
オーストラリアンオープンは12日、シドニーで準決勝が行われ、日本の女子がまた、「SUPER300」で2種目、決勝に進んだ
今シーズンより、大会の格付けがスーパーシリーズ(=SUPER500同等)から引き下げられ、賞金総額も、昨シーズンまでの75万米ドルから5分の1の15万米ドルへ大幅カット。直前になって、男女シングルスの第1シード、プラノイ・ハシーナ・スニルクマールとサイナ・ネワル(ともにインド)が欠場を決めたこともあり、出場選手の顔ぶれが寂しい大会となった
そんな中、日本は、ホスト国以外では多い部類に入る総勢22人(男子10人、女子12人※棄権除く)を送り込んだが、男子は、シングルス陣が2回戦までにすべて姿を消すなどナショナルチームのメンバーが振るわず。唯一、準決勝まで勝ち進んだ自費参戦の竹内義憲・松居圭一郎組が決勝進出をかけ、第2シード、インドネシアのアデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ組に挑んだが、ストレート負け。最終日には1人も残れなかった
一方、女子は堅実に強さを示し、シングルス2人、ダブルス2ペアがベスト4に入り、同国対決を制した峰歩美と、前週ニュージーランドオープンで優勝した櫻本絢子・髙畑祐紀子組のB代表3人が準決勝を突破、決勝へと駒を進めた
今年から新たにスタートした「HSBC・BWFワールドツアー」、その上から5番目(レベル5)に位置する大会群「SUPER300」の中で、オーストラリアンオープンは、シーズン全11大会中5大会目。日本勢はここまで、少数の若手のみのエントリーだった1戦目のタイマスターズを除き、◆スイス(高橋沙也加、仁平菜月、櫻本・髙畑)◆ドイツ(山口茜、金子祐樹・井上拓斗、福島由紀・廣田彩花)◆ニュージーランド(高橋沙、櫻本・髙畑)◆オーストラリア(峰、櫻本・髙畑)――と4大会続けてファイナリストを輩出しており、女子はそのすべてに含まれる
準決勝の結果
【男子シングルス】
ツァオ・ジュンペン(中国)<21-12,19-21,15-21>ルー・グアンズ(中国※予選勝ち上がり)
リー・チュクイウ(香港、第7シード)<14-21,15-21>ジョウ・ザーチ(中国※予選繰り上がり)
【女子シングルス】
チュン・ガンイ(香港、第3シード)<19-21,11-21>ツァイ・ヤンヤン(中国)
三谷美菜津(第4シード)<17-21,17-21>峰歩美(※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】
ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア、第1シード)<21-17,21-15>B.スミース・レディ/マヌ・アトリ(インド、第3シード)
アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア、第2シード)<21-17,21-11>竹内義憲・松居圭一郎
【女子ダブルス】
新玉美郷・渡邉あかね(第1シード)<16-21,17-21>イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、第4シード)
櫻本絢子・髙畑祐紀子(第2シード)<21-18,21-16>チェ・ユジョン/キム・ヘジョン(韓国)
【混合ダブルス】
チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第7シード)<21-16,25-23>ワン・ゼカン/リ・インフェイ(中国、第8シード)
チェ・ソルギュ/キム・ハナ(韓国、第5シード)<16-21,12-21>ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第5シード)
決勝の対戦カード
【男子シングルス】ジョウ・ザーチ(中国※予選繰り上がり)対ルー・グアンズ(中国※予選勝ち上がり)
【女子シングルス】ツァイ・ヤンヤン(中国)対峰歩美(※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア、第1シード)対アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア、第2シード)
【女子ダブルス】櫻本絢子・髙畑祐紀子(第2シード)対イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、第4シード)
【混合ダブルス】ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第5シード)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第7シード)