タイの代表6人には、2000年シドニーから数えて4度目のオリンピックとなる30代のベテランから、初出場の17歳まで、幅広い年齢層の選手がそろった 今、最も勢いがあり上位進出が期待されるのは、混合ダブルスのスッケー・プラパカモン/サラリー・トゥントーンカム組。このペアではアテネ(2回戦敗退)、北京(2回戦敗退)に続く3度目のオリンピックだが、サラリー選手は、シドニーで女子ダブルスと混合ダブルスにも出場しており4度目となる。
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FIVE from India : Asian shuttlers in London (4)
インドの五輪代表選手は、男子ダブルスを除く4種目に合わせて5人で、男女シングルス2人のみだった前回から大きく増えた。インド国内では特に、2大会連続出場のサイナ・ネワル選手のメダル獲得に大きな期待が寄せられている 世界トップに立ち並ぶ中国勢のメダル独占を阻止できる選手の筆頭に位置付けられるネワル選手は4年前、18歳で出場した北京五輪で3回戦に勝ち進み、第4シードのワン・チェン選手(香港)を下す金星を上げ、インド女子初の五輪ベスト8入りを果たす。
FOUR from HongKong : Asian shuttlers in London (3)
香港は4人をロンドンに送り込む。このうち唯一、オリンピックを経験しているのが女子シングルスのイップ・プイイン選手だ 20歳で臨んだ北京五輪は、第4シードに入ったチームの先輩、ワン・チェン選手(当時32)の陰に隠れる形で出場し1回戦負け。ロンドン五輪には当初、2007年から香港チームに加わった経験豊富な元中国ナショナルメンバー、ツォウ・ミー選手とともに出場することが有力視されていた。しかしツォウ選手が2010年9月、ドーピング違反で2年間の競技会出場停止処分を受けたことで事態は一変。
FOUR from Singapore : Asian shuttlers in London (2)
アジアの五輪代表を国・地域別に紹介する。2回目はシンガポール。シンガポールの代表は4人で、いずれもオリンピック初出場となる このうち最も注目されるのは、女子ダブルスのシンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ組。五輪出場資格を得た5月3日時点の世界ランク(13位)から判断するとメダルに近いとは言えず、出場16ペアが4ペアづつ4組に分かれて戦う予選リーグ突破(ベスト8入り)も決して楽観視できない。ただ、昨今の世界の女子ダブルス界で必要とされる強力な攻撃力を備えていて、上位大会スーパーシリーズ(SS)での優勝実績あり。
ONE from Vietnam : Asian shuttlers in London (1)
ロンドン五輪バドミントン競技の開幕(28日)まで2週間。アジアの代表を国・地域別に紹介する。1回目はベトナム ベトナムからはただ1人、男子シングルスのグエン・ティエンミン選手が出場する 4年前に続いて2度目のオリンピックとなるが、北京では初戦となった2回戦でファイナル負けと悔しい思いをしている。世界11位で臨むロンドンでは、世界ランク順に16組に分かれて行われる予選リーグを1位突破し決勝トーナメントへ進み、そこで1勝(ベスト8入り)するのが最初のハードルとなる