本)

2014年は前半好調で世界ランクを3位にまで上げる。しかし、ケガで欠場した10月のデンマークオープンの後、フレンチオープン、チャイナオープン、香港オープンと、シーズン最後の3大会続けて1回戦負けで大ブレーキ。2011年から連続出場していたSSファイナルも、田児選手自身、出られないと思っていたが、ギリギリのところで拾われた

5月の男子国・地域別対抗戦トマス杯で優勝した直後から、次で真価が問われると考えていた。その意味では、6月のジャパンオープンとインドネシアオープンで、続けてベスト4、準優勝という結果を残せたことは良かった。ただ、その直後のオーストラリアオープンへの出場を回避し自ら体を休めてしまったことは、今になって思うと失敗だった

2015年は、(5月にスタートする)五輪レースに注目が集まるのは分かるが、特に意識せず自分のペースでやりたい。まずはSS初戦となる3月の全英オープンに注力する。今年最も試合をしたい相手はやはりリー・チョンウェイ選手(マレーシア)。彼のいないSSファイナルは何か違う。一方、最も倒したい相手は、2年半ぶりの対戦となった9月のアジア大会で敗れた中国リン・ダン選手。ほかに、桃田選手や13歳の奈良岡功大選手など、伸びてきている日本の若手に夢を与えるため、今の自分にしかできないこともやっていきたい

Kento

【MS】 Kento MOMOTA

◆桃田賢斗

【世界ランク】(2014年初)17位→(同年末)13位※最高位11位

【2014年戦績】SSベスト4・1回(フランス)

日本初の快挙となったトマス杯優勝の立役者として脚光を浴びた桃田選手だが、2014年前半は、個人戦で思うように勝てなくなった悩みを口にしていた。全勝したトマス杯直後のジャパンオープンとインドネシアオープンで続けて1回戦負けするなど、不安定さを露呈。ただシーズン終盤、フレンチオープンでベスト4、チャイナオープンでベスト8と結果を残したことで、SS12大会のみを対象にしたSSランクで田児選手を上回る6位に入った

上位8選手によるSSファイナルへ初めて出場することができたが、年内にシードの取れる世界ランク8位以内を目標としてきたので、満足はしていない。そのSSファイナルへは、全日本総合選手権のタイトルを取って臨むつもりで、負けてもやもやした気持ちをひきずったまま入ってしまった部分がある。2015年も前年以上の結果を残し、SSファイナルへ戻ってきたい。2014年は集中して臨めた試合と、時差による睡眠不足などが影響して淡々と負けた試合に分かれたが、五輪レースでは命取りになる

Akane

【WS】 Akane YAMAGUCHI

◆山口茜

【世界ランク】(2014年初)87位→(同年末)12位※最高位12位

【2014年戦績】SS準優勝1回(中国P)、SSファイナル・ベスト4(UAE)

17歳の山口選手にとって2014年は、アジアジュニア選手権と世界ジュニア選手権を制する一方、SS12大会中10大会に出場し、シニアの国際ツアーへの本格参戦を果たした年となった

ジュニアとシニアの大会で感じる違いは、簡単なミスが少ないこと。ナショナルチームに入りアップした攻撃力も、日本では通用するが、上位の国際大会では相手に簡単に後ろまで返される。シニアの大会を回ってみて、2週連続のSSと、初戦からトップ選手ばかりとぶつかるSSファイナルは、体力的にきつかった。ただ結果として、2014年は思っていた以上のものができて楽しく、いろんな意味で成長できた。世界トップの選手とも一通り当たったが、やりにくいと思った相手は、タイ・ツーイン(台湾)やラッチャノク・インタノン(タイ)など、独特の動きを持つ選手。逆に中国選手は、勝ち負けは別にして、むしろやり易い

2015年のシーズンに向けての抱負は、2014年は1回戦負けの大会も多かったので、2015年はそれぞれの大会で前年の結果を上回りたい。五輪レースへの意識はまだない。注目がさらに高まってきているが、これまで通りマイペースでやれる自信はある

ENDO-HAYAKAWA

【MD】 Hiroyuki ENDO / Kenichi HAYAKAWA

◆早川賢一・遠藤大由

【世界ランク】(2014年初)6位→(同年末)3位※最高位2位

【2014年戦績】SS準優勝2回(全英P、フランス)、SSベスト4・2回(マレーシアP、インド)、SSファイナル・ベスト4(UAE)

2014年前半は全英オープン準優勝をはじめ、勢いで良かった。ただ、後半失速。それでも1年間シードを保ち、SSで2回(全英とフレンチオープン)決勝に進めたことは評価できる。決して気が緩んだわけではないが、5月のトマス杯優勝後、6月のジャパンオープンとインドネシアオープンで1回戦負け。その後も8月の世界選手権と10月のデンマークオープンで2回戦負けと不振が続いた要因は、無意識のうちに守り気味になり、リスクを取ることを恐れたミスしないプレーをしてしまっていたこと。しかし11月のフレンチオープンで、いったんこれまでと違うプレーをすることで、再び元の自分たちのプレーと同時に、自信を取り戻すことができた

2015年は五輪レースを意識するより、レース中のSS優勝が目標。強豪国に比べると練習時間などでは劣る。そのため現在の練習環境下で、意識や質の部分を貪欲に高めていかないと

MAEDA-kAKIIWA

【WD】 Miyuki MAEDA / Reika KAKIIWA

◆前田美順・垣岩令佳

【世界ランク】(2014年初)9位→(同年末)5位※最高位5位

【2014年戦績】SS準優勝1回(日本)、世界選手権・ベスト4(デンマーク)、SSベスト4・2回(マレーシアP、デンマークP)

9選手の中で現在、最も壁を感じているのは前田・垣岩組だろう。ともに後衛を得意とする2人は攻撃型プレーで勝ち進み、世界ランクの推移だけ見ればこの1年で順調に上昇。8月の世界選手権では銅メダルを獲得した。ただ10月のフレンチオープン辺りから、いったん相手に主導権を握られると、流れを変えることができないまま一気に押し切られる負けが目立つようになった

球の種類(攻撃のパターン)が少なく、1つのことしかできなくなっている。自分たちに余裕がない時でも、ガツガツ行くだけでなく柔らかい球出しもできるようにならないと。サイドバイサイドのままとどまってしまう状況から前に詰めるなど、どちらか一方ではなく、両方ともがゲームメーカーの役割も果たせるように。前回の五輪レースでは、別々のペアながらともに出場権を勝ち取った2人だが、新たなレースの始まる2015年は、もう一度体を作り直すところから再スタートを切る

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