圧倒的な強さでインドネシアオープンスーパーシリーズ(SS)プレミアを制し、来月ロンドンで開催される世界選手権のタイトル奪取に照準を定める男子シングルス世界ランク1位、リー・チョンウェイ選手(マレーシア)が1日、地元企業の招きを受けフィリピン入りした
Category: Philippines
ChongWei to come to Manila
7月1~2日に開催されるフィリピンの国内ダブルス大会「FDGカップ」〈http://fdgcup.com/〉に、マレーシアのリー・チョンウェイ選手(男子シングルス世界ランク1位)とクー・ケンケット選手(男子ダブルス世界4位)が特別ゲストとしてやってくる
Battle of Clubs and Brands
フィリピンの新しい試み PBaRS (Philippines Badminton Ranking System) の第1戦が終了した フィリピンバドミントン協会(PBA)のあり方をめぐり、当地関係者の間に長く存在する確執を一部乗り越え、ナショナルチームとそれ以外のトップクラブの選手が同じ舞台で競い合う貴重な機会となった今大会、オープンクラスの結果だけ見れば、男子ダブルスと混合ダブルス以外の3種目でナショナルメンバーではない選手が優勝した
New System under New Leadership
フィリピンで、昨年末ごろから導入が取り沙汰されてきた新しいランキングシステム「PBaRS (Philippines Badminton Ranking System)」が正式に始動した 当初の計画からは2カ月遅れとなったが、このほど、フィリピンオリンピック委員会(POC)、フィリピンスポーツ委員会(PSC)、フィリピンバドミントン協会(PBA)の関係者が集まり、記念の式典が行われた(PBaRS 関連記事 https://badpal.wordpress.com/2010/12/06/challenge-for-next-generation/) マニラ市のショッピングモール内広場で19日に開かれた式典には、新たにPBA会長に就任するジェジョマル・ビナイ副大統領、長年務めてきた会長職から退き名誉職となるアメリタ・ラモス元大統領夫人、POCのホセ・コファンコ会長、国内で過去3度開催されたフィリピンオープングランプリ(GP)ゴールドの冠スポンサー企業トップで昨年、政界入りを果たしたアルフレド・ベニテス下院議員らが出席した。当地では一部に対立もあり、バドミントン関係者のトップが一堂に会するのは極めてまれで、新たなチャレンジに向けた一歩前進を内外に印象付けた
Reshuffle of Troubled Association
長く問題を抱えていたフィリピンバドミントン協会(PBA)が、幹部メンバーを入れ替えて再出発することになった 国内外で、「フィリピンにはバドミントン協会が2つ存在する」と揶揄されてきたことに象徴されるように、協会内部には根強い対立があり、協会そのものに対する不信につながっていた。しかしこのほど、バドミントン協会会長を務めるラモス元大統領夫人、アメリタ・‘ミン’・ラモス氏が自ら退任の意向を表明。同時に、対立軸に名前の上がっていたエロール・チャン氏も協会から離れる旨を記した書簡を送った こうして協会再編に向けた道筋ができた背景には、3人の重要な人物の存在がある。1人は昨年5月の総選挙で当選したジェジョマル・ビナイ副大統領。残る2人は、国内通信最大手トップの実業家マヌエル・V・パンギリナン氏(通称MVP)と、娯楽企業トップで下院議員に当選したばかりのアルフレド・ベニテス氏(通称アルビー)だ いずれも自ら定期的にラケットを握るバドミントン愛好家で、とりわけMVPとアルビーの両名はそれぞれ、ゴルフの米国・欧州対抗戦「ライダーカップ」にヒントを得たバドミントンのアジア・欧州対抗戦「MVPカップ」、世界バドミントン連盟(BWF)公認の「フィリピンオープン・グランプリ(GP)ゴールド」という国際大会の国内開催を実現させるなど、バドミントン界に大きく貢献してきた