From Yonex to Victor, re-branded Denmark Open kicked off

今シーズンのスーパーシリーズ(SS)第9戦、デンマークオープンが17日、オーデンセで開幕した。ヨーロッパで開催される2つしかないSSプレミアの1つであるこの大会、今年から用具スポンサーがヨネックスからビクターに代わり、新たな装いでのスタートとなった

台湾の用具メーカー、ビクターにとって、ヨーロッパで開催される上位大会をスポンサーするのはこれが初めてで、BadPaL に対し、「新たな挑戦」との位置づけを示した。ビクターは6月、バドミントンデンマーク(デンマークバドミントン協会)と、この大会への用具提供とともに、ナショナルチームと向こう5年間のスポンサー契約を交わした。これに伴い、デンマーク代表選手は今後、欧州チーム選手権(2月、開催地カザン)、男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯(5月、開催地バンコク)など、団体戦では、ビクターのユニフォームを着て戦うことになる

18日までに行われた各種目1回戦を終え、日本勢は、小林優吾・松友美佐紀組が世界選手権・グラスゴー大会の銅メダリスト、クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック組(イングランド)リストにストレート勝ち。9月のジャパンオープンで初のSS決勝進出と、予想を大きく上回る活躍を見せた保木卓朗・廣田彩花予選が予選2試合に続いて本戦1回戦も突破するなど、混合ダブルスで気を吐いた

なお、ジャパンオープンで右ひざを負傷し棄権した、世界選手権女子シングルス金メダルの奥原希望選手、また世界選手権男子シングルス銀メダルのリン・ダン選手(中国)は、世界ランク上位選手に出場が義務付けられている今大会にエントリーしていたが、大会前日、出場を取りやめた

日本勢以外では、シード選手の敗退が相次ぎ、カロリナ・マリン(スペイン)、プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)、チェン・ロン、シー・ユーチ、ティエン・ホウウェイ(いずれも中国)らが早々に姿を消した

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】 坂井一将(世界32位※予選繰り上がり)<21-18,21-16>イーゴル・コエーリョ(ブラジル、世界36位※予選繰り上がり)、アナース・アントンセン(デンマーク、世界14位)<21-11,21-16>西本拳太(世界42位※予選勝ち上がり)、ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界1位)<21-8,21-11>上田拓馬(世界57位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】 山口茜(世界5位)<21-15,21-17>イップ・プイイン(香港、世界25位)、佐藤冴香(世界13位)<21-15,19-21,21-18>イ・チャンミ(韓国、世界32位)、ツァン・ベイウェン(アメリカ、世界11位)<12-21,21-16,21-17>三谷美菜津(世界20位)

※奥原希望は出場取りやめ

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界3位)<21-8,21-18>ショーン・ベンディ/ベン・レーン(イングランド、世界57位※予選勝ち上がり)、マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界1位)<21-16,19-21,21-10>小林優吾・保木卓朗(世界21位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)<-2棄権>ユリー・フィン・イプセン/リケ・スービー(デンマーク、世界32位)、福島由紀・廣田彩花(世界5位)<21-14,21-13>スー・ヤチン/ウ・ティジュン(台湾、世界18位)、米元小春・田中志穂(世界8位)<21-14,18-21,22-20>グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、世界46位)、福万尚子・與猶くるみ(世界9位)<21-13,21-12>マハデウィ・イスティラニ・ニ・ケトゥット/アンギア・シッタ・アワンダ(インドネシア、世界16位)

【混合ダブルス】 クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、世界5位)<17-21,24-26小林優吾・松友美佐紀(世界69位)、マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ、世界25位)<18-21,18-21保木卓朗・廣田彩花(世界84位※予選勝ち上がり)

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】 ウォン・ウィンキ(香港、世界16位)対坂井一将(世界32位※予選繰り上がり)

【女子シングルス】 山口茜(世界5位)対ツァン・ベイウェン(アメリカ、世界11位)、ホー・ビンジャオ(中国、世界8位)対佐藤冴香(世界13位)

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界3位)対アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(デンマーク、世界13位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対チェ・ユジョン/キム・ヘリン(韓国、世界ランクなし)、福島由紀・廣田彩花(世界5位)対ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン(中国、世界61位※予選勝ち上がり)、米元小春・田中志穂(世界8位)対ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、世界12位)、福万尚子・與猶くるみ(世界9位)対リー・メンイーン/チョウ・メイクアン(マレーシア、世界22位)

【混合ダブルス】 小林優吾・松友美佐紀(世界69位)対ニクラス・ノール/サラ・チューセン(デンマーク、世界66位※予選勝ち上がり)、ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、世界6位)対保木卓朗・廣田彩花(世界84位※予選勝ち上がり)

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