世界バドミントン連盟（ＢＷＦ）は22日、８月５日に中国・広州で開幕する世界選手権の組み合わせ抽選会を行った。まず、７月18日付の最新の世界ランキングを基に、各種目上位16選手／ペアまでがシード枠に入り、その後、ランク下位の選手が割り振られた
日本からは最終的に、男子シングルス３人、女子シングルス４人、男子ダブルス２組、女子ダブルス４組、混合ダブルス２組が出場権を獲得。初戦不戦勝となった女子シングルスの三谷美奈津選手と廣瀬栄理子選手、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組と末綱聡子・前田美順組を除き、１回戦の対戦相手が決まった
なお、ロンドン五輪で２大会連続の金メダルを獲得後、ほとんど大会に出場せず世界ランクを41位（４月25日時点）まで落とし、ワイルドカード（特別枠）により出場権を得た男子シングルスの中国リン・ダン選手は、第１シードのマレーシア、リー・チョンウェイ選手とは別の山に入った。順当にいけば、田児賢一選手が２回戦でぶつかる。また佐々木翔選手は、１回戦を突破すれば、次の相手が第２シードの中国チェン・ロン選手となる
日本選手の１回戦対戦カード（カッコ内の順位は、出場資格獲得の最初の基準となった４月25日時点の世界ランク）
【男子シングルス】 田児賢一（世界９位、第５シード）対エリック・パン（オランダ、世界38位）、佐々木翔（世界15位）対アリステア・キャセイ（スコットランド、世界131位）、上田拓馬（世界19位、第16シード）対チェン・アシュトン・ヨンツァオ（シンガポール、世界58位）
【女子シングルス】 高橋沙也加（世界18位）対ティー・ジンイ（マレーシア、世界47位）、アプリラ・ユスワンダリ（インドネシア、世界25位）対今別府香里（世界34位★７月19日付繰り上がり） ※三谷美奈津（世界10位、第８シード）と廣瀬栄理子（世界11位、第11シード）は２回戦から登場
【男子ダブルス】 平田典靖・橋本博且（世界12位）対リノ・ムニョス／ロペス・アンドレス（メキシコ、世界104位） ※早川賢一・遠藤大由（世界４位、第４シード）は２回戦から登場
【女子ダブルス】 三木佑里子・米元小春（世界37位★６月10日付繰り上がり）対マデレイン・ステープルトン／アナ・ランキン（ニュージーランド、世界129位）、脇田侑・江藤理恵（世界40位★６月10日付繰り上がり）対チエン・ユーチン／ウ・ティジュン（台湾、世界75位） ※高橋礼華・松友美佐紀（世界２位、第３シード）と末綱聡子・前田美順（世界10位、第６シード）は２回戦から登場
【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀（世界16位）対ジャクブ・ビトマン／アルズベタ・バソワ（チェコ、世界74位）、コナ・タルン／アシュウィニ・ポンナッパ（インド、世界26位）対橋本博且・前田美順（世界105位★６月10日付繰り上がり）
ＢＷＦの規定に基づき、４月25日付世界ランキングで当初、世界選手権への出場資格を得ていた日本選手は以下の通り
【男子シングルス】 田児賢一、佐々木翔、上田拓馬
【女子シングルス】 三谷美菜津、 廣瀬栄理子、高橋沙也加
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由、平田典靖・橋本博且
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀、松尾静香・内藤真実（※）、末綱聡子・前田美順
【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀、平田典靖・前田美順（※）
ここから出場の意思確認の作業が段階的に進められ、まず、既にペアを解消している女子ダブルスの松尾・内藤組と混合ダブルスの平田・前田組が出場辞退（※）という形で外れた。同様の作業が各国・地域でも行われ、発生した欠員を補充するためのリザーブリストをＢＷＦが提示。１種目につき最大４つまでという国・地域別の出場枠制限の下、リザーブリスト上位の選手が順次、出場者リストに繰り上げられた
とりわけ女子シングルスの今別府選手は、７月15日になって、ドイツバドミントン協会との確執からナショナルチームを離れたユリアン・シェンク選手が出場を辞退。さらに、マレーシアのチェア・ソニア・スヤ選手が練習中の負傷によりやむなく出場を断念したことから、同月18日にＢＷＦから招待を受け、ギリギリのところで滑り込んだ
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