
アジア優勢のバドミントン界にあって、世界で勝てる数少ないヨーロッパ選手として長く世界のトップで活躍し続け、昨年末、36歳で現役を引退したデンマークのピーター・ゲード氏が、先ごろエキシビション参加のために訪れたフィリピンで、BadPaL がアジアで2011年3月以降実施している、東日本大震災の被災者支援活動「PRAY&PLAY for JAPAN」に協力してくれた
震災発生から2年半が経過した2013年9月11日に紹介するゲード氏は、「母国デンマーク以外で住みたい国をあげるなら日本。なぜそこまで好きかって?伝統や忠義など、理由を上げればきりがない」と公言してはばからないほど、日本に対し好意を抱いている
初めてのフィリピン訪問で多忙なスケジュールの中、わずかに見つけた自身のトレーニング時間の合間に、PRAY&PLAY の取り組みに賛同してくれた
昨年12月、自国で開催されたコペンハーゲンマスターズを最後に、長い現役生活にピリオドを打ったゲード氏は現在、海外転戦続きで選手の時にはなかなか持てなかった2人の娘とともに過ごす時間を楽しんでいる。ただやはりバドミントンからは離れられないようで、引退前に決めていた通りナショナルチームからは距離を置きながらも、若手の指導のほか、自身のトレーニングも続けているという
現役時代には、1994年の世界ジュニア選手権男子ダブルス優勝を皮切りに、数々の国際タイトルを手にしてきた。欧州選手権5度の優勝を誇るヨーロッパを代表する選手として、タウフィック・ヒダヤット(インドネシア、32歳※昨年6月引退)、リー・チョンウェイ(マレーシア、30歳)、リン・ダン(中国、29歳)というアジアの3強とともに、四天王として長く男子シングルスのトップに君臨してきた。オリンピックにはシドニー、アテネ、北京、ロンドンと4度出場。世界選手権では金メダルこそないものの、銀メダル1回、銅メダル4個を獲得。ジャパンオープンでも1998年と99年の2度、優勝している
PRAY&PLAY for JAPAN は、主としてスポーツ愛好家を対象に、チャリティーTシャツの購入を通じた義援金の提供に加えて、このTシャツを着てスポーツすることで、被災者に対する 思いを周囲に広く伝えることを呼び掛けるもの。これまでにアジアで、トップ選手のほか、多くのスポーツ愛好家から賛同が寄せられている
Former World No.1 singles player, Peter GADE of Denmark supports BadPaL’s charity activity for victims of Earthquake/Tsunami, ‘PRAY&PLAY for JAPAN‘