東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国による男子団体戦「アシアタ(AXIATA)カップ」。バドミントンでは初の試みとなるホーム&アウェイ方式による準決勝が3月30日~4月1日に行われ、インドネシアA「ガルーダ」がマレーシアA「タイガー」に、インドネシアB「ラジャワリ」がマレーシアB「レオパルド」にそれぞれ連勝し、決勝に進んだ

このうち、クアラルンプールで1日に行われた事実上の決勝戦、インドネシアA対マレーシアAの注目は、全英オープンで痛めた右肩を治療中の男子シングルス世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手が地元で強行出場を果たすかの一点にあった。しかし、残り4カ月を切ったロンドン五輪への影響を考慮して出場回避を決定。これに合わせて男子ダブルスのエース、クー・ケンケット/タン・ブンヒョン組も欠場したことで、男子シングルスに五輪出場圏内のシモン・サントソ選手(世界9位)とタウフィック・ヒダヤット選手(世界11位)、男子ダブルスに実力者同士のペア、モハンマド・アーサン/ヘンドラ・セティアワン組(世界6位/世界12位)を投入したインドネシアが、地元ジャカルタに続いて敵地クアラルンプールでも勝ち、決勝進出を決めた
もう1つの準決勝は、同じくインドネシアとマレーシアの若手中心のチーム同士の対戦となったが、国際大会への出場経験で勝るインドネシアがホーム、アウェイともに完勝した
アシアタカップ初の栄冠は、オーストラリアオープングランプリ(GP)ゴールド(4月3~8日)の後、13、15両日にインドネシアの2チームの間で争われる