オランダのバドミントンファンが、バドミントン協会とヨネックスに向けて異例のアピールを行った。内容は、今月15~20日に地元アムステルダムで開催される国別対抗の欧州選手権(European Mixed team championships)に主力4選手が出場できるよう訴えるもの 対象となっているのは、男子シングルスのディッキー・パルヤマ選手(世界ランク23位)とエリック・パン選手(世界38位)、女子シングルスのヤオ・ジエ選手(世界14位)とジュディス・ミューレンディクス選手(世界28位)。いずれもオランダのトップ選手だが、ミューレンディクス選手がデンマークのFORZA、そのほかの3選手が英国のカールトンをスポンサーに付けており、オランダバドミントン協会が用具提供契約を結ぶヨネックスと異なる オランダの代表として大会に出場するには契約上、ユニフォームをはじめ、ヨネックスの用具一式を使用しなければならず、スポンサー間の兼ね合いで4選手は出場機会を奪われる。そのため、とりわけ欧州30カ国余りが参加する地元開催の今大会で国内ベストの選手による試合とメダル獲得を期待するファンは、4選手の出場を可能にするため、それぞれのラケット使用とストリングス部分のブランドロゴ掲載だけでも認める寛大な措置(オプション)を協会とヨネックスに求めている
Club League in Indonesia and China
旧正月を迎え、華人系国民を抱えるアジアの国・地域で新たな1年がスタートした。2月は年間を通じて行われるバドミントン国際大会のサーキットの谷間に当たるため、アジアのトップ選手はそれぞれ独自の形で始動する インドネシアでは、20~26日の日程でインドネシアバドミントンスーパーリーグ(IBSL)が開催される。国別対抗戦トマス・ユーバー杯の形式で行われる国内クラブ対抗戦で、男女それぞれ8つのトップクラブがプライドと優勝賞金3億ルピア(約3万3,000ドル)を懸けて戦う。1チーム2人の外国人選手枠まで設けたこのリーグは2003年に立ち上げられた。しかしその後、スポンサーの確保や開催時期の調整で難航しなかなか実施に踏み切れず、2007年にようやく第1回を開催。今年が2回目となる 参戦するのはジャルム(Djarum)、ジャヤラヤ・スルヤナガ(Jaya Raya Suryanaga)、タンカス・アルファマート(Tangkas Alfamart)、SGS、ムティアラ(Mutiara)、ムシカ(Musica)といったインドネシアを代表するクラブ。ちなみに、インドネシアのスタープレーヤー、タウフィック・ヒダヤット選手はSGSでプレーする 外国人選手の確保は各クラブが個別に接触し、報酬を中心とした条件を決定する。今年は、2月からナショナルチームを離れプロとなったムハンマド・ハフィズ・ハシム選手(マレーシア)のほか、◆ブーンサック・ポンサナ選手(タイ)◆グエン・ティエンミン選手(ベトナム)◆パク・ソンファン選手(韓国)◆ウォン・チューンハン選手(マレーシア)◆イップ・プイイン選手(香港)◆シンタ・ムリアサリ/ヤオ・レイ組(シンガポール)◆チェン・ウェンシン/チェン・ユーチン組(台湾)――などに、各クラブから助っ人の依頼が出ているとされる
Editorial Note in January
1月に行われた、スーパーシリーズ(SS)ファイナル台北、マレーシアオープンSS、韓国オープンSSプレミア。これら3つ大会の取材中に見つけた幾つかの出来事について紹介する 【1】ファンサービス : SSファイナルという大きな大会を今回初めて招致した台湾。関係者が昨年、日本を訪れジャパンオープンの運営方法を視察するなど事前の準備を進めた結果、 大会運営を支障なくこなした。また、これまではほぼ地元台湾選手限定だった試合後の記者会見も、通訳を立てて外国選手にも対応し、海外メディアの評判も上々。さらに、大会スポンサーのビクター以外のブランドを使用していても、上位に進出した選手にはサイン会に出てもらい、地元ファンとの交流の機会を設けていたのは、ある意味、新鮮だった 【2】コーチ : マレーシアオープンSSでは、世界ランク1位、地元の英雄リー・チョンウェイ選手の師であるナショナルコーチ、ミスブン・シデク氏 に注目が集まった。
Super Dan crushes World No.1 again
韓国オープンSSプレミア決勝、試合会場である1988年ソウル五輪の体操競技スタジアムには、自国の選手が決勝に勝ち上がったこともあり、準決勝までを上回る数の観客とメディアが集まった 注目の男子ダブルス決勝は、韓国のチョン・ジェソン/イ・ヨンデ組が会場の大声援をバックに、世界ランク1位のマシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組(デンマーク)から第1ゲームを21-6と大差で奪う。第2ゲームは、序盤こそ競り合いになるも、インターバル後はチョン/イ組が徐々に点差を広げ21-13で勝利。昨年に続く韓国オープンSS2連覇を達成した チョン/イ組は試合後、ラケットのほかに、人気のイ・ヨンデ選手が試合で着用していたシャツまで観客席に投げ込むパフォーマンスを見せた イ選手はインタビューで、難しい試合になると予想していたが、観客の応援が勝利の後押しをしてくれたとコメントした。また、今大会の優勝賞金が9万4,800ドルと前回の約4倍に跳ね上がったことについては、チョン選手が「2連覇に集中しており、賞金のことはあまり考えなかった。これから使い道を考えよう(笑)」と述べた 男子シングルスは、昨年11月のアジア競技大会決勝以来となる世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手(マレーシア)と、北京五輪や世界選手権などのメジャータイトルを総なめにしてきたリン・ダン選手(中国)の直接対決が実現した。最後に顔を合わせたアジア大会では、リン・ダン選手がフルゲームの末に勝利し、初のアジア大会チャンピオンの栄冠に輝いた
Korean delivers 1 good news for fans
韓国オープンSSプレミア準決勝、地元期待の男子ダブルス、チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組が、今大会第2シードのクー・ケンケット/タン・ブンヒョン組(マレーシア)をフルゲーム(20-22,21-9,21-10)の末に破り、決勝進出を決めた 韓国を代表するバドミントン選手であるチョン、イ両選手が試合後、それぞれのラケットを観客席に投げ込むと、会場からはこの日一番の歓声が上がった。この大会のスポンサーであるビクターは、チョン/イ組を含む韓国ナショナルチームに用具提供を行っている