USオープン(SUPER300)は現地時間の12~17日、カリフォルニア州フラートンで開催され、2010年から続いていた日本勢の決勝進出が途切れた
国内の団体戦、全日本実業団選手権と日程が重なったため、シングルス2人、ダブルス1ペアという少数での参戦となった今年、まず、女子シングルス第2シードに入った佐藤冴香が、予選勝ち上がりの中国リ・シュエリにストレート(20-22,9-21)で敗れ、2回戦で姿を消した
ディフェンディングチャンピオンの大堀彩と女子ダブルス第1シードの福万尚子・與猶くるみ組は、順当に勝ち進み、ベスト4に入る。しかし準決勝で、大堀が第1シード、アメリカのツァン・ベイウェンに第2ゲーム、20-14のマッチポイントからまさかの逆転負け。福万・與猶組はノーシードの韓国ペアに、1ゲームも奪えず敗れた
日本勢は例年、この大会を得意としており、次の通り、2010年以降8年連続でファイナリストを輩出してきた。◆10年:(準優勝)脇田侑・江藤理恵◆11年:(優勝)佐々木翔(準優勝)佐藤冴香◆12年:(優勝)早川賢一・遠藤大由、高橋礼華・松友美佐紀/(準優勝)上田拓馬、今別府香里、廣部好輝・数野健太、早川・松友◆13年:(優勝)園田啓悟・嘉村健士/(準優勝)楠瀬由佳◆14年:(準優勝)伊東可奈◆15年:(優勝)奥原希望/(準優勝)佐藤冴香、栗原文音・篠谷奈留◆16年:(優勝)峰歩美、米元小春・田中志穂、小林優吾・永原和可那/(準優勝)常山幹太、川上紗恵奈、小林・保木卓朗、永原・松本麻佑◆17年:(優勝)大堀彩、金子祐樹・井上拓斗/(準優勝)永原・松本――。しかし今回、決勝進出者ゼロに終わった
日本選手不在の決勝では、中国勢が奮起し3種目を制覇。とりわけ女子シングルスは、リオデジャネイロ五輪準決勝時の負傷により長期の戦線離脱を余儀なくされたロンドン五輪金メダルのリ・シュエリが、4月の陵水チャイナマスターズ(SUPER100)に続いて、国際大会(個人戦)復帰2連勝を遂げた
準決勝の結果
【男子シングルス】
コシット・ペトプラダブ(タイ、第4シード)<19-21,21-15,18-21>イ・ドンクン(韓国)
マルク・カルヤウ(オランダ、第6シード)<21-13,23-21>アジャイ・ジャヤラム(インド)
【女子シングルス】
ツァン・ベイウェン(アメリカ、第1シード)<20-22,23-21,21-13>大堀彩(第4シード)
ミッシェル・リ(カナダ、第3シード)<17-21,17-21>リ・シュエリ(中国※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】
キム・ウォンホ/カン・ミンヒョク(韓国)<21-17,21-14>ニル・ヤクラ/ジェイソン・アンソニー・ホーシュエ(カナダ)
レン・シアンユ/オウ・シュエンイ(中国)<21-16,21-18>キム・ジェファン/チョン・ジェウク(韓国)
【女子ダブルス】
福万尚子・與猶くるみ(第1シード)<16-21,10-21>キム・ソヨン/キム・ヘジョン(韓国)
タン・ジンフア/ユー・シャオハン(中国)<21-17,22-20>ビビアン・フー/チョウ・メイクワン(マレーシア)
【混合ダブルス】
マルビン・エミル・シーデル/リンダ・エフレル(ドイツ、第4シード)<21-17,21-8>ベン・レーン/ジェシカ・ピュー(イングランド、第7シード)
マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ、第4シード)<16-21,14-21>チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第5シード)
決勝の結果
【男子シングルス】マルク・カルヤウ(オランダ、第6シード)<21-14,17-21,16-21>イ・ドンクン(韓国)
【女子シングルス】ツァン・ベイウェン(アメリカ、第1シード)<26-24,15-21,11-21>リ・シュエリ(中国※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】キム・ウォンホ/カン・ミンヒョク(韓国)<21-16,16-21,17-21>レン・シアンユ/オウ・シュエンイ(中国)
【女子ダブルス】タン・ジンフア/ユー・シャオハン(中国)<18-21,21-13,21-15>キム・ソヨン/キム・ヘジョン(韓国)
【混合ダブルス】マルビン・エミル・シーデル/リンダ・エフレル(ドイツ、第4シード)<19-21,15-21>チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第5シード)