
ユース五輪・ブエノスアイレス大会のバドミントン競技は、7~9日で一次リーグを終え、奈良岡功大が決勝トーナメント(準々決勝)に進んだ
2010年シンガポール大会でスタートしたユース五輪。14年南京大会を経て、第3回はアジアから南米アルゼンチンに舞台を移した。6日の開会式翌日から始まったバドミントン競技(男女シングルス)は、出場資格を得た各国・地域代表の男子32人、女子31人が4人ずつ(一部3人)のグループに分かれ、まず総当たりの一次リーグを戦った
日本からは、2017年世界ジュニア選手権銅メダルの奈良岡(17)と、18年アジアジュニア選手権銅メダルの水井ひらり(18)が出場。第2シードの奈良岡は、男子グループHを3戦全勝で通過した。一方、水井は女子グループHに入ったが、ノーシードのため第2シードの中国ワン・ジューイと一次リーグ最終日に対戦。1ゲームを奪ったものの敗れ(10-21,21-17,16-21)、通算成績2勝1敗で一次リーグ敗退となった
10日から始まる決勝トーナメントは、各グループ1位の男女それぞれ8人によるノックアウト方式。男子は第1~8シードが順当に勝ち上がり、第2シードの奈良岡は初戦(準々決勝)、第8シードの台湾チェン・シャウチェンとぶつかる
日本勢不在となった女子は、第4、5、8シードが姿を消し、代わりにノーシードながら、アメリカ、ベトナム、シンガポールの選手がベスト8に割り入った
ちなみに前回、南京大会で実施された「混合ダブルス」(メダルも授与)は今回行われず、代わりに、出場全選手を8人ずつ(一部7人)8チームに分けての「リレー形式の団体戦」が、若い選手間の交流を推進するユース五輪ならではの試みとして新たに採用された
◆決勝トーナメント1回戦(準々決勝)の組み合わせ
【男子シングルス】
①クンラウット・ウィティサン(タイ、第1シード)対アルノー・シルヴァン・アンドレ・メルクル(フランス、第7シード)
②ニャット・グエン(アイルランド、第3シード)対リ・シーフォン(中国、第5シード)
③ラクシャ・セン(インド、第4シード)対イクサン・レオナルド・イマヌ・ルンベイ(インドネシア、第6シード)
④奈良岡功大(第2シード)対チェン・シャウチェン(台湾、第8シード)
【女子シングルス】
①ピッタヤポーン・チャイワン(タイ、第1シード)対ビビアン・サンドラ―ジ(ハンガリー、第7シード)
②ゴー・ジンウェイ(マレーシア、第3シード)対ヴ・ティアントゥ(ベトナム)
③ジェニー・ガイ(アメリカ)対ユエヤン・ジャスリン・フーイ(シンガポール)
④ワン・ジューイ(中国、第2シード)対ホワン・インシュアン(台湾、第6シード)