Japan’s B shuttlers show spirits in Sydney for preparation of World C’ships

スーパーシリーズ(SS)と同格の大会としては今年が最後となるオーストラリアンオープンがシドニーで開幕。21日に行われた各種目の1回戦では、SSへの出場機会が制限されるB代表で、8月の世界選手権出場を控える選手が気を吐いた

この日、最も光を放ったのが男子ダブルス日本3番手に位置する金子祐樹・井上拓斗組。初戦でいきなりリオデジャネイロ五輪銀メダリスト、マレーシアのゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン組とぶつかる厳しい組み合わせだったにもかかわらず、これを打ち破り、2回戦へと駒を進めた

同じく、B代表ながら自力で世界選手権への出場資格を手にしたシングルスの若手2人、常山幹太選手と大堀彩選手もそろって勝ち、8月、スコットランド・グランスゴーで対峙することになる世界ランク上位との対戦機会を残した

また、世界選手権には出場しないが、B代表の高橋沙也加選手は、日本以外では、足を負傷し五輪レースを断念せざるをえなくなった2015年10月デンマークオープン以来となるSS出場で、カナダの実力者ミッシェル・リ選手をストレートで破り、初戦突破。存在感をアピールした

A代表では、奥原希望選手がリオ五輪金メダル、スペインのカロリナ・マリン選手に勝利。肩の故障の不安を払しょくした後、今シーズンの一大イベントである世界選手権に向け独自に進めてきた筋力強化を含む復調の過程が順調にきていることを証明した

一方、前週のインドネシアオープンSSプレミアで活躍した佐藤冴香選手と坂井一将選手は、それぞれ1回戦負け、予選敗退と振るわなかった

 

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】 ワン・ツーウェイ(台湾、世界19位)〈21-23,19-21〉常山幹太(世界36位※予選繰り上がり)、ズルファドリ・ズルキフリ(マレーシア、世界32位※予選繰り上がり)〈21-18,21-19〉上田拓馬(世界60位※予選勝ち上がり)

【女子シングルス】 山口茜(世界4位)〈21-16,21-9〉チアン・メイフイ(台湾、世界25位)、カロリナ・マリン(スペイン、世界2位)〈12-21,19-21〉奥原希望(世界12位)、プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界3位)〈21-17,14-21,21-18〉佐藤冴香(世界17位)、三谷美菜津(世界18位)〈21-13,21-17〉スー・ヤチン(台湾、世界24位)、大堀彩(世界19位)〈21-11,21-15〉ナタリア・コッホ・ローデ(デンマーク、世界35位)、ミッシェル・リ(カナダ、世界43位)〈17-21,12-21〉高橋沙也加(世界50位※予選繰り上がり)

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界5位)〈22-20,21-6〉B.スミース・レディ/マヌ・アトリ(インド、世界29位)、小林優吾・保木卓朗(世界17位)〈21-16,21-14〉パキン・クナアヌヴィット/スパック・ジョムコー(タイ、世界144位※予選繰り上がり)、ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界4位)〈21-16,13-21,13-21〉金子祐樹・井上拓斗(世界21位)、リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界8位)〈21-13,17-21,19-21〉遠藤大由・渡辺勇大(世界30位)

【女子ダブルス】 米元小春・田中志穂(世界8位)〈21-9,21-5〉シルビナ・クルニアワン/ティファニー・ホー(オーストラリア、世界ランクなし)、福万尚子・與猶くるみ(世界11位)〈21-16,21-16〉サプシリー・タエラッタナチャイ/プティッタ・スパジラクン (タイ、世界12位)、ホワン・ドンピン/リ・インフェイ(中国、世界7位)〈棄権〉福島由紀・廣田彩花(世界14位)、ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン(マレーシア、世界13位)〈棄権〉栗原文音・東野有紗(世界83位)

※高橋礼華・松友美佐紀組は第1シード(不戦勝)で2回戦から

【混合ダブルス】 数野健太・栗原文音(世界14位)〈21-15,24-22〉サワン・セラシン/セトヤナ・マパサ(オーストラリア、世界53位)、プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界6位)〈21-11,21-19〉渡辺勇大・東野有紗(世界22位)、小林優吾・松友美佐紀(世界136位)〈21-17,21-14〉ワイチュン・ヒューゴ・リュン/ホキ・ヴェレナ・チム(オーストラリア、世界ランクなし※予選勝ち上がり)、チャン・ペンスーン/チア・イーシー(マレーシア、世界ランクなし)〈14-21,21-19,21-14〉保木卓朗・廣田彩花(世界ランクなし※予選勝ち上がり)

 

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】 シー・ユーチ(中国、世界4位)対常山幹太(世界36位※予選繰り上がり)

【女子シングルス】 山口茜(世界4位)対ヨー・ジアミン(シンガポール、世界62位※予選勝ち上がり)、奥原希望(世界12位)対三谷美菜津(世界18位)、チェン・ユーフェイ(中国、世界9位)対大堀彩(世界19位)、 ホー・ビンジャオ(中国、世界7位)対高橋沙也加(世界50位※予選繰り上がり)

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界5位)対小林優吾・保木卓朗(世界17位)、金子祐樹・井上拓斗(世界21位)対タン・フアイドン/チェン・チャム(オーストラリア、世界ランクなし※予選繰り上がり)、遠藤大由・渡辺勇大(世界30位)対チェ・ソルギュ/キム・ドクヨン(韓国、世界ランクなし※予選繰り上がり)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)対ツェ・インシュー/プーン・ロクヤン(香港、世界38位)、米元小春・田中志穂(世界8位)対アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ(インド、世界28位)、福万尚子・與猶くるみ(世界11位)対ユ・ヘウォン/キム・ヘリン(韓国、世界29位)、福島由紀・廣田彩花(世界14位)対栗原文音・東野有紗(世界83位)

【混合ダブルス】 数野健太・栗原文音(世界14位)対ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、世界21位)、タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、世界10位)対小林優吾・松友美佐紀(世界136位)

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