マレーシアオープンスーパーシリーズ（ＳＳ）プレミアが31日、クアラルンプールで開幕したが、ホスト国であるマレーシアのトマス杯準優勝チームが「崩壊」寸前となった
昨年５月、男子国・地域別対抗戦トマス杯に出場した10人のうち、第１シングルスのリー・チョンウェイ選手（写真左１番目）はドーピング違反に伴う暫定資格停止中で出場できず。第２、第３シングルスのチョン・ウェイフェン選手（左２番目）とダレン・リュー選手（右１番目）、さらに第４の男、ゴー・スーンフアト選手（左４番目）は相次ぎ予選１試合目で敗れ去った
ダブルス陣は、フーン・ティエンハウ（右２番目）、タン・ブンヒョン（右３番目）、リム・キムワー（左３番目）の３選手が既にナショナルチームを離れ、今大会にはエントリーしていない。混合ダブルスをメーンとするチャン・ペンスーン選手（右５番目）は、パートナーが膝を手術し、暫時戦線離脱していたためランキングが足らず、出場資格を得られなかった
結局、日本と優勝を争ったトマス杯メンバー10人のうち、自国で開催される上位大会ＳＳプレミアの本戦のコートに立てるのは、ゴー・ウェイシェム選手（左５番目）とタン・ウィーキョン選手（右４番目）のペアだけ。これに、いずれも予選から勝ち上がったナショナルチームに属さない男子シングルスのズルファドリ・ズルキフリ選手と、混合ダブルスのウォン・ファイイン選手の２人を加え、マレーシアの男子で１回戦に登場するのはわずかに４人
女子は、シングルス７人が予選で全滅。ダブルスは予選から登場の３組はすべて姿を消したが、本戦出場の権利を得ていたウーン・ケーウェイ／フー・ビビアン・カームン組、アメリア・アリシア・アンシェリー／スーン・フィエチョ組、リム・インルー／リー・メンイーン組の６人と、混合ダブルス予選勝ち上がりのチョウ・メイクアン選手が、地元観客の期待に応えるべく、あすから戦うことになる
一方、日本勢は初日、前週のインドオープンＳＳに続きペアとして出場２大会目となる混合ダブルスの園田啓悟・福万尚子組が勝ち上がった。しかし、インドでベスト４入りを果たした女子シングルスの橋本由衣選手は敗れ、本戦出場を逃した
日本選手１回戦の対戦カード
【男子シングルス】 桃田賢斗（世界15位）対ブーンサック・ポンサナ（タイ、世界38位※予選勝ち上がり）、チェン・ロン（中国、世界１位）対上田拓馬（世界23位）、ウォン・ウィンキ（香港、世界24位）対田児賢一（世界28位）
※佐々木翔選手は出場取りやめ
【女子シングルス】 山口茜（世界13位）対カリン・シュナーゼ（ドイツ、世界24位）、奥原希望（世界14位）対イップ・プイイン（香港、世界26位）、ラッチャノク・インタノン（タイ、世界８位）対三谷美菜津（世界18位）
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由（世界５位）対ウラジミール・イワノフ／イワン・ソゾノフ（ロシア、世界11位）、ツァイ・チアシン／リー・シェンム（台湾、世界３位）対平田典靖・橋本博且（世界12位）、キム・サラン／キム・ギジョン（韓国、世界15位）対園田啓悟・嘉村健士（世界16位）
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀（世界２位）対ユー・シャオハン／オウ・ドンニ（中国、世界45位）、前田美順・垣岩令佳（世界５位）対チャン・イエナ／チョン・ギョンウン（韓国、世界323位）、ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界７位）対福万尚子・與猶くるみ（世界46位）
【混合ダブルス】 ルー・カイ／ホワン・ヤチオン（中国、世界７位）対早川賢一・松友美佐紀（世界28位）、アンドレイ・アデスティア／ビタ・マリッサ（インドネシア※予選勝ち上がり）対園田啓悟・福万尚子（※予選勝ち上がり）
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