
ワールドツアー最上位に位置する「SUPER1000」3大会の1つ、中国オープンが18日、常州で開幕した。19日までに各種目1回戦を終え、日本勢は男子ダブルス陣が全滅した
3月の全英オープン、6月のインドネシアオープンと並び、ジャパンオープン(SUPER750)より格付けの高い大会で、賞金総額もジャパンオープンの70万ドルを上回る100万ドル。プロ意識の強いトップ選手は、高いモチベーションをもって参戦してくる
日本からは、ジャパンオープンを戦ったA代表全員のほか、B代表ながら昨年12月に世界ランク10位内にいた福万尚子・與猶くるみ組。さらに7月初めの世界ランクで15位に入り、世界バドミントン連盟(BWF)が上位大会への出場義務を課す選手群に加わった高橋沙也加が出場している
一方、世界ランクで見れば出場可能(※各種目の出場枠32)ながら、日本バドミントン協会の独自規定により、B代表の櫻本絢子・髙畑祐紀子組(世界10位)、三谷美菜津(同19位)、志田千陽・松山奈未組(28位)らはエントリーできず、同時開催の下位大会インドネシアマスターズ(SUPER100)に回った
18、19両日に行われた1回戦では、第3シードの園田啓悟・嘉村健士組をはじめとする日本男子ダブルス4ペアが相次ぎ敗退。早々に姿を消した
また、海外勢でも、地元で最も人気の高い男子シングルスのリン・ダン(中国)、女子シングルス第1シードのタイ・ツーイン(台湾)と第4シードのラッチャノク・インタノン(タイ)、男子ダブルス第4シードのツァン・ナン/リュウ・チェン組(中国)らが敗れる波乱含みの幕開け。前週、ジャパンオープン男子シングルス決勝で桃田賢斗と戦ったコシット・ペトプラダブ(タイ)も1回戦負けに終わった
日本選手1回戦の結果
【男子シングルス】
桃田賢斗(第3シード)<21-14,21-12>(フランス)ブリス・レベルデス
西本拳太<21-12,21-11>坂井一将
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)<21-18,17-21,21-13>常山幹太
【女子シングルス】
山口茜(第2シード)<23-21,12-21,21-15>(マレーシア)ゴー・ジンウェイ
奥原希望(第8シード)<21-12,21-13>(カナダ)ミッシェル・リ
高橋沙也加<21-18,21-9>(スコットランド)カースティ・ギルモア
チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)<21-17,21-9>佐藤冴香
大堀彩<21-11,21-18>(台湾)パイ・ユーポ
プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第3シード)<21-15,21-13>(リザーブ繰り上がり)川上紗恵奈
【男子ダブルス】
(第3シード)<22-20,15-21,15-21>ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア)園田啓悟・嘉村健士
(第7シード)<19-21,14-21>アンガ・プラタマ/リッキー・カランダスワルディ(インドネシア)金子祐樹・井上拓斗
アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(デンマーク、第8シード)<21-18,17-21,21-11>遠藤大由・渡辺勇大
タン・チアン/ホー・ジティン(中国)<21-16,18-21,21-18>小林優吾・保木卓朗
【女子ダブルス】
福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-16,14-21,26-24>(インドネシア)ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ/アンギア・シッタ・アワンダ
高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)<21-9,21-9>(ロシア)アリナ・デブレトワ/エカテリナ・ボロトワ
米元小春・田中志穂(第5シード)<21-4,21-5>(アメリカ)シドニー・リー/アリエル・リー
永原和可那・松本麻佑(第8シード)<21-14,21-11>(台湾)スー・ヤチン/ウ・ティジュン
<11-21,10-21>タン・ジンフア/ユー・シャオハン(中国)福万尚子・與猶くるみ
【混合ダブルス】
(インドネシア)<20-22,21-16,16-21>渡辺勇大・東野有紗ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ
タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第3シード)<21-7,21-16>金子祐樹・松友美佐紀
ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<21-17,21-12>(リザーブ繰り上がり)保木卓朗・米元小春
日本選手2回戦の対戦カード
【男子シングルス】
桃田賢斗(第3シード)対西本拳太
【女子シングルス】
山口茜(第2シード)対大堀彩
奥原希望(第8シード)対ポーンパウィー・チョチュウォン(タイ)
カロリナ・マリン(スペイン、第6シード)対高橋沙也加
【女子ダブルス】
福島由紀・廣田彩花(第1シード)対フェン・シュエイン/ドン・ウェンジン(中国)
高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)対リズキ・アメリア・プラディプタ/デラ・デスティアラ・ハリス(インドネシア)
米元小春・田中志穂(第5シード)対ツェン・ユー/ツァオ・トンウェイ(中国)
永原和可那・松本麻佑(第8シード)対キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国)
【混合ダブルス】
タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第3シード)対渡辺勇大・東野有紗